■億を稼ぐ人はみんなバカ!? 羊飼いもバカになってみた!
今年はお金が落ちているような相場が何回も来そうで、オラわくわくしてるゾ(^O^)
聞き捨てならない、そんな言葉をフェイスブックに残していたのは、ザイFX!「今日の為替はこれで動く!」でもおなじみの羊飼いさん。
これまで、自分の取引の詳細を公開することはほとんどなかったが、アベノミクス円安で大儲けした顛末をザイFX!編集部に教えてくれた。
「僕自身、2001年にFXを始めてから、トレーダーとして●億円(●の部分はナイショ)近く稼ぎましたが、億を稼いでいた人がリーマンショックのような相場で全財産を失くして自殺した――なんて話もよく聞くわけで」

これがザイFX!「今日の為替はこれで動く!」でもおなじみのカリスマブロガー・羊飼いさんの手!(顔出しはNGのため、手だけ公開) トレードはほとんどiPhoneとiPad miniでやっている。
「トレーダーは長くやる職業じゃないと思ってました。ガッツリ儲けたら引退するのが理想だし、『ガッツリ儲ける相場』の見極めが大事だなと」
■「理不尽な年末」に備えていたところへ来たのは――
サラリーマンと違ってトレーダーは浮き草稼業。今日稼げたからって明日も稼げる保証はないわけで、「退きどき」は大切なのだ。って、これから稼ごうとするトレーダーには、なかなか実感のわかない境地だけど…。
でも、次の話は大切。
「いろんなトレーダーさんの話を聞いていると、億を稼いでいるトレーダーは普通じゃない。稼げるときは常識をものともせず、バカになってガッと攻める。だから次に大相場が来たら、バカになってとことん攻めようと決めていたんです」
この数年の羊飼いさんは、とても社交的。トレーダー主催の会合で顔を見ることも頻繁だったが、そこから得た教訓が「バカになれ」だったのだ。
「もうひとつは、年末相場の特徴。年末は理不尽な動きをすることが多くて、今までは『理不尽だから休もう』と思っていたんですけど、去年(2012年)は『変な動きがあったらバカになってついていこう』と思っていたんです」
12月も下旬になると、為替市場のメインプレイヤーである金融機関やヘッジファンドの大口トレーダーはお休みモード。クリスマスホリデーでご褒美のバカンスへ出てしまう。
逆にその年、儲かっていなかったプレイヤーは薄商いな相場で一発逆転を狙った大勝負を仕掛けたりもして、思いもよらぬ動きになりやすいのが年末相場だ。
■円安継続への自信が確信に変わった根拠とは?
「年末は攻めていこうと思っていたところに、2012年11月の衆議院解散以降の円安相場が始まったんです。円安が続くのか、最初は半信半疑だったんですけど、だんだんと『これは本物っぽいな』って思い始めて。フェイスブックにも書いてると思います」
最近は、フェイスブックへの書き込みも頻繁な羊飼いさん。2012年12月8日(土)にはこう書いている。
円安転換っていうのは本物かもしれんなあ。取り敢えず選挙で大きく動くはず。面白くなるぜ!
羊飼いさんに「本物かもしれん」と思わせたきっかけの1つは、ザイFX!に連載している陳満咲杜さんのコラムだった。
陳さんといえば、他の専門家とは一味ちがう独自の分析が持ち味。凡百の専門家を一刀両断する「過激な切り口」も大きな特徴なのだが、2012年11月下旬から12月にかけて陳さんのコラムは、円安一色に染まっていた。
【参考記事】
●米ドル/円の85円程度は通過点。 なぜ長期円安時代が始まったと言えるか?(11月26日、陳満咲杜)
●「本格的な円安」時代の幕開けか? ユーロ/円に点灯した重要なサインとは?(11月30日、陳満咲杜)
●ユーロ/円は138円台へ上昇の可能性あり。それを示唆する2つの条件とは?(12月7日、陳満咲杜)
●ドル/円の長期目標は最低でも119.8円! 円安傾向は続くが、目先はやや行きすぎか(12月14日、陳満咲杜)
「もう1つのきっかけは…
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