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ドル・円・ユーロの明日はどっちだ!?

ソシエテ ジェネラル島本幸治さんに聞く(3)
ユーロはジリ安が続くが、暴落はない

2012年06月11日(月)15:19公開 (2012年06月11日(月)15:19更新)
ザイFX!編集部

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「ソシエテ ジェネラル島本幸治さんに聞く(2) ユーロ圏全体の財政は実はあまり悪くない」からつづく)

■ユーロは夏場にかけて小反発するが、その後はジリ安か

 ここまで、ギリシャ問題を中心としたユーロ圏の財政問題について、その現状と今後の注目点を島本さんに解説してもらったが、ではユーロ相場はこれからどうなると島本さんはみているのか?

 「まず、近いところでいえば、6月17日(日)にギリシャの再選挙があり、6月末にギリシャ国債の償還があります。さらに6月中旬にはフランスの下院選挙もあります。

 先ほどもお話したとおり、最終的に政治家は現実的な妥協点を探ることになると思いますが、そうなる前はもめるでしょうから、ユーロは下落していくと思います。

 ただ、6月末のギリシャ国債の償還あたりでいったんは落ち着いて底入れし、夏場にかけてユーロは小反発するとみています。

 ただ、年内はすったもんだを繰り返し、結局ユーロはジリ安傾向が続くのではないでしょうか。

 先ほども話しましたが、今後の注目は2013年1月のドイツ総選挙。それがすぎると、ようやく最終的なユーロ圏の財政統合に向けた動きが見えてきて、ユーロ相場も大底をつけるのではないでしょうか。

 ただ、そこからすぐ急反発にはならないと思いますが…」

ユーロ/米ドル 週足

(出所:米国FXCM) 

ユーロ/円 週足

(出所:米国FXCM

■なぜ、ユーロはジリ安が続くけれど、暴落はないのか?

 「年内はジリ安傾向が続く」と島本さんが予想するユーロ相場だが、「ジリ安は続くけれど、暴落はない」とも島本さんは話す。その心は?

 「『ジリ安が続く』というのは、各国で選挙のスケジュールがいろいろあるし、国債償還のスケジュールもいろいろあるので、欧州不安、ユーロ不安はその時々でテーマを変えて続いていくと思うからです。

 一方、『暴落はない』というのは、LTRO(3年物資金供給オペ)などによって、中央銀行であるECBが十分な流動性を供給しているので、パニックが起こりにくくなっているからです。

 逆に言うと、中央銀行が大量の流動性を供給しているということは、ユーロがドンドン増えているということ。

 『モノが増えれば、価格は下がる』という単純な原理と同じで、『通貨の量が増えれば、通貨は安くなる』のです。これがジリ安が続くだろうと考えている理由です」

  ECBは2011年12月に第1弾、2012年2月に第2弾と合わせて総額1兆ユーロを超えるLTROを実施したが、島本さんは「第3弾もまたやらざるを得ないでしょう」と話す。

 そして、大規模な金融緩和政策をやっているのは欧州だけでなく、米国も日本も同様だということを強調する。

■先進国通貨売り・新興国通貨買いという大きな流れが続く

 「為替は通貨と通貨の交換比率なので、下がる通貨があれば、必ず上がる通貨があります。

 日米欧とも先進国の通貨は金融緩和で流通量がどんどん増えている状態。そして、大きく言えば、先進国以外の通貨はそうなっていません。

 だから、大きな枠組みで言えば、『先進国通貨売り・新興国通貨買い』という流れがこれから続くのではないでしょうか」

  「ただ、新興国通貨でも買われるテーマは変わってきています。

少し前までは資源国ブームでしたが、これからは冷静にその国の『まじめさ』とか『生産性』が評価され、経済が強くなっている新興国にマーケットのテーマが移ってくると思います。

 豪州は新興国ではありませんが、資源国ではありますね。だから、少し前までは豪ドルがすごく人気でした。ブラジルレアルもそうでしたね」

豪ドル/円 日足
ブラジルレアル/円 日足

 「でも、これからは豪ドルやブラジルレアルより、新興国の中でも東南アジアの中などで経済がこれからグングン成長していく国が注目を集めるのでないでしょうか。

 東南アジアで具体的にいえば…

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