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 イギリスの総選挙は下馬評通りに労働党の圧勝のようだ。それだけここ10年以上にわたる保守党の政治が期待にそぐわなかったということだろうか。キャメロン時代にはBREXITも経験したが、それはあくまでも国民投票という民意に添うものであった。ジョンソン首相も調子が良いだけだが、それなりに人気もあったし、在任期間も長かった。

 メイ首相はBREXITのための事務交渉を一生懸命にEU側とこなしていた。トラス首相は多少の混乱をもたらしたが、すぐに辞職している。スナク首相が就任した後はイギリスのインフレも収まってきたし、移民問題もルワンダに移送などかなり過激にみえる人気取りに動きもした。

 確かに国民生活に関わる医療や住宅問題がネックになっていたのだろうが、保守党は大負けしても、マーケットはそれほども混乱していない。ポンドの値段はさして動いていないのが、それを物語っている。

 ドル円は欧州時間に161円台を割り込んで、少しの間だけ160円台に入った。そして160円台がものすごく安く感じてしますが、これはかなり重症であろう。市場全体が円売り一色に慣れてしまっているのだ。160円台というの自体、本当はものすごい円安水準であるはずなのに。

 今晩は雇用統計である。就業者数は17万人から20万人の増加が見込まれている。この数字が多少ぶれても、９月利下げがあるとかないとかの金融政策の見通しには影響を与えないだろう。なにしろ９月FOMCまで今回も含めて３回も雇用統計を見なければいけないからだ。

日本時間 15時40分

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外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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