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 昨日はドル円、ユーロ円が切り上がった。ドル金利はあんまり大きな動きを示さなかったことで、ドル相場そのものはダイナミックな動きをしていない。ユーロドルは大台を変えずにいたのである。米国株が堅調なため、リスクオンムードが強まり、それがクロス円をビディッシュにしたものだろう。

 ドル円の145円台からはなかなかロングにしにくい。前にも個々のレベルから振り落とされた経緯もあるからだが、日銀のゼロ金利解除が遠のいたくらいの観測だけでは、ポジションの持ち心地は良くないと思われるからだ。

 それでもここはトレンドフォローだと割り切って、ショートタームでドル円を買っていくしかない。根っこが強烈にブルにもなっていないので、私としてはポジションの保有期間はすこぶる短いものとならざるをえない。

 今夜に発表されるCPIを期待して、米国株が堅調だ。CPIの結果がさらにFEDの利下げ姿勢を後押しするだろうと見ているのである。遅行指標であるCPIにそれほども期待をかけていいものかと疑わしくなるところだが、利下げを正当化するためにはインフレ指標の低下が明瞭になるのも必要条件なのであるのも確かだ。

 米国株につられて日本株も上昇が勢いづいている。ツラレ高しているわけだが、隣の中国株はコロナ禍以来の最安値をトライしている。日本の貿易依存度はもはやはるかに中国のほうが大きいのだから、中国の景況感にもっと左右されてもいいはずだ。株価が30年ぶりの高値を更新しようとしているときに、昔ながらの米国株につられる形と言うのはちょっと理屈に合わない感じもする。

日本時間 15時10分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
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