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今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

ドル高にならないのは長期金利が原因!
利上げでも米国債が買われる理由は?

2017年06月22日(木)18:07公開 (2017年06月22日(木)18:07更新)
今井雅人

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■米ドル高が進まないのはなぜ?

 米国では、6月14日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)で予定どおり利上げが実施され、その後の見通しがわりと強気だったので、米ドルが少し上昇する展開が数日続きました

米ドルVS世界の通貨 4時間足
米ドルVS世界の通貨 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 4時間足

しかし、その後の状況があまり良くありません。私も、米ドルのロングポジション保有をいったん全部やめて、様子を見ることにしました。

【参考記事】
タカ派印象のFOMCなのに…ドル高ならず! 金利頼みの米ドル/円は、動きにくくなるか(6月15日、今井雅人)

 その1番の理由は米国の長期金利です。本日、6月22日(木)現在、米国の10年物国債の利回りは2.15%程度で推移しています。

 今年(2017年)に入ってからの、米国の10年物国債の利回りの推移を見てみると、2.45%近辺で始まり、3月中旬にはいったん2.6%を超える水準まで上昇しました。

 しかし、そこをピークに長期金利は低下傾向に入りました。5月の頭には、いったん2.4%程度まで回復する局面もありました。しかし、その後はだらだらと、ほぼ一方的に下がり続け、現在は年初来の最低水準にまで低下してきています

米長期金利(米10年債利回り) 日足
米長期金利(米10年債利回り) 日足

(出所:Bloomberg)

 今年(2017年)は3月と6月に政策金利を2度上げたため、短期金利は上昇傾向になるにもかかわらず、長期金利は低下していくという、非常に不思議な構図になっています。

■雇用環境が改善しても上がらない物価

 では、ここまで長期金利が上昇していかないのは、なぜなのでしょうか? 私は、2つのことが原因になっていると思っています。

 まず1点目は、米国の物価が思ったように上昇していかないことです。

※米労働省のデータをもとにザイFX!編集部が作成

 米国の雇用環境はリーマンショック以来、改善し続けてきて、直近の失業率は4.3%まで低下してきています。

 この水準はかつて、超低金利政策が行われる以前の、米国が健全な経済環境にあったときの水準です。

 その当時は、政策金利も4~5%程度はあった時代です。通常、雇用環境が改善してくれば賃金に上昇圧力がかかり、物価も上昇傾向に入るのが一般的です。

しかし、現在の米国は、どうもそういう傾向になっていきません。理由ははっきりしないのですが、それが現実です。

 2点目は、世界中でだぶついている資金が、米国の…


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