■ユーロ/円と英ポンド/円をトレード
先週(7月10日~)は、豪ドルや英ポンドが買われ、豪ドル/円と英ポンド/円はレジスタンスの目前まで上昇してきました。
豪ドル/米ドルと英ポンド/米ドルは、年初来高値を更新しています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 週足)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 週足)
前回、7月11日(火)のコラム執筆時点で、投機筋の円売り越しが積み上がってきていたことが気になっていましたが、トレードではユーロ/円を買っていました。
11日(火)に、トランプ大統領の長男が公開したロシア人弁護士とのメールのやり取りで、ロシアゲート疑惑への警戒感が高まって、瞬間的にリスク回避の動きとなりました。
投機筋の円売り越しが積み上がっていたことも気になっていたので、そのタイミングで、ユーロ/円を130円台半ばで手仕舞いしました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 4時間足)
また、その後、英ポンド/円を売りましたが、ユーロ/英ポンドの下落や英ポンド/米ドルの上昇で英ポンド/円が下げ渋ったため、まだ長期のレジスタンスとなる148円を越えてはいなかったものの、リスクを減らすために手仕舞いしました。
■ユーロ/英ポンド再上昇がユーロ/円トレードのカギに
ユーロ/英ポンドに関しては、ECB(欧州中央銀行)は今後テーパリングに向かい、BOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])は利上げ観測はあるものの、EUとの離脱交渉に対する懸念もあって、ファンダメンタルズ的には上昇(ユーロ高・英ポンド安)していくのではないかと考えています。
【参考記事】
●なぜ英国への投資機運は高まらないのか? 中長期的に英ポンドは続落の可能性高まる(7月13日、西原宏一)
●引き締めに向かう主要国中銀が「密約」? ECB理事会でのテーパリングの行方は…!?(7月17日、西原宏一&大橋ひろこ)
ただ、直近のユーロ/英ポンドは天井をつけたかのような動きをしており、ここから上昇していけるかに注目しています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/英ポンド 日足)
ユーロ/英ポンドが上昇を再開させることができれば、ユーロ/円は買いやすくなるのではないかと考えています。
【注目情報】
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ロビンスカップ・ジャパンFX2017(Robbins World Trading Championship)優勝で高い実力を見せつけたカリスマ個人トレーダー・バカラ村氏。彼の相場予測&トレードが毎日配信される、有料メルマガ「バカラ村のFXトレード日報!(月額:5,060円(税込))」はザイFX!がお届けしている有料メルマガです。
「バカラ村のFXトレード日報!」では個人トレーダー目線で初心者にもわかりやすいタイムリーな為替予想をはじめ、実践的な売買アドバイスや相場分析などを、メルマガでご覧いただけます。
「バカラ村のFXトレード日報!」は、登録後10日間は無料解約可能なので、ぜひ一度体験していただき、みなさんのトレードの参考にしてみてください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)