■米ドル/円は83円に巨大なバリアあり!
みなさん、こんにちは。
先週(11月26日~)、調整局面に入った米ドル/円は、今週(12月3日~)も依然として狭いレンジの中で神経質な動きを続けています。
引き続き上値を阻んでいるのが、83.00円に設定されている巨大なバリア。
【参考記事】
●米ドル/円は83円のバリアを突破できれば、2012年の高値84.18円を超えそう!(11月29日、西原宏一)
今週(12月3日~)も83.00円のバリアに引き寄せられ、マーケットは何度も82円台後半までトライするのですが、83.00円のバリアを超えられず失速しています。

(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
市場関係者によれば、本日12月6日(木)、83.00円に設定されているオプションの一部が消滅するとのウワサもあり、時間の経過とともに上値を抑えているオプションの影響も薄れてきています。
ただ、欧米ヘッジファンドの多くは、本邦勢に先んじて米ドル/円の78円台からオプションを仕込んでおり、82~83円台は彼らのオプションのポートフォリオから利益確定の米ドル売りが出やすく、こちらも米ドル/円の急騰を阻んでいます。
結果として、米ドル/円に対しては円安の流れは変わりませんが、トレードとしては上値追いはせず、引き続き押し目買いスタンスが有効でしょう。
■ユーロのテールリスク後退でユーロ/円も円安トレンド
米ドル/円が83.00円のバリアに阻まれ調整局面入りしていた間に、ユーロ/円はじりじりと上値を切り上げ、12月5日(水)には一時、107.98円の高値まで上昇しています。
ただ、ユーロ/円も108.00円のバリアに阻まれ、上値を抑えられている展開。

(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロ/円 4時間足)
この108.00円も米ドル/円の83.00円のバリア同様、かなりまとまった金額で設定されている模様です。
加えて108.00円は重要なポイントでもあり、多くの市場参加者から利益確定のユーロ売りも散発的に持ち込まれているようです。
【参考記事】
●ユーロを取り巻く環境に大きな変化!!上昇中のユーロ/円は108円も見えてきた(10月18日、西原宏一)
しかし、今週(12月3日~)のユーロ/円は、週足の一目均衡表の雲を突破しており、さらなる上昇を示唆しています。

(出所:CQG)
ファンダメンタルズでは、前回の記事でご紹介したとおり、ユーロに関するテールリスク(※)が後退している現状では、ユーロのダウンサイドリスクは限定的となっています。
そのため、ユーロ/円での円安トレンドは変わらず。
【参考記事】
●米ドル/円は83円のバリアを突破できれば、2012年の高値84.18円を超えそう!(11月29日、西原宏一)
(※編集部注:「テールリスク」とは発生確率は低いが、発生すると巨大な損失となるリスクのこと)
■上海総合指数の上昇が円安を後押し
加えて、今週(12月3日~)のマーケットで注目されたのが上海総合指数(※)。
12月5日(水)のアジア市場では、「中国政治局がさらなる内需拡大」との報道を受け、上海総合指数は一気に3.00%急騰しています。
(※編集部注:中国本土の株式市場における上場銘柄の値動きを示す代表的な株価指数)

この上海総合指数の上昇は、グローバル経済の「懸念」の1つが解消されたことになり、円安を後押しする要素となります。
12月に入っても流れは変わらず、円安トレンド。
ただ、米ドル/円の83.00円、ユーロ/円の108.00円、ユーロ/米ドルの1.3150ドルと、各通貨ペアごとにまとまった金額でバリアが設定されているため、上値を追わず、ていねいに押し目を拾っていきたいところです。

(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
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