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田向宏行
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2017年01月20日(金)のFXニュース(2)

  • 2017年01月20日(金)08時13分
    円建てCME先物は19日の225先物比30円安の19070円で推移

    円建てCME先物は19日の225先物比30円安の19070円で推移している。為替市場では、ドル・円は114円90銭台、ユーロ・円は122円50銭台。

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  • 2017年01月20日(金)08時02分
    米国大統領就任式演説、ドルや税制改革への言及に焦点

     米国の大統領就任式で、トランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任する。大衆主義者、ポピュリストとされるトランプ氏は様々な慣習を破った。トランプ政権にはひとりもラテン系メンバーが採用されなかった。過去30年間で初めて。また、「大統領がドルの水準に関して言及を避ける」という最近の伝統に反し、ウォールストリートジャーナル紙とのインタビューの中で、「ドルが強すぎるため、米国企業が中国の企業と競争することは不可能」と言及。中国当局による人民元安を抑制する措置に対しても、「見せかけの行動」だと一蹴した。

    一方、トランプ次期大統領が大統領顧問として起用することを発表したヘッジファンドのスカイブリッジ・キャピタル創業者スカラムッチ氏もスイス、ダボスの世界経済フォーラム(WEF)年次総会で、「我々はドル高に注視する必要がある」との姿勢を示すとともに、トランプ政権の成長を主軸にした政策で「経済が十分に強まり、ドル高にも耐えうる」と加えている。

    また、トランプ次期米大統領から財務長官に指名された投資家のスティーブン・ムニューチン氏は上院財政委員会の公聴会において、トランプ氏のドルに関する言及が
    「長期的な見解ではない」と弁明。「米国ドルは長年にわたり最も魅力のある通貨で海外から米国に投資を呼び込んでいる」とし、「ドルの長期的な強さは重要だ」と強調した。「強いドルは国益にかなう」との従来の方針に変更がないことを示唆。ただ、定番となっている文言を使用しなかったため、「ドル政策も今までの慣習を破るのでは」との懸念が完全には払拭しなかった。

    *ムニューチン米次期財務長官候補(上院財政委員会の公聴会)
    ■ドル
    「米国ドルは最も魅力のある通貨」
    「ドルは非常に強い」
    「ドルの長期的な強さは重要」
    「トランプ次期大統領のドルに関するコメントはおそらく短期の見解」

    ■貿易
    「トランプ次期大統領は自由で公平な貿易を模索している」

    ■中国
    「為替の人為的操作は国際商取引法に違反」
    「中国が為替操作を実施したら、為替操作国に認定へ」

    ■税制改革
    「トランプ次期大統領は成長推進の税制計画を持っている」
    「税制改革はGDP成長押し上げに重要」
    「税制の簡素化は不可欠」
    「トランプ次期大統領の米国の低成長への懸念を共有」
    「税制改革はGDP成長押し上げに重要」

    20日に予定されている大統領就任式での演説では、国境税(border taxadjustment) やドルの政策に焦点が集まりそうだ。border tax adjustment は共和党下院が推進している政策。導入されるとドルが15%上昇すると見られている。トランプ氏は選択肢のひとつとしているものの「複雑すぎる」との見方も示している。
    同氏は現状35%の法人税を15%に引き下げることを提案していた。

    トランプ次期大統領の強みは、誰もが同氏の能力を過小評価していること。就任後にドルが上昇、ダウも心理的節目の20000ドルを試す動きを再開する可能性もある。

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  • 2017年01月20日(金)08時00分
    東京為替見通し=米大統領令の影響を推し量りつつイベント待ち

     NY為替市場のドル円は、良好な米経済指標を受けて115.62円まで上昇したが、米株の下げ幅拡大が嫌気され114円後半に押し戻された。欧州中央銀行(ECB)は予想通りに金融政策の据え置きを決定した。ドラギECB総裁は、短期的に物価上昇が一段と加速する可能性があるとしながらも、基調的なインフレ圧力は依然として弱いと述べ、景気・インフレ見通しに慎重な姿勢を示し、大幅な刺激策は引き続き必要との見解を示した。ドラギ総裁の発言を受けて、ユーロドルは1.0589ドルまで反落するも1.06ドル半ばまで反発した。

     東京市場のドル円は、トランプ米大統領が就任式で発令すると報じられている大統領令、特に米中貿易戦争の宣戦布告ともいえる「1974年通商法」発動への警戒感から伸び悩む展開を予想する。期待感もある一方、ドル高要因の政策かドル安要因の政策か、どちらに軸足が置かれるかで売り買いの方向性が決まってくる。新政権の優先事項で5つ程度の大統領令が発令されるもようだが、公約、ツイッター、記者会見などの発言から推定できるのは以下の通り。通商面では、保護貿易主義の観点から対中通商政策での1974年通商法発動などの強硬策、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉、環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱、国境税など。外交面では、同盟国へ対GDP比2%程度の軍事費負担を要請、ロシアへの経済制裁の解除およびロシアへの中東の管轄の移管、メキシコ国境の壁建造ほか不法移民対策などとなる。内政面では、大幅減税(レパトリ減税)、大規模インフラ投資、規制緩和、医療保険制度改革法(オバマケア)の廃止など。日本への影響は、貿易不均衡是正とTPP離脱は円高要因、レパトリ減税と国境税はドル高・円安要因となる。
     ユーロドルは、ドラギECB総裁の慎重なインフレ見通しを受けて伸び悩む展開の中、トランプ米大統領が就任式を待つことになる。

  • 2017年01月20日(金)08時00分
    1月20日の主な指標スケジュール

    1月20日の主な指標スケジュール
    1/20 予想 前回
    10:00 (米)イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 N/A N/A
    11:00 (中)四半期国内総生産(GDP) 前年同期比 10-12月期 6.7% 6.7%
    11:00 (中)鉱工業生産 前年同月比 12月 6.1% 6.2%
    11:00 (中)小売売上高 前年同月比 12月 10.7% 10.8%
    16:00 (独)生産者物価指数(PPI) 前月比 12月 0.4% 0.3%
    18:30 (英)小売売上高指数 前月比 12月 -0.1% 0.2%
    22:30 (カ)消費者物価指数(CPI) 前月比 12月 0.0% -0.4%
    22:30 (カ)消費者物価指数(CPI) 前年同月比 12月 1.7% 1.2%
    22:30 (カ)小売売上高 前月比 11月 0.5% 1.1%
    22:30 (カ)小売売上高(除自動車) 前月比 11月 0.0% 1.4%

  • 2017年01月20日(金)07時44分
    ドル円 115円回復、トランプ米大統領就任式に向けた期待感も

     本日のトランプ米大統領就任式を前に思惑が交錯するなか、ドル円は期待感もあって下げ渋り、115.06円まで強含み。ユーロドルは1.0660ドル前後で小動き。大統領就任式で予定されている大統領令に関しては、ドル高要因の政策かドル安要因の政策か、どちらに軸足が置かれるかで売り買い交錯となっているもよう。

  • 2017年01月20日(金)07時21分
    本日のスケジュール

    [本日のスケジュール]
    <国内>
    08:50  日銀金融政策決定会合議事録公表(2006年7-12月開催分)    
    10:00  銅電線出荷統計(12月)    
    12:40  中曽日銀副総裁が講演    
    14:00  衆院本会議で安倍首相が施政方針演説、麻生財務相が財政演説など政府4演説
    16:00  コンビニエンスストア売上高(12月)    0.5%

      通常国会召集(会期:6月18日までの150日間)    


    <海外>
    11:00  中・GDP(10-12月)  6.7%  6.7%
    11:00  中・鉱工業生産指数(12月)  6.1%  6.2%
    11:00  中・小売売上高(12月)  10.7%  10.8%
    11:00  中・固定資産投資(12月)  8.3%  8.3%
    16:00  独・生産者物価指数(12月)  0.3%  0.3%
    18:30  英・小売売上高(12月)  -0.2%  0.2%
    22:30  加・小売売上高(11月)    1.1%
    22:30  加・消費者物価指数(12月)    1.2%

      米・フィラデルフィア連銀総裁が講演    
      米・サンフランシスコ連銀総裁が講演    
      米・ドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に就任    
      米・決算発表 GE    
      欧・ECB専門家調査報告    

