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 欧米の景況指数であるPMIは、総じて製造部門では悪化しており、サービス部門では好調さを示す結果となった。製造部門が懸念されているのはアメリカやドイツでの国内事情を見てもわかるのだが、これだけ景気後退の可能性がうたわれている中でもサービス業はなかなか腰折れにならないでいる。

 これを受けてのマーケットもダイナミックな動きを示さなかった。金利水準に大きな変化もなく、株価も小動き。FOMCをひかえて来年のFEDの利下げペースがかなり鈍化するのではないかとの観測が強まって、ドル相場が強ぶくんだ。

 ドル円が強かったのは、ユーロ円で猛烈な買いが入ったからである。ユーロ円はここ１週間ほどの間で徐々に水準を切り上げてきていて、160円台に乗せて以降はかなり堅調な足取りとなっている。昨日は162円台まで見るに至った。

 ドル円もそれに合わせて上昇し、ほとんどゆるみの見せないままで154円台に到達した。これでは日銀会合に照準を絞った市場の催促のような動きだ。会合までに156円台とかに到達していれば、総裁の会見で「急がない」とでも表明しようものならば160円台まで吹っ飛んでしまうだろう。

 この時期に「急がない」と言ってしまえば、来年早々の利上げはないことを意味し、次にアクションを起こせるのは３月になるまで待たないといけなくなるからである。そういう意味でもドル円はロング攻めしやすい。もちろんユーロ円において大きなディップがないという前提において。

日本時間 15時45分

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外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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