【参考コンテンツ】
●仮想通貨リアルタイムチャート:イーサリアム/円(ETH/JPY) 日足
(「ホリエモン仮想通貨祭(1) ミスビットコインはナカモトサトシの正体を知っているのか?」からつづく)
「どうなんすか、ここみんな、何しに来てるんですか? 今日は」

のっけから聴衆を挑発気味!? なホリエモンこと堀江貴文さん。「どうなんすか、ここみんな、何しに来てるんですか? 今日は」と言われると…そういえば、何しに来たんだっけか? と思わず自問自答したくなる。いやいや堀江さん、今日はみんなあなたの話を聞きに来たんですよ~
「ホリエモン仮想通貨祭」の第2部には、いよいよ堀江貴文さんが登場したのだが、堀江さんはのっけから聴衆を挑発気味!?
仮想通貨のことを知りたい!…「仮想通貨祭」に参加する理由には当然そんなことが考えられそうだが、それはそれとして、一目、ホリエモンを見てみたい!という人も結構いそうだ。堀江さんのこの発言に会場はどっと沸いた。
第1部の時点ではそこまでではなかったのだが、第2部が始まった時点で会場を見渡すと、立ち見もたくさん出る大盛況。この日は約500名の参加者が集まったそうだ。ホリエモン人気が改めて感じられた。
このとき、堀江さんが身につけていたのは「ガチホTシャツ」。

これは堀江さんが主宰する堀江貴文イノベーション大学校(HIU)のメンバーが作ったもので、コインチェック事件で話題となったネム(NEM)のロゴをネコが抱えて離さない図柄になっている。この「ガチホTシャツ」は販売もされているそうだ。
知らない人のために一応、説明しておくと「ガチホ」とは「ガチホールド」の略。仮想通貨などを一度買ったら、それを持ったまま、売らないことを意味する。
第2部前半に登場したのは堀江さんのほかに、古参のビットコイナーとして有名な平野淳也さん。そして、第1部に引き続き、ベトナムから大石哲之さんも映像で会場と結んで参加した。
【参考記事】
●ホリエモン仮想通貨祭(1) ミスビットコインはナカモトサトシの正体を知っているのか?
■チップモナでもらったモナコインが3000万円分!?
「僕は刑務所から出てきたんですよ。2013年の3月に」
第2部の中で堀江さんは仮想通貨との出会いをこんなふうに話し始めた。
「もうねぇ、仮想通貨クラスタの人たちがツイッターで僕にすごい絡んでくるんですよ。ものすごくしつこく絡んできて…。だから、わかってるけど、(当時の仮想通貨は)正直、規制がないじゃないですか。やってることって一歩間違えるとギャンブル的なことだったりするから。おい、ちょっと待てと。俺はまだ仮釈放中の身だぞと。(仮釈放が終わる)11月まで待てと、心の中で思いながら…」
平野さんによると、このころの仮想通貨はまだあまり世間に知られていなかったので、みんな、有名な人に取り上げてほしいという思いがあったのだとか。
その後、堀江さんはモナコインの人たちに絡まれたそうだ。
「ツイッターでチップモナ(※)というサービスがあって、チップモナをしてくる人がすごくいて…。でも、完全に放置してたんですけど、1年ぐらい前に、モナがバーッと高騰したときに調べてみたら、1000万円以上あったんじゃないかな。いや、税理士が3000万円ぐらいあると言ってたかな」
(※「チップモナ(tipmona)」とはツイッターを使って、モナコインを送付することができるサービス)
チップだけで3000万円とは…。さすがホリエモンだ。

(リアルタイムチャートはこちら → 仮想通貨リアルタイムチャート:モナコイン/円(MONA/JPY) 週足)
■2000万円前後のイーサリアムが取り出せなくなった!?
そして、話は堀江さんがイーサリアムをICO(クラウドセール)(※)で買った話へ移っていった。
(※「ICO」とはInicial Coin Offeringのこと。株式市場におけるIPO(Inicial Public Offering)の仮想通貨版のようなもの。「クラウドセール」などとも呼ばれる)
【参考記事】
●「ICO」とは? 「IPO」と何がどう違うの?テックビューロ発、「COMSA」のしくみは?
「あのとき僕、大して買ってないんです。1万円から1万5000円分ぐらいしか買ってない。イーサを買うためのBTCも投げ銭でもらったやつだった。どうせこれ、何もなかった金だから、まあいいかと思って、結構適当にしてたら、クラウドセールから1年ぐらい経ったら、いきなりイーサが使えるようになって、価格が高騰して、なんじゃこりゃ~と思って」
イーサリアムの価格は2014年8月に行われたクラウドセールのとき、約30円程度だった模様。今の価格は5万6000円程度だから、1800倍以上になっている計算になる。

(リアルタイムチャートはこちら → 仮想通貨リアルタイムチャート:イーサリアム/円(ETH/JPY) 週足)
ここで「クラウドセールのときにイーサリアム買った人は?」と堀江さんが会場へ問いかけたのだが、そこで手を上げた人はゼロ。一方、このとき、登壇していた堀江さん、平野さん、そして、ベトナムの大石さんは3人ともクラウドセールでイーサリアムを買っていた。さすがだ。
しかし…。
「イーサをクラウドセールで買ったときのパスフレーズみたいなのって、よく覚えてましたね?」と堀江さんは大石さんに聞き始めたのだ。
堀江さんはどうもイーサリアムの秘密鍵を忘れて、取り出せなくなっている模様。いわゆるセルフGOX(※)だ。
(※「セルフGOX」とは自分のミスで仮想通貨を失ってしまうこと。仮想通貨の巨額流出事件を起こした仮想通貨取引所「マウントゴックス」の名称に由来する言葉)

クラウドセールで買ったイーサリアム(ざっくり2000万円前後の価値がありそう)をセルフGOXしてしまった堀江さん。大石さんに、「どうやったら取り出せますかね~?」と質問を投げかけていたが…果たして、無事に取り出せたのだろうか?
「どうやったら取り出せますかね~?」と堀江さん。それに対し、大石さんが手当たり次第に全部ハックしてくれるサービスがあることを伝えるなど、“秘密鍵を忘れてしまった仮想通貨を取り出す方法談議”がしばらく続き、何となくもしかしたら、取り出せそうかも…という雰囲気になっていった。
もし、取り出せたら…堀江さんのイーサリアムはざっくり2000万円前後の価値がありそうだが、このあと、堀江さんは取り出せたのだろうか?
ここで話は変わって、仮想通貨の規制の…
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