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  • 2017年01月20日(金)07時03分
    金:続落、ドル高やイエレン議長による発言が重しに

    COMEX金2月限終値:1201.50↓10.60

     19日のNY金先物は続落。1195.40ドルから1206.40ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。ドル指数が一時101.730まで上昇するなど、為替市場でドルが対主要通貨で強い動きを見せたことが重しとなった。また、前日のイエレンFRB議長による利上げ前向き発言もマイナス氏された。

     日足チャートでは、25日移動平均線(1165ドル水準)を上放れている。リバウンドを試す局面となっており、心理的な節目である1200ドルを回復。ただ、その後は短期的な達成感などが意識されて上値は重くなっている。

    原油:反発、IEA月報を材料視した格好にNYMEX原油2月限終値:51.37↑0.29

     19日のNY原油先物は反発。51.02ドルから51.87ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。国際エネルギー機関(IEA)発表した月報では、石油輸出国機構
    (OPEC)16年12月に生産を前月から減らしており、17年1月には減産ペースが加速する可能性があると指摘。この内容を受けて、需給面を材料とした買いが入った。

     一方、米エネルギー情報局(EIA)が発表した米石油在庫統計では、原油在庫の増加幅が市場予想を上回る格好に。米国での需給の緩みが重しとなり上値は限定的となった。

     チャートでは、25日移動平均線(52.5ドル水準)を割り込んでいる。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げる展開だが、上値はやや重くなっている。

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  • 2017年01月20日(金)07時02分
    金:続落、ドル高やイエレン議長による発言が重しに

    COMEX金2月限終値:1201.50↓10.60

     19日のNY金先物は続落。1195.40ドルから1206.40ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。ドル指数が一時101.730まで上昇するなど、為替市場でドルが対主要通貨で強い動きを見せたことが重しとなった。また、前日のイエレンFRB議長による利上げ前向き発言もマイナス氏された。

     日足チャートでは、25日移動平均線(1165ドル水準)を上放れている。リバウンドを試す局面となっており、心理的な節目である1200ドルを回復。ただ、その後は短期的な達成感などが意識されて上値は重くなっている。

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  • 2017年01月20日(金)07時00分
    NY市場動向(取引終了):ダウ72.32ドル安(速報)、原油先物0.29ドル高

    【 米国株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 19732.40  -72.32   -0.37% 19824.14 19677.94   8   22
    *ナスダック   5540.08  -15.57   -0.28%  5571.53  5528.37  636 1698
    *S&P500      2263.69   -8.20   -0.36%  2274.33  2258.41  116  388
    *SOX指数      918.03   -4.33   -0.47%
    *225先物       19040大証比-60   -0.31%

    【 為替 】               前日比       高値    安値
    *ドル・円     114.84   +0.19   +0.17%   115.62   114.40
    *ユーロ・ドル   1.0661 +0.0031   +0.29%   1.0677   1.0589
    *ユーロ・円    122.43   +0.57   +0.47%   122.75   121.73
    *ドル指数     101.15   +0.22   +0.22%   101.73   100.97

    【 債券 】           前日比       高値    安値
    * 2年債利回り    1.22   -0.00      1.25    1.21
    *10年債利回り    2.47   +0.04      2.49    2.41
    *30年債利回り    3.04   +0.03      3.07    2.99
    *日米金利差     2.39   -0.04

    【 商品/先物 】           前日比       高値    安値
    *原油先物      51.37   +0.29   +0.56%   51.87   51.02
    *金先物       1201.5   -10.6   -0.87%   1206.4   1195.4
    *銅先物       261.1   -0.5   -0.23%   263.4   258.2
    *CRB商品指数   192.96   -0.40   -0.20%   194.07   192.71

    【 欧州株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *英FT100     7208.44  -39.17   -0.54%  7249.63  7191.67   35   65
    *独DAX     11596.89   -2.50   -0.02% 11644.88 11578.91   14   16
    *仏CAC40     4841.14  -12.26   -0.25%  4867.58  4829.82   21   18

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  • 2017年01月20日(金)06時53分
    世界各国通貨に対する円:対ドル0.17%安、対ユーロ0.46%安

