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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

米ドル/円はさらに下がったところで買い!
金融政策から米ドル買い・円売り揺るがず!

2017年07月18日(火)12:11公開 (2017年07月18日(火)12:11更新)
バカラ村

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■FRB議長の議会証言はハト派、米ドル/円は38.2%押し

 イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言が、7月12日(水)に米下院で、その翌日13日(木)には上院で行われました。

 タカ派な発言が出るのではないかという期待が市場にはありましたが、「金利は中立水準に達するまでそれほど引き上げる必要はない」などとハト派な発言が出たため、米長期金利は低下しました。

【参考記事】
円キャリートレード継続! 金利先高感が強まった通貨を中心にクロス円チェック!(7月13日、今井雅人)

米長期金利(米10年債利回り) 日足
米長期金利(米10年債利回り) 日足

(出所:Bloomberg)

 それに連れるように米ドル/円も下がり、さらに14日(金)の米小売売上高が弱かったこともあって、112.25円まで下落しました(※)。

(※編集部注:本記事の寄稿後、7月18日(火)の東京時間に米ドル/円は一時、112.08円付近まで下落した)

 これは、6月14日(水)安値108.82円から、7月11日(火)高値114.49円までの上昇幅の38.2%押しとなる、112.32円付近で下げ止まったということになります。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

■米ドル/円は上昇予想だが、買いは下がったところで

 日本時間7月15日(土)の早朝に発表されたIMM(国際通貨先物市場)のポジション動向(7月11日時点)では、投機筋の円の売り越しが11.2万枚超まで増えていました

IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)
IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移

 前週7月4日(火)時点の売り越しが7.5万枚で、その後、7月7日(金)に日銀が指値オペを通知したので、前回のコラムではさらに増加している可能性を指摘しましたが、それでも10万枚ぐらいを想定していたので、それを越える増加となっています。

【参考記事】
日銀指値オペで金融政策の違い明確に! 投機筋の動き注意しつつ円売りで攻めたい(7月11日、バカラ村)

金融政策の点から相場を考えると、FRBの利上げ観測は少し後退しているものの、バランスシートの縮小を開始することが予想されているため、米ドルは買い方向となります。

 一方、日銀は緩和策を継続し、7月19日(水)~20日(木)の金融政策決定会合では物価の見通しが下方修正されるとの予想もあり、円は売り方向となります。

 したがって、金融政策面からは「米ドル買い・円売り」で、米ドル/円は上昇ということになります。

【参考記事】
調整は買いの好機! 黒田氏が日銀総裁である限り、円安トレンド継続に疑いなし!?(7月14日、陳満咲杜)

 ただ、前述したように、市場のポジションがすでに米ドル買い・円売りに偏ってきているので、米ドル/円は高いところでは買わず、下がってきたところで買うべきだと考えています。

 現在は38.2%押し付近で下げ止まっていますが、もう少し安い位置で買えるのではないかと考えています。

■ユーロ/円と英ポンド/円をトレード

 先週(7月10日~)は、豪ドルや英ポンドが買われ、豪ドル/円と英ポンド/円はレジスタンスの目前まで上昇してきました。

 豪ドル/米ドルと英ポンド/米ドルは、年初来高値を更新しています。

豪ドル/米ドル 週足
豪ドル/米ドル 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 週足

英ポンド/米ドル 週足
英ポンド/米ドル 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 週足

 前回、7月11日(火)のコラム執筆時点で、投機筋の円売り越しが積み上がってきていたことが気になっていましたが、トレードではユーロ/円を買っていました。

 11日(火)に、トランプ大統領の長男が公開したロシア人弁護士とのメールのやり取りで、ロシアゲート疑惑への警戒感が高まって、瞬間的にリスク回避の動きとなりました。

 投機筋の円売り越しが積み上がっていたことも気になっていたので、そのタイミングで、ユーロ/円を130円台半ばで手仕舞いしました。

ユーロ/円 4時間足
ユーロ/円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 4時間足

 また、その後、英ポンド/円を売りましたが、ユーロ/英ポンドの下落や英ポンド/米ドルの上昇で英ポンド/円が下げ渋ったため、まだ長期のレジスタンスとなる148円を越えてはいなかったものの、リスクを減らすために手仕舞いしました。

■ユーロ/英ポンド再上昇がユーロ/円トレードのカギに

 ユーロ/英ポンドに関しては、ECB(欧州中央銀行)は今後テーパリングに向かい、BOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])は利上げ観測はあるものの、EUとの離脱交渉に対する懸念もあって、ファンダメンタルズ的には上昇(ユーロ高・英ポンド安)していくのではないかと考えています。

【参考記事】
なぜ英国への投資機運は高まらないのか? 中長期的に英ポンドは続落の可能性高まる(7月13日、西原宏一)
引き締めに向かう主要国中銀が「密約」? ECB理事会でのテーパリングの行方は…!?(7月17日、西原宏一&大橋ひろこ)

 ただ、直近のユーロ/英ポンドは天井をつけたかのような動きをしており、ここから上昇していけるかに注目しています。

ユーロ/英ポンド 日足
ユーロ/英ポンド 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/英ポンド 日足

 ユーロ/英ポンドが上昇を再開させることができれば、ユーロ/円は買いやすくなるのではないかと考えています。

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