ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

中国、イタリア、トルコと問題山積、
クロス円下げ止まるか要人発言に注意!

2018年10月09日(火)15:54公開 (2018年10月09日(火)15:54更新)
持田有紀子

ザイFX限定!口座開設&取引で最大10000円もらえる! トレイダーズ証券みんなのFX

 先週の金曜日はアメリカの雇用統計だった。すでに米長期金利が上昇してきており、それが市場のリスク負担を増大させるものとの懸念が先行していた。あまり雇用関連のデータが良いようだったら、それはさらなる金利上昇を促し、それが企業コストの増大となる。米国株は下落に向かい、リスクオフとなるのである。

 雇用統計の結果は、就業者数が13万人台の増加となって、かなり市場予想を下回った。まずはこれに市場が反応し、ドル安、株安が進んだ。しかし賃金上昇はプラス0.3%で予想と同じであり、インフレは心配いらず。そして失業率も3.7%となって、これは予想よりも良かった。

 相場はすぐに反転し、ドル高・株高の様相。どっちつかずの結果に出てしまった雇用統計に対しても、注目されていた長期金利が再び上昇を始めると、それが市場のリスク回避を誘った。リスクオフの成分が余計に出てきて、ドル円やユーロ円は垂れ込んできた。

 昨日は中国市場で1週間ぶりのマーケットが開いたので、その間の1週間分のリスクオフが大きく表に現われた。開始直後から中国株は大幅安に。これは海外で取引されている中国株の先物などを見ていれば当たり前のことだが、現物株で大幅安となるとセンチメントが悪化せざるを得ない。

 問題は週末に行った金融緩和の手段の一つである預金準備率の引き下げが、まったく効かなかったことだ。今さらリザーブ率を1%ポイント下げても、焼け石に水なのは明らかである。

 実際にはこれがどのくらいