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 昨日はドルの金利が低下した。これは年内２回の利上げについて、まだ確証が得られないということだ。雇用関連のデータからは十分に利上げを正当化するだけの材料を読み取れないと言うことであろう。ドル金利の低下は ドル相場そのものを押し下げた。

 先週まで145円台を狙っていたドル円だったが、ついに141円台の前半まで押し込まれた。しかもユーロドルも含めてドル相場は安値引けをしている。安値引けしたということは、まだまだドルが下がることを示唆しているのである。 

 ところでアメリカのダウ平均と日本の日経平均。これ30年ほど前まではダウが４ケタで、日経が５ケタであった。つまり圧倒的に日経平均の方が高かった時代が続いたのである。しかしそれが1990年代の後半から逆転をしてしまい、ひさしく定着したのだ。ここ20年のマーケットを見ている人は、ダウ平均よりも高い日経平均を目にする機会が無かったと思われる。

 それでもここ20年の間でも逆転してダウ平均が日経平均を下回るときが２回あった。一度目はニューヨークで飛行機が落ちたとき。もう一つはリーマンショックの時である。しかしそれも一時的なものであって、半年ももたなかった。

 先月に日経先物が33900円台まで上がったときは、日経平均がダウ平均に急接近したのである。これは過去のパターンからすると、またこれから徐々に乖離幅を拡げていくことになるのを示唆しているのか。つまり日本株はこれで頭打ちなのかと言うことである。

日本時間 15時00分

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