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 昨日は日本がお休みだった。中国のGDPが出て。それが市場予想よりも低いものとなった。対前年比だとゼロコロナ政策をしていた時期と比べるわけだから、大きく出てくるのは当然である。なのに予想よりも1％近くも下回ったのがサプライズだった。

 いろいろと理由は説明されているが、だとしたら間違った予想を出すなんてもと言いたいところだ。理由とされている不動産の不況や若年層の失業率の高さは、今年になって始まったことではないのだから。 

 中国の不振がいずれアメリカにも及ぶだろうということで、それをポジティブな理由に米国マーケットはリスクオンのかたちとなった。米国株は今年の最高値を更新してきており、利上げサイクルの打ち止めがほぼ確実視する方向に向かった。

 それでドル売りの流れができて、ユーロドルは再び今年の最高値を更新してきた。ドルの価値、すなわちドルインデックスとしては下がる傾向を示しているのに、ドル円だけは明確に下げることはなかった。

 むしろニューヨーク時間に入ると1円近くもショートカバーし、139円台のミドルまで値を戻している。最終的にはドル円もそこからまた１円くらい落ちてきて、ドル安ということで歩調を合わせた感じだ。

 私は日本が休みということもあったので、自分も休もうと決めていた。それで何も手を出すことはなかったのだが、やっていたらドル円を突っ込み売りしていただろう。そしてショートカバーの段階で損切りさせられていたことだろう。

 ドル円がストレートに下がらなくなってきたが、私としてはドル安の基調は変わらないとみている。どうしてもドルショートに構えたい。できれば余裕を持って戻り売りの耐性に入れるのが望ましいのだが。

日本時間 15時30分

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