                      現在値    前日比       %   前日終値
    *ドル・円           114.84円   +0.19円    +0.17%   114.65円
    *ユーロ・円         122.42円   +0.56円    +0.46%   121.86円
    *ポンド・円         141.70円   +1.13円    +0.81%   140.56円
    *スイス・円         114.10円   +0.30円    +0.27%   113.80円
    *豪ドル・円          86.81円   +0.77円    +0.89%   86.05円
    *NZドル・円         82.52円   +0.86円    +1.05%   81.66円
    *カナダ・円          86.24円   -0.16円    -0.18%   86.40円
    *南アランド・円        8.47円   +0.06円    +0.74%    8.41円
    *メキシコペソ・円       5.23円   +0.00円    +0.07%    5.23円
    *トルコリラ・円       29.99円   -0.20円    -0.65%   30.19円
    *韓国ウォン・円        9.77円   +0.04円    +0.44%    9.73円
    *台湾ドル・円         3.63円   +0.00円    +0.03%    3.63円
    *シンガポールドル・円   80.55円   +0.35円    +0.44%   80.20円
    *香港ドル・円         14.80円   +0.02円    +0.16%   14.78円
    *ロシアルーブル・円     1.92円   -0.00円    -0.18%    1.93円
    *ブラジルレアル・円     35.87円   +0.30円    +0.84%   35.57円
    *タイバーツ・円        3.24円   +0.01円    +0.23%    3.24円
                  年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
    *ドル・円            -1.81%   121.69円   99.02円   116.96円
    *ユーロ・円           -0.45%   132.32円   109.57円   122.97円
    *ポンド・円           -1.94%   175.02円   121.61円   144.50円
    *スイス・円           -0.59%   119.32円   102.00円   114.77円
    *豪ドル・円           +3.08%   87.54円   72.53円   84.22円
    *NZドル・円         +1.90%   83.74円   69.33円   80.98円
    *カナダ・円           -0.89%   88.92円   74.83円   87.01円
    *南アランド・円        -0.68%    8.65円    6.40円    8.53円
    *メキシコペソ・円       -7.31%    6.70円    4.97円    5.64円
    *トルコリラ・円       -10.36%   41.13円   29.08円   33.46円
    *韓国ウォン・円        +0.85%   10.12円    8.49円    9.69円
    *台湾ドル・円         +0.36%    3.72円    3.08円    3.62円
    *シンガポールドル・円    -0.37%   85.38円   72.61円   80.85円
    *香港ドル・円         -1.84%   15.61円   12.84円   15.08円
    *ロシアルーブル・円     +1.34%    1.98円    1.39円    1.94円
    *ブラジルレアル・円     -0.20%   36.57円   27.73円   35.94円
    *タイバーツ・円        -0.69%    3.41円    2.81円    3.27円

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  • 2017年01月20日(金)06時49分
    原油:反発、IEA月報を材料視した格好に

    NYMEX原油2月限終値:51.37↑0.29

     19日のNY原油先物は反発。51.02ドルから51.87ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。国際エネルギー機関(IEA)発表した月報では、石油輸出国機構
    (OPEC)16年12月に生産を前月から減らしており、17年1月には減産ペースが加速する可能性があると指摘。この内容を受けて、需給面を材料とした買いが入った。

     一方、米エネルギー情報局(EIA)が発表した米石油在庫統計では、原油在庫の増加幅が市場予想を上回る格好に。米国での需給の緩みが重しとなり上値は限定的となった。

     チャートでは、25日移動平均線(52.5ドル水準)を割り込んでいる。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げる展開だが、上値はやや重くなっている。

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  • 2017年01月20日(金)06時27分
    大証ナイト終値19040円、通常取引終値比60円安

    大証ナイト終値19040円、通常取引終値比60円安

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  • 2017年01月20日(金)06時21分
    ■NY為替・19日=ドル円、一時115円半ばまで上昇

     NY為替市場では良好な米経済指標の結果を受けて、ドル買いが先行するも、明日にトランプ氏の米大統領就任演説を控え、方向感は限定的。この日発表された米新規失業保険申請件数や、住宅データ及び米1月フィラデルフィア連銀製造業指数は軒並み良好な結果となった。ドル円は一時11日以来の高値水準となる115.62円まで上値を伸ばしが、米株の下げ幅拡大も嫌気され114円後半に押し戻された。

