【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第26回目の開催が決定しました!
開催日時は、10月19日(土)20時30分からで、参加できるのは明日10月9日(水)までにメルマガ購読者となった方です。FXに関する疑問や悩みを、口頭でも文字でもお伝えいただければ、田向さんがチャートを使いながら直に答えてくれます。
「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事や動画を参考にしてみてください。
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⇒FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も
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米大統領選を約1カ月後に控えて、市場参加者は米ドルを買うのか売るのか、戦略が立てられなくなっている
先週、先々週の本コラムでもお伝えしたように、約1カ月後には米国大統領選挙を控えています。
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⇒米ドル/円は140~150円ぐらいでしばらく膠着か。カマラ・ハリス優勢はひっくり返る可能性。米大統領選まで流動性も低下しそう。個人投資家は避けたほうがいい相場に(10月1日、田向宏行)
⇒米ドル/円は139.56円まで下げたが、直近は大きな相場の終盤か、新しい相場の序盤の可能性。相場の終盤や序盤はリスクを抑え、中盤の大きな動きは突っ込み利益を狙う!(9月24日、田向宏行)
米国大統領が代わり、経済政策が変われば、金融市場も大きく動かざるを得ません。
また、現時点でもトランプ氏とハリス氏のどちらが優勢かわかりません。
2016年のトランプ氏とクリントン氏の時も、メディアはクリントン氏優勢を伝えていましたが、結果はトランプ氏でした。
先の自民党総裁選挙と同様に、こうした選挙結果を予想するのは難しく、メディアの予想はアテになりません。
ということは、市場参加者は米ドルを買うのか売るのか、戦略が立てられなくなってきます。
個人投資家はしばらく積極的にポジションを取るべきではなく、取引するとしてもロット数を抑えるなど、慎重にした方がいいことをメルマガではお伝えしています。
米国大統領選挙が近づく状況を考慮すると、現在の米ドル/円は7月から9月にかけて22円も米ドルが売られたことへの巻き戻しが起こっているのかもしれません。大統領選挙を前に、大きく傾いていたポジションは中立に戻しておきたいと考えやすいからです。
(出所:TradingView)
相場が先行きに迷えば、移動平均線に戻ったり、半値に戻ったり、中立的な位置に戻りやすくなる
これはメルマガ内で開催しているオンライン交流会でもよく説明することですが、相場が先行きに迷えば、中立的な位置に戻りやすくなります。
移動平均線に戻ったり、半値に戻ったり、要するにどちらかに決め打ちした傾いた状態はリスクが高いので、できるだけニュートラルな状態にして、新たな動きに備えたいわけです。ダウ理論ではレンジに入ることになります。
こうした相場の巻き戻しは、既存ポジションの決済が主でしょう。
つまり、新規ポジションの取引は減りやすくなるだろうと推測できます。
となると、相場は傾きにくくなりトレンドが出にくい、私たちトレーダーにとっては取引しにくい相場になってくることが推測されます。
だから、私たち個人投資家は取引を控えることを考えるわけです。
米ドル/円日足で9月16日以降、包み線やハラミ線が頻発するのは、相場が傾いておらず迷っているから
このように直近の相場で方向性が欠けてきていること、つまり買い手か売り手のどちらが優勢かわかりにくくなっていることは、米ドル/円日足のローソク足にも表れています。
注目して頂きたいのは、9月16日(月)以降の米ドル/円日足に、ハラミ線、包み線が多いことです。
日足ダウ理論が転換したのが9月19日(木)で、買い手優勢なら米ドル/円日足はそのまま高値更新、安値切り上げして上昇するはずです。
ところが、9月20日(金)は包み線、9月23日(月)はハラミ線になり、9月24日(火)は再び包み線。その後、自民党総裁選挙があった9月27日(金)は大きな包み線になり、10月1日(火)は十字線、10月4日(金)はまた包み線になっています。
これほど頻繁に包み線やハラミ線が出るのは、相場が傾いておらず、迷っている可能性が高くなっているからと言えそうです。
(出所:TradingView)
なぜなら、ハラミ線になるということは、前日足の値幅内の動きになっている、ということです。つまり、上昇や下落の値動きが続いていないことが示されています。
また包み線は、前日高値を上抜けたのに、前日安値も下抜けています。高値更新して買い手優勢と思われたのに、安値も更新しているということは、売り手も優勢になったわけで、売り手と買い手のどちらが優勢かわかりません。
相場が傾きにくいと市場参加者は減り、オーバーシュートしやすくなり、包み線になりやすい。今は守りのタイミング
本コラムでも何度も書いているように、相場は売り手が優勢なら下落し、買い手が優勢なら上昇します。値動きの仕組みはこれだけです。
このため、売り手か買い手のどちらかが優勢となる動きが続くと、それはトレンドと呼ばれますし、多数派が同じ方向に取引するので、利益が得られやすくなりますし、値幅も拡大します。
ところが、売り手と買い手のどちらが優勢か定まらないということは、相場に方向性がなく利益を取りにくい相場です。
しかも、そうしたローソク足が頻発しているということは、相場が売り手か買い手のどちらかに傾きにくく、結果として参加者が減りやすくなります。
利益を取りにくいところに、無理に参入してリスクを負う必要はないわけです。
ダウ理論を使って、トレンドに乗って利益を得ようと考える私としては、上か下か方向が定まらないので取引しにくいということになります。
取引しにくい相場と考える人がさらに増えれば、市場参加者は減ってきます。
誰にとっても値動きに方向性があるトレンド相場が利益を得やすい相場ですから、方向性が明確でないうちは無駄な取引を控えようと考えるのが効率的です。
このような背景で市場の取引量が減ると、相場の壁が薄くなります。
これは流動性の問題です。流動性が低ければ、ボラティリティが上がり、値段は多少オーバーシュートしやすくなります。
これにより、ローソク足は包み線になりやすくなりますし、ダウ理論ではレンジ転換が起こりやすくなり、これらはいずれも方向性が弱いことを示します。
こうした状況がいつまで続くかは誰にもわかりません。
このため、動き始めた時のために、小さなロットで取引したり、少なくとも毎日チャートを確認することはした方がいいと思います。
ただ、それでも今は大きな勝負をするタイミングではなく、いうなれば守りのタイミングだと思っています。
こうした状況が大統領選挙まで続くのか、その前に何かで動きが出るのかも、市場参加者次第なので、引き続きチャートを追うことが大事だと思います。
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次回のオンライン交流会は10月19日(土)開催。明日10月9日(水)までにメルマガ購読申込をされた方が参加可能
なお、次回のオンライン交流会は10月19日(土)20時30分から開催します。明日10月9日(水)までにメルマガ購読申込をされた方が参加できます。
オンライン交流会でご
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とも言いますし、みなさんハンドル名を使って交流会に参加しています。画像や音声を使わない方法もあるので、他人の目を気にして萎縮
誰でも最初は初心
そうした意味でも、オンライン交流会は個人投資家の役に立つと思っています。
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