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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

米ドル/円を戻り売り。中国デモでリスクオフの円買いが進み、
月末の米ドル売りとも方向が一致している。ただ、12月は
今年儲かったトレーダーが慎重になり、大きく動きづらいか

2022年11月28日(月)15:33公開 (2022年11月28日(月)15:33更新)
西原宏一&大橋ひろこ

今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

中国で抗議デモが拡大、リスクオフへ

中国でゼロコロナ政策への抗議デモが拡大しています。


上海、北京、さらには新宿でも厳しい行動制限に反発するデモが起きています。

今朝(11月28日朝)は株が売られ、豪ドルも売られ、円が買われるリスクオフの動きとなっていますね。


香港ハンセン指数は3%安で始まっています。

世界の通貨VS円 30分足
世界の通貨VS円 30分足チャート

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 30分足

デモ隊は「習近平は退陣せよ」と要求しています。最高指導者を名指しで批判するのは極めて異例。


iPhoneを製造するフォックスコン・テクノロジーでも抗議行動が広がっていて、鄭州工場での11月iPhone生産は30%減になるとの報道も。


「天安門事件の前夜のようだ」との声も聞こえてきました。

今日はリスクオフ的な動きが続いていますが、今年(2022年)は、こうしたアジア時間でリスクオフ的な反応が長続きしない傾向があります。


アーリーロンドンまでは続いても、ニューヨークで否定されることも多いため、もう少し様子を見たいですね。

習近平政権が抑え込みに失敗すると、中国発の金融ショックが起きるかもしれません。「ブラックスワン(※)」のひとつですね。

(※編集部注:ブラックスワンとは、黒い白鳥のように、ありえないと思われるが実際に起きるとインパクトの大きなイベントのこと)

月末の米ドル売りとリスクオフの円買いは、米ドル/円が下落する方向と合っている

中国デモで、米ドル/円は138円台半ばまで落ちてきました。


リスクオフもありますが、やはり米金利に追随しているのだろうと思います。

その米金利は上値が重くなってきました。

米金利の低下とともに米ドル/円も下がるのでしょうが、今週(11月28日~)は月末週。


今月末は米ドル売りになるとのレポートが出ています。


中国発のリスクオフで米ドルが買われているため、ユーロ/米ドルや豪ドル/米ドルはややこしいのですが、米ドル/円に限っては、月末の米ドル売りとリスクオフの円買いで方向が一致します。

米ドル/円 30分足
米ドル/円 30分足チャート

(出所:TradingView

株式市場も今月(11月)は上がっていたため、利食いが入りやすいですね。

木曜日からは実質的に「2023年相場」の始まり

木曜日(12月1日)からは12月入りです。例年、12月になると来年(2023年)の予想が発表され、それを先取りする動きが12月中に出てくる


実質的に2023年相場入りするのが木曜日とも言えます。

来年の予想はどうなっていますか?

今のところ多いのは米ドル売り。米金利がトップアウトし、米ドルがじわじわ下がるのだろう、との予測です。


ターゲットは、米ドル/円で130円程度、オーバーシュート気味に125円、ユーロ/米ドルは1.1000ドルと、それほど値幅はないですね。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

ユーロ/米ドル 週足
ユーロ/米ドル 週足チャート

(出所:TradingView

今週の予定を見ると、木曜日にISM製造業景況指数とPCEデフレーター、金曜日(12月2日)に米雇用統計です。


注目は、11月30日(水)深夜に予定されるパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演ですね。


株式市場が楽観に傾いていたので、タカ派的な発言で冷まそうとするかもしれません。

今年のパウエルさんは、市場が強気に傾けば冷ますし、弱気なら温めてとコントロールしている印象ですからね。

米ドル/円は戻り売り。ただ、今年儲かったトレーダーは収益を落としたくないので慎重になり、大きな動きになりづらいかも

原油市場では週末、12月4日(日)にOPECプラス(※)の会合が開かれます。


先週(11月21日~)、ウォール・ストリート・ジャーナルが「サウジ、OPECプラス増産を検討 最大で日量50万バレル」との観測を流して、WTI原油が急落する場面もありました。


直後にサウジアラビアが否定するコメントを出して切り返し、長い下ヒゲとなりました。


足もとでは、中国をはじめ世界の景気後退懸念が原油市場の上値を抑えています。

(※編集部注:「OPECプラス」とは、OPEC(石油輸出国機構)にOPEC非加盟の主要産油国を加えた枠組みのこと)

米国がベネズエラへの経済制裁を緩和し、シェブロンに原油の採掘再開を認めるとの報道もありましたね。

ベネズエラの原油生産量は、日量300万バレルに達したこともありますが、現在は日量70万バレルにまで減少しています。


制裁の緩和で、生産量は徐々に増えていくと思われますが、3年にも及ぶ制裁の間は、メンテナンスや設備投資が行われていませんでした。


以前の生産量を回復するには時間がかかると見られますが、ベネズエラの生産復帰自体は原油の売り材料


今週もし、OPEC絡みで原油を上げさせるニュースが出ても、売り場にされそうです。

今週の戦略ですが、米ドル/円の戻り売りでいいのではないでしょうか。


ただ、12月に入ると、今年儲かっているトレーダーは収益を落としたくないので慎重になる


今年は儲かっているトレーダーが多いでしょうし、大きな動きにはなりづらいかもしれません。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

(構成/ミドルマン・高城泰)

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