     クロス円は堅調な動き。ポンド円は142.18円、豪ドル円は87.08円、NZドル円は82.74円まで強含んだ。米指標にドル買いで反応し、ポンドドルは1.22ドル後半、豪ドル/ドルは0.75ドル前半、NZドル/ドルは0.71ドル半ばまで水準を切り下げる場面もあったが、円以外の主要通貨は対ドルで底堅く推移。前日のポロズカナダ中銀(BOC)総裁の利下げ検討の発言も尾を引き、ドル/加ドルは1.3353加ドル、加ドル円は86.12円まで加ドル安に振れた。

     欧州中央銀行(ECB)は市場予想通りに金融政策の据え置きを決定し、ほぼ無風で通過した。ドラギECB総裁は、短期的に物価上昇が一段と加速する可能性があるとしながらも、基調的なインフレ圧力は依然として弱いと述べ、景気・インフレ見通しに慎重な姿勢を示し、大幅な刺激策は引き続き必要との見解を示した。ドラギ総裁の発言を受けて、ユーロドルは一時1.0589ドルまで反落するも、1.06ドル半ばまで切り返した。一方、ユーロ円はドル円の上昇につられ122.75円まで上値を伸ばした。

     6時20分現在、ドル円は114.84円、ユーロドルは1.0660ドル、ユーロ円は122.42円で推移。

  • 2017年01月20日(金)06時19分
    1月19日のNY為替・原油概況(訂正)

     19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円52銭から115円62銭まで上昇し、114円80銭で引けた。

    軒並み予想を上回った米国の12月住宅着工件数、1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、週次新規失業保険申請件数を好感し、年内の利上げを織り込むドル買いが続いた。

    ユーロ・ドルは、1.0677ドルから1.0589ドルへ下落し1.0660ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で金融政策を市場の予想通り据え置き、12月会合で発表したQEプログラムで資産購入を3月末まで月額800億ユーロ規模で継続し、その後、4月から年末まで月額600億ユーロの購入で延長する方針を再確認。ドラギECB総裁は、インフレ上昇基調が見られず、景気見通しリスクも依然下向きで緩和策を維持する必要があると強調したため、QE縮小観測が後退しユーロ売りが加速した。ユーロ・円は、121円85銭へ下落後、122円75銭へ上昇。

    ポンド・ドルは、1.2278ドルから1.2341ドルへ上昇。

    ドル・スイスは、1.0050フランから1.0122フランのレンジで上下した。

     19日のNY原油は反発。51.87ドルまで上昇後、一時51.02ドルまで弱含むが引けにかけて回復した。米国の週次統計で原油在庫が予想外に増加したため一時売りが加速。
    しかし、国際エネルギー機関(IEA)が月報で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の昨年12月の原油生産が減少したとの報告を受けた買いが優勢となった。

     【経済指標】
    ・米・12月住宅着工件数:122.6万戸(予想:118.8万戸、11月:110.2万戸←109.0万戸)
    ・米・12月住宅建設許可件数:121.0万戸(予想:122.5万戸、11月:修正値121.2万戸)
    ・米・先週分新規失業保険申請件数:23.4万件(予想:25.2万件、前回:24.9万件←24.7万件)
    ・米・1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:23.6(予想:15.3、12月:修正値19.7)

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  • 2017年01月20日(金)05時27分
    【ディーラー発】ドル円失速(NY午後)

    ドル円は、ムニューチン次期米財務長官による「ドルの長期的な強さが必要」等の発言を好感し、一時115円61銭付近まで上伸。クロス円もポンド円が142円16銭付近まで、ユーロ円も122円74銭付近まで水準を切り上げた。しかしその後、NYダウが前日比120ドル超安となったことや日経先物の下落を受け、ドル円は115円を割り込み114円67銭付近まで失速、クロス円も総じて上値を削る展開となっている。5時27分現在、ドル円114.858-868、ユーロ円122.415-435、ユーロドル1.06580-588で推移している。

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