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 昨日はユーロ円が上抜けした格好だ。ここ最近は激しい値動きの続いたユーロ円だったが、やはり何度も止められている142円台まで来ると大量のオファーに出会い、上げのスピードは失速。それが今回はうまくこなしたのだ。

 私ももちろん142円台に乗ってきたユーロ円を見ながら、ドル円をそろそろ売ろうと目論んでいた。しかしドル円が下がるチャンスがあったのは欧州序盤のほんの短い時間だけで、あとはひたすら堅調な展開となった。そしてついにはドル円が132円台の後半まで登り切ったのである。

 その間、格別に大きな材料が出たわけでもなく、ドル金利も落ち着いている。シーズナリー・パターンだと、いつもはリパトリとか何とか言って円買い材料にもなっている。年度内の最終取引日でもあったのだから。

 バー副議長が金融監督の落ち度を認めたことによって、今後の金融行政がタイト化することが予想される。これによって金融機関による貸し出しは抑制され、それが実質的な金融引き締めをもたらすだろうと言うのがパウエル議長の前回の会見での趣旨だ。それに基づいて今後の利上げも必要ないと言う意味ともなる。

 実際には利上げしなくても貸し出しスプレッドは拡大している。これまでがバブルだっただけで、金融を商うとしては貸出先によってスプレッドはつけてしかるべきだったのである。スプレッド拡大による資金調達のしにくさを低減するためにも、年内の利下げが叫ばれているのである。しかしそれは景気重視のスタンスであり、目下、進んでいるインフレは放置することを意味する。

日本時間 15時15分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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