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田向宏行
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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

米ドル/円にはまだ下値トライの可能性あり。
英ポンド/円チャートに出た上昇サインとは?

2017年09月12日(火)12:47公開 (2017年09月12日(火)12:47更新)
バカラ村

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■北朝鮮に振らされて米ドル/円はサポート割れ!

 北朝鮮を巡る地政学リスクが続いており、米ドル/円は、それを材料に振らされる展開となっています。

 北朝鮮から毎日のように威嚇発言があるため、米ドル/円の買いが控えられ、先週(9月4日~)は上値の重い展開が続きました。

米ドル/円の108円は、これまで何度もサポートされていたこともあって、そこを割り込んだ水準には損切りの売りが増えていたようで、108円を割れると一時、107.32円まで下落しました。

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足

■米ドル/円は一時的に下げ止まった状態だけど…

 そして、9月9日(土)は北朝鮮の建国記念日のため、ミサイルを発射する可能性が報道されていました。

 9日(土)は週末となるため、もし北朝鮮がミサイルを発射すれば、米ドル/円は11日(月)に下へ窓を開けてオープンする可能性が高く、ミサイルを発射しなければ上に窓が開くと予想されていました。結果的に、北朝鮮はミサイルを発射しなかったため、米ドル/円は上に窓を開けてスタートしました。

 北朝鮮に対する新たな制裁決議の採決を国連の安全保障理事会で控える中、米長期金利が8日(金)の2.02%付近を底に上昇したことも手伝い、米ドル/円は昨日、11日(月)の海外時間に109.50円まで回復してきました。

(※編集部注:本記事の寄稿後、9月12日(火)の東京時間に米ドル/円は一時、109.57円付近まで上昇した)

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足

米長期金利(米10年債利回り) 日足
米長期金利(米10年債利回り) 日足

(出所:Bloomberg)

 先週(9月4日~)までは、108円を割れたことでテクニカル的に弱い形となっていましたが、109円台へ回復してきたこともあり、米ドル/円は一時的に下げ止まった状態となっています。

 下げ止まりましたが、北朝鮮を巡る地政学リスクがなくなったわけではないので、このまま上昇トレンドになるにはまだ早いと思えます。

【参考記事】
さらなる米ドル全面安に懐疑的な2つの理由とは? でも、逆張りの米ドル買いも危険(9月8日、陳満咲杜)
ドル/円、下がらないけど上がりもしない理由は? ユーロのカギ握るECBに注目!(9月7日、今井雅人)

 すぐに下がる状況ではなくなったものの、まだ、北朝鮮の動向次第では下値トライの可能性は残っていると思います。

■ここからのユーロ/米ドルはゆっくりとした上昇へ

 9月7日(木)にECB(欧州中央銀行)理事会がありました。

 以前、ドラギECB総裁がテーパリング(※)を「秋に議論」すると発言していたこともあり、今回の理事会でテーパリング開始を示唆する可能性もありましたが、次回10月の理事会で大枠を決めることが明らかになりました

 さらに、ドラギECB総裁からユーロ高をけん制する発言も出たことで、ユーロは瞬間的に下がるときもありましたが、まだ下がれば買いたいと考える向きが多いようで、ユーロ/米ドルは8日(金)に1.2092ドルまで上昇しました。

ユーロ/米ドル 4時間足
ユーロ/米ドル 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足

 トレードの方は、ユーロの調整を狙ってECB理事会前にユーロ/円を売っていましたが、建値にストップを引き下げたこともあり、手仕舞いしました。その後は、ユーロ/米ドルの上昇を見越して、ユーロ/米ドルの買いを保有しています

【参考記事】
北朝鮮リスクでドル/円下落も急反発警戒! 上昇再開のユーロ/米ドルは新ステージへ(9月11日、西原宏一&大橋ひろこ)
北朝鮮も気になるが、ECB理事会に注目。なぜ、ユーロは調整すると考えるのか?(9月5日、バカラ村)
どのみちユーロは上昇する宿命だった!? ユーロ/ドルは上昇再開、押し目買い戦略で(8月29日、バカラ村)

 ユーロ/米ドルのここからの上昇は、ユーロ高けん制発言も出てくるためスピードは落ちると思いますが、ECB理事会で今年の成長見通しが上方修正されたこともあり、ユーロ圏の経済の強さからは、まだ上昇すると考えています。

 以下はユーロ/米ドルの日足チャートです。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足

(出所:Bloomberg)

 上昇チャネルラインの下限が1.17ドル台半ば、上限が1.22ドル台に上がってきており、ゆっくりとした上昇は続くのではないかと考えています

■英ポンド/円は底打ち示すパターン、下がれば押し目買い

 今週(9月11日~)は、米国や日本の重要イベントが少なく、14日(木)に米CPI(消費者物価指数)、15日(金)に米小売売上高の発表はありますが、あまり目立ったものはないです。

 一方、英国では12日(火)にCPI、13日(水)に雇用統計、14日(木)に英MPC(金融政策委員会)とイベントが続きます

 以下は英ポンド/円の日足チャートです。

英ポンド/円 日足
英ポンド/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 日足

 英ポンド/円はテクニカル的に「ヘッド&ショルダーズ・ボトム」(※)を形成し、昨日(9月11日)、ネックラインも超えてきています

(※編集部注:「ヘッド&ショルダーズ・ボトム」とはチャートのパターンの1つで、大底を示す典型的な形とされている。日本語では逆三尊とも呼ばれる。また、「ヘッド&ショルダーズ・ボトム」の逆で、天井を示す典型的な形が「ヘッド&ショルダーズ」(三尊))

 英ポンド/円はまだ上昇する余地があるため、経済指標で少し悪いぐらいの数字が出て下がったところは、短期的に押し目買いのポイントとなりそうです。

 中長期的にはユーロ/米ドルの上昇を見込んでおり、下がれば買いたい人がまだいるのではないかと考えています。

 ただ、上がればユーロ高けん制発言にも警戒感が出てくるため、利食いも出て上値が抑えられることから、上昇はゆっくりとしたものになりそうです。

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