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 雇用統計は前回と同じような内容となった。就業者数は予想よりも増加した反面、失業率は悪化している。これは相反する内容を示唆しているのだが、前回と同様に雇用は落ち着いてきているというように解釈されたようだ。ドル金利は低下し、株価は新記録を形成した。

 雇用統計のデータの集め方の違いに、市場はその遠因を求めている。就業者数はペイロールと呼ばれるように、事業所からの給与支払い分のありなしからカウントしている。だから不法移民でも勘定される。

 一方で失業率のほうは家計調査がベースなので、市民にカウントされない限り、失業者数に数えられない。となると今しばらくは就業者数の伸びと失業率の悪化が同時に起こるのが続くものと見られる。

 ドル相場は頭が抑えられた格好となり、ドル円は160円台に後退。しかし160円台は買い意欲がすこぶる強く、すぐに161円台に押し返された。ユーロ円などクロス円のビッドも強いのだ。

 しかしニューヨーク時間の午後に成るとドル金利の低下がさらに促され、ドル相場も反発力は少なくなった。そして最終的には160円台の後半で終了。下がったと言っても160円台である。そこが押し目買いのチャンスになってしまうのかどうか、それは今週の見所でもある。

日本時間 15時40分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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