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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

米ドル/円が下がりやすい8月が到来!
まずは108円台を目指す動きを想定

2017年08月01日(火)16:05公開 (2017年08月01日(火)16:05更新)
バカラ村

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■FOMCで年内の追加利上げ観測が後退

 7月25日(火)~26日(水)に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では、市場予想どおりにFF(フェデラル・ファンド)レートの誘導目標レンジが据え置きとなり、今回はイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見がない会合だったため、声明文に注目が集まりました。

 前回、6月FOMCの声明文では、バランスシートの縮小開始時期は「年内」と表現されていましたが、今回は「比較的早期に」へ変更されました。

 これにより、市場では9月からバランスシートの縮小が開始されるのではないか、という予想が多くなっています。

 一方、インフレに関する表現は前回よりハト派となり、年内の追加利上げ観測が後退しています。

【参考記事】
売り材料のないFOMC後になぜ米ドル安? 気をつけろ! それは相場反転のサインだ(7月28日、陳満咲杜)
米ドルを買う気になれない理由はどこに? ドル/円は引っ張り合いでレンジ長期化!?(7月27日、今井雅人)

 そのため、FOMC後は米ドル売りの流れが継続し、今週(7月31日~)に入って、ユーロ/米ドルは1.1846ドル近辺まで上昇。米ドル/円は、110.02円前後まで下落しました。

ユーロ/米ドル 4時間足
ユーロ/米ドル 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足

■米ドルより弱いスイスフラン、緩和継続路線を意識

イエレンFRB議長は来年(2018年)2月に任期が切れますが、利上げよりもバランスシート縮小の方を、積極的に推し進めていこうという感じに見受けられます。

 ここまで、米ドル安のトレンドが続いていますが、先週(7月24日~)からはスイスフラン安も目立っていて、米ドルよりスイスフランの方が弱いことから、米ドル/スイスフランは上昇してきています。

米ドル/スイスフラン 4時間足
米ドル/スイスフラン 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/スイスフラン 4時間足

 ユーロ/スイスフランも、2016年2月の高値、1.1197フラン付近を越えてきています。

ユーロ/スイスフラン 月足
ユーロ/スイスフラン 月足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/スイスフラン 月足

ECB(欧州中央銀行)の金融政策は出口に向かっていますが、SNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])の金融政策は緩和的なままということもあって、スイスフラン売りが出ているといったところです。

【参考記事】
引き締めに向かう主要国中銀が「密約」? ECB理事会でのテーパリングの行方は…!?(7月17日、西原宏一&大橋ひろこ)
ドラギ総裁はハト派でも買われたユーロ! 「シントラショック」以降、ユーロは新局面へ(7月24日、西原宏一&大橋ひろこ)

■日銀も緩和策継続だけど、米ドル/円は下落の可能性

 緩和的な金融政策という点では日銀も同様で、ここから考えると円も同じように売られて円安になりそうですが、IMM(国際通貨先物市場)のポジション動向(7月25日時点)を見ると、投機筋は12.1万枚も円を売り越しており、前週の12.7万枚前後から少し減ったとはいえ、まだ、かなりの円売りが積み上がった状態です。

IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)
IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移

 長期的には金融緩和策から円安になると考えていますが、ただし、1~2カ月くらいの期間で考えると、円売りポジションが多いことから、円高の方向へ推移する可能性が高いと考えています。

 また、季節性から米ドル/円は8月から下がりやすい傾向にあること、さらに、米ドル安トレンドが続いていることもあって、まだ下がる可能性が高いのではないかと考えています。

【参考記事】
米ドル/円の上値が重い理由とは? さらに8月から米ドル/円は下がりやすい季節へ(7月25日、バカラ村)

 大きなレンジで見ると108円台~114円台を推移しているので、まずは108円台を目指す動きが想定されます。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足

■トランプ政権に期待持てず、米ドル/円はまず108円付近へ

 米ドルが上昇するためには、トランプ大統領の経済対策に期待をしたいところですが、昨日、7月31日(月)のNYタイムにも、スカラムッチ広報部長が解任されたという報道が流れ、経済対策への期待はなかなか持てずに、米ドル売りが続いているといったところです。

 今週(7月31日~)は米雇用統計の発表がありますが、以前に比べて相場への影響が軽微になってきていることもあり、市場予想と大きく違うようなよほどのサプライズな結果が出てこない限り、米ドル安のトレンドは継続しそうです。

 米ドル/円は108円台~114円台のレンジ内で推移していますが、、徐々に上値が切り下がり、戻りでは売りオーダーが出てくることも想定されるので、まずは、レンジ下限の108円付近をターゲットに、下がるのではないかと考えています。

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