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 先週末の雇用統計から顕著になったマーケットのリスク回避の流れだったが、昨日はそれが逆転した。米国株が切り返し、ドル相場も戻ってきた。ドル円は141円台まで差し込む恐怖からは、だいぶ遠のいたようだ。私もドル円を何回か売ってみたが、まったくワークせず。とても底堅い一日であった。

 中国の国内景気のスローダウンが叫ばれて久しいが、代表的な株価指数である上海株がようやく2700台まで下がってきた。この2700ポイントというのは重要な節目である。強力なサポートとなっている。武漢発のウイルス騒ぎで市場が閉鎖されたが、その再開時にどこまで下がるのかと注目されていた。

 感染前は3000ポイントくらいだったものが2200くらいまで沈んでもおかしくはなかったのに、それがたかだか2700台で止まったのだ。その後はコロナ禍後の需要回復で株価も戻ったが、半年ほど前にも下押ししたときの押し目が2700ポイントだった。今回の押しで3度目のトライとなるが、果たしてどうなるのか。

 中国の景気低迷は原油相場を見ていれば薄々、感ぜられる。政界の各地で食料や資源を高い値段で買い漁っていた中国勢だったが、さすがに国内需要の減少はカバーしきれないのだろう。それがOPECプラスなどが価格維持政策を取っているにもかかわらず、原油相場の軟調さをかもしているものと見える。

 原油価格の低迷はリスクオフの流れを強める可能性を高くする。これはクロス円相場を押し下げる。しかるに中国のこれからの動向は要ウオッチとなるのだ。ドル円単体で考えても、120円台まで行ってしまう破壊力を持っている。

日本時間 15時40分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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