■FX会社のキャンペーンで「ビットコイン」が当たる!
老舗FX会社セントラル短資FXで、こんなキャンペーンが始まっています。
「クイズに答えて『ビットコイン』をもらっちゃおう!」というこのキャンペーン。開催期間は3月22日(火)~4月28日(木)まで。クイズに答えて正解すると、抽選で50名に1万円相当のビットコインが当たります。
セントラル短資FXに口座を保有しているかどうかを問わず、エントリーフォームからメールアドレスを登録するだけでキャンペーンに参加できますが、抽選に当たった場合、「ビットコイン」を受け取るには、ビットコイン取引所・販売所であるbitFlyer(ビットフライヤー)でのアカウント開設が必要です。
ビットフライヤーのアカウントは、同社のウェブサイトにある登録ページからメールアドレスだけで簡単に開設できますよ。Facebook連携やYahoo!IDの連携でアカウントを作成することも可能です。
ちなみにクイズの内容は、「●●●●●の中に入る言葉をお答えください」というもので、問題文はこちら。
「はじめるなら、セントラル短資FXの『FX●●●●●プラス』で!」
FX会社のキャンペーンなのに、FX会社への口座開設は条件ではなく、当選した場合、商品の受け取りにビットコイン取引所・販売所のアカウント開設が必要になるなんて、今まであまりないパターンのキャンペーン。プレゼント賞品がビットコインという点も衝撃的です。
セントラル短資FXと言えば、NDDを採用した「ウルトラFX」や自動売買プラットフォーム、ミラートレーダーが使える「セントラルミラートレーダー」などの新しいサービスも提供している会社ですが、それでも、どちらかと言うと老舗でお堅い会社という印象が強いFX会社…。
いったいどうして、そんなセントラル短資FXで、突如ビットコインを使ったキャンぺーンが始まったのでしょうか? 当記事では、ここ最近のビットコインに関連する話題を紹介するとともに、セントラル短資FXでこのようなキャンペーンが実施されるようになった背景を推察してみたいと思います。
■マウントゴックスの破たんで初めて知ったビットコイン
まずは、ビットコインっていったい何だっけ? という方のために、概要をお伝えしましょう。
2014年に起こった取引所・マウントゴックスの事件が連日連夜テレビなどのメディアで報道されたことを受け、お茶の間でも「ああ、聞いたことある」程度には知られるようになったのが「ビットコイン」。
【参考記事】
●ビットコインの衝撃(2) マウントゴックスの真の罪とは? 高値1242ドルは自作自演?
「ビットコイン」は、サトシ・ナカモト(正体不明)という人の論文が元となり、2009年に誕生した仮想通貨の1つです。
通常、ビットコインを手に入れたい場合は、基本、ビットコイン取引所か販売所を利用します(ATMもあるらしい)。取引所では、ビットコインが欲しい人と売りたい人の合意があれば取引は成立し、販売所では販売者の任意でつけられた価格でビットコインを現金購入するというイメージです。
取引所は、株などの取引所と似たようなイメージ、販売所は外貨の両替所などと似たようなイメージかもしれませんね。
そんなビットコインは、カードゲームや国境を跨いだ各種取引などの決済通貨として使われるようになり、取引開始からわずか数年で価格が高騰。マウントゴックスの事件を受け、一時価格が急落する場面もありましたが、誕生以来、世界中で注目を集め続けてきました。
(出所:bitFlyer(ビットフライヤー))
ですが、ちょっとFXを知っているくらいの我々一般人からしたら、マウントゴックスの話が出てくるまでビットコインなんて知らなかったという方も多いのではないでしょうか?
その後、マウントゴックスが破たん手続きに入り、メディアであまり報じられなくなると、意識して知ろうとしない限り、日本国内でビットコイン、ひいてはその他の仮想通貨(リップルなど)に関する情報に触れる機会なんて、大してなかったですよね?
正直、マウントゴックスの事件もあって、なんだか怪しいんじゃないの? ってイメージもありましたし…。ところが、2015年あたりから日本でのビットコインをめぐる環境は、ちょっと変わってきています。
■マネーパートナーズがビットコイン導入に向けて始動
特にFX業界で注目を集めたのが、2015年7月にFX会社、マネーパートナーズの親会社が米大手ビットコイン取引所、「Kraken(クラーケン)との業務提携に係る基本合意に関するお知らせ」を発表したこと。
【参考記事】
●ビットコインの衝撃(1) マネパでビットコインが買えるように!?そもそもビットコインとは?
ビットコイン取引所と業務提携に乗り出したことを発表したのは、国内のFX会社としては初めてです。ちなみに、今のところ、冒頭で紹介したキャンペーンを実施中のセントラル短資FXもビットコイン導入については、何ら発表は行っていません。これから導入を検討したりするんですかね…?
なお、2016年1月からマネーパートナーズでは、業務提携に向けて協議中のKraken(クラーケン)から提供を受け、「ビットコイン/米ドル」レートをウェブサイトで表示しています。
【参考記事】
●マネパがビットコインレートの表示開始! ビットコインが夏に上昇しそうな理由とは?
国内のFX会社でビットコインレートを表示しているのは、マネーパートナーズだけ。気になる方は、一度ウェブサイトをのぞいてみてください。
■仮想通貨を規制するための法案成立へ向けて
その後、2016年3月4日(金)には、ビットコインを含む仮想通貨に関して大きな動きがありました。仮想通貨を規制するための関連法案が閣議決定されたのです。
どうやら金融庁が監督官庁になり、仮想通貨の取引所も登録制にして利用者保護を図ろうとしているようで、今国会での法案成立を目指している様子。
実際に法案成立、施行に至るまでにはもう少し時間がかかるでしょうが、きちんと法律が整備されれば、ビットコインを取り扱うFX会社や証券会社も増えてくるかも…? 仮想通貨市場の拡大に期待したいですね。
そう言えば、この時、マネーパートナーズの親会社で東証一部に上場しているマネーパートナーズグループ(東証一部:8732)の株価は、ストップ高を連発してエライことになってました。
これからも、ビットコインの話題が出てくるたびに上下しそう…。ちょっと気にかけておきたいですね。
【参考記事】
●仮想通貨の法規制化への動きを受けて、マネパGの株価が9営業日で3倍超上昇!
■日銀が「フィンテックセンター」設立を発表
このほか、3月17日(木)には、決済システムフォーラムに出席した日銀の黒田総裁が、日銀決済機構局内に「Fintech(フィンテック)センター」を設立すると表明したことも話題になりました。
このフォーラムでの挨拶の中で黒田総裁は、「FinTechと呼ばれる新しい動きが、金融サービスの向上や持続的成長に資するものとなるよう、一段と取り組みを強化してまいります」と述べており、日銀のフィンテックへの注目度は、かなり高いことがうかがえます。
ちなみに、フィンテックとは、「Finance(ファイナンス)」と「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語で、ITによる金融・決済システムなどの技術革新みたいな意味合い。
ビットコインの基盤となっているブロックチェーンという技術は、金融機関などの決済サービスに応用することで、手続きの簡略化やコスト削減に活かせるということで、フィンテックの中でも特に関心を集めています。そこに日銀も注目しているということなのでしょう。
これまでなんとなく怪しい世界というイメージが強かった仮想通貨の技術に、日銀が注目するなんて画期的な展開です。
なお、フォーラムには、冒頭で紹介したセントラル短資FXのビットコインプレゼントキャンペーンのところで出てきたビットコイン取引所・販売所のbitFlyer(ビットフライヤー)も出席し、関連技術に関するプレゼンテーションを行ったようですよ。
■ビットコインキャンペーン開始の背景を推察
ここまでビットコインに関連する話題を振り返ったところで、冒頭で挙げた疑問点、老舗でお堅い会社というイメージが強いセントラル短資FXが、いったいどうして突如、ビットコインをプレゼントするキャンペーンを始めたのか、なんとなく推察できたかも…。
注目したいのは、日銀とセントラル短資FX、さらにその親会社のセントラル短資とのつながりです。実は、セントラル短資FXの現社長・松田邦夫氏は日銀出身。セントラル短資FXは、人的な部分で日銀とのつながりがあります。
そして、親会社のセントラル短資は、金融機関同士の短期的な資金のやりとりを仲介する短資会社。グループの創業100年を超える老舗です。取引先には、銀行や証券会社、保険会社、政府系金融機関などに加え、日銀も含まれます。
セントラル短資の現代表取締役社長も日銀出身みたいですし、日銀とセントラル短資は、互いに重要なビジネスパートナーであることは間違いないのでしょう。
その証拠に(?) セントラル短資の本店所在地は、日銀と道路一本挟んで向かい側だったりします。
(出所:Googleマップ)
日銀とセントラル短資FX、さらに親会社のセントラル短資との関係性を考えると、お堅いイメージのFX会社、セントラル短資FXが突如このようなキャンペーンを始めたのは、もしかすると日銀のフィンテックセンター設立などに影響を受けてのことなのかなぁ? と推察しています。
■ビットコインをAmazonギフト券と交換することもできる
さて、キャンペーン開始の背景はさておき、せっかく珍しいキャンペーンが開催されているワケですから、この機会にビットコインに興味を持ってみるのも良いかもしれません。
ぜひ、セントラル短資FXのキャンペーン「クイズに答えて『ビットコイン』をもらっちゃおう!」をチェックしてくださいね。
ゲットしたビットコインは、利用可能なウェブサイトや店舗でショッピングや飲食の支払いに利用したり、日本円に換金して引き出したり、ビットコイン取引所での取引に使うことが可能です。
たとえば、ビットフライヤー独自のサービスとしては、Amazonギフト券と保有しているビットコインの交換ができる、なんてサービスもあります。これからますますビットコインを利用できる場面は、増えていきそうな感じですね。
ただし、ビットフライヤーの場合、アカウントには一定の条件で分けられたクラスが6段階に渡って用意されており、クラスによってできることが異なります。クラスが上になればなるほど、自由度も上がるしくみです。
やりたいことと、それができるクラスを確認のうえ、各サービスを利用する必要がありそうですのでご注意を。詳しくは、ビットフライヤーのウェブサイトで確認してくださいね。
■セントラル短資FXのキャンペーンで最大3万2000円!
せっかくなので、最後にセントラル短資FXで実施中のお得なキャンペーンについて紹介したいと思います。
まずは、合計7000円がもらえるザイFX!限定タイアップキャンペーンから。
セントラル短資FX[ウルトラFX]では、ザイFX!を経由して新規口座開設し、口座開設の翌月末までに[ウルトラFX]で1回以上新規取引すると5000円、さらに「Uチャート」からの取引1回で2000円がもらえます。簡単な条件で7000円がもらえますよ! お見逃しなく。
さらに、[FXダイレクトプラス]では、通常の新規口座開設キャンペーンを実施中。新規口座開設後、口座開設月の翌月末までに[FXダイレクトプラス]にて、新規または決済で50万通貨以上200万通貨未満の取引をすると5000円、200万通貨以上の取引をすると2万円がもらえます。
こちらのキャンペーンの対象となるには、別途「マイページ」からの申込みが必要ですのでお忘れなく。
[セントラルミラートレーダー]でも、口座開設月の翌月末までに、
[セントラルミラートレーダー]にて、新規または決済で30万通貨以上取引すると5000円がもらえるキャンペーンを実施中。こちらも別途「マイページ」からの申込みが必要ですのでお忘れなく。
ご紹介した3つのキャンペーンを合計すると、最大で3万2000円がもらえます。ぜひ、合わせてチェックしてくださいね。
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、セントラル短資FXのウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
>>>セントラル短資FX[ウルトラFX]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
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(ザイFX!編集部・向井友代)
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