ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

今井スーパーバナー
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

【2023年のFX予想】日銀ショックの次の、大きな流れの
変化は2月から4月くらいに起きる。米ドルの戻り売りが
基本戦略! 米ドル/円は大きめに戻っても133円台程度か

2022年12月22日(木)11:43公開 (2022年12月22日(木)17:19更新)
今井雅人

GMOクリック証券はFX取引高世界1位! ザイFX!限定で5000円もらえる

日銀ショックは大きく、米ドル/円は137円台から一気に130円台まで7円近く急落

 今年(2022年)最後の日銀政策決定会合で、黒田総裁がやってくれました。YCC(イールドカーブコントロール)の変動幅を拡大するという決定を今回行いました。

 これまで、何度も憶測が流れて、その度に変更を頑なに拒んできていた黒田総裁が、とうとうここで動きました。

黒田日銀総裁写真

今年最後の日銀政策決定会合で、YCCの変動幅拡大が決定された。これまで、何度も憶測が流れて、その度に変更を頑なに拒んできていた黒田日銀総裁が、とうとうここで動いてきた (C)Bloomberg/Getty Images

 まさか、このタイミングでやるとはほとんど誰も考えていなかったため、そのショックは大きく、米ドル/円は137円台から一気に130円台まで7円近く急落しました。

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足チャート

(出所:TradingView)

★ザイFX!と、今井雅人氏がタッグを組んで為替情報を配信する「ザイFX!プレミアム配信 with 今井雅人」では、実践的な売買アドバイスをメルマガで配信! メルマガ登録後10日間無料です。

日銀のYCC変動幅拡大が、実質的な利上げと言われるのはなぜ?

 ここで、一応、基礎的なことを確認しておきます。

 YCCはイールドカーブコントロールの略で、日銀が2016年9月に導入した「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の枠組みの1つです。

 端的に言えば、日本の国債10年物の利回りを一定水準にとどまるように、国債の売り買いを実施する政策です。

 従来は、±0.25%の幅の中に入るように水準を決めていました。つまり−0.25%から+0.25%の0.5%幅に収めるということです。

 これを今回±0.5%に変動幅を広げました。これがなぜ実質的な利上げと言われるのか?

 現在、世界各国はインフレ抑制のため金利を引き上げてきています。加えて日本も物価が上昇してきました。

 そうなれば、普通、長期金利は上昇するのが自然な流れです。その流れを人為的に抑えてきていたわけです。

 ですから、10年物国債の利回りは上限の0.25%に張り付いていました。

その壁を0.5%にまで上げたということなので、その分の金利上昇を容認したということです。実際、現時点で0.47%程度にまで一気に上昇しています。

次の大きな流れの変化は、2023年2月から4月ぐらいにかけて起きてくる

 さて、これまでこのコラムでは、米国の利上げの終焉が見えてきたことを背景に、米ドル高相場は終わったとの見方をお伝えしてきました。

【※関連記事はこちら!】
米ドル/円の戻り売りを継続。米利上げは後2回!? 米ドル高には戻らず、上値が重いレンジ相場へ。上限は137円台、下限は134円程度か、もう少し下もありそう(12月15日、今井雅人)
米ドル/円での米ドル安リスクが、一番高いと言えるワケは?リスクは130円前後。米ドル買いポジションが一番大きく、米国以外の利上げによる、米ドル安圧力を受けるのは日本(12月1日、今井雅人)
米ドル/円は137円台から141円台、ユーロ/米ドルは1.02ドル台から1.05ドル台のレンジを想定。FOMC議事録で利上げや米ドル高の終焉を確信したが、一気に米ドル安にもならない(11月25日、今井雅人)

今回、これに日本側の要素も加わりました。流れは完全に変わりました

 ただ、これで一気に米ドル安方向に向かうかと言えば、そうではないと思います。とりあえず、大きな金利環境の変化は、これで一服してしまったからです。

 おそらく、次の大きな流れの変化は、来年(2023年)の2月から4月ぐらいにかけて起きてくると思います。

1月31日(火)から2月1日(水)には2023年最初のFOMC(米連邦公開市場委員会)があります。ここでの利上げが0.5%なのか0.25%なのかが最初のポイントです。

 そしてその時に、ターミナレートがいくらぐらいになるか、かなりはっきりします。

 さらに、4月初旬には黒田日銀総裁が交代します。この時、政府と日銀で合意している内容を変更する可能性があります。そうするとまた大きなうねりができてくると思っています。

 逆に言うと、それまでは、流れを作るほどの決定的な材料は出てこないのではないかと考えています。

★ザイFX!と、今井雅人氏がタッグを組んで為替情報を配信する「ザイFX!プレミアム配信 with 今井雅人」では、実践的な売買アドバイスをメルマガで配信! メルマガ登録後10日間無料です。

戻りをうまく待ちながら、米ドルショートを基本戦略に。米ドル/円の戻りは大きめに考えても133円台程度か

 米ドル/円の週足のチャートを見ていただきたいのですが、130円近辺が重要なポイントであることが視覚的にわかると思います。一目均衡表の雲上限にも近づいてきました。チャート的にもいいところまで下落してきているということです。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView)

 とはいえ、どちらにリスクがあるかと言えば、やはり米ドル安方向です。下がってきたから買ってみようかという安易な考えを持つと怪我をする可能性があります。

戻りをうまく待ちながら、米ドルショートを基本戦略でやることがポイントだと思います。米ドル円は、戻りは大きめに考えても133円台程度かと想定しています。

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足チャート

(出所:TradingView)


【ザイFX!編集部からのお知らせ】

ザイFX!でもおなじみの今井雅人さんからのレポートを受けて、ザイFX!が 配信する「ザイFX! FXプレミアム配信 With今井雅人(月額:5,500円(税込))」

ザイFX!プレミアム配信with今井雅人

 その日のニュースをコンパクトに解説し、今後の為替の値動きについての予測とともに、今井氏のポジションについても可能な限り配信する、実践型の有料メルマガです。

「ザイFX! FXプレミアム配信 With今井雅人」には10日間の無料体験期間がありますので、ぜひ一度体験していただき、みなさんのトレードの参考にしてみてください。

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
キャンペーンおすすめ10 ザイ投資戦略メルマガ jfx記事
キャンペーンおすすめ10 ザイ投資戦略メルマガ jfx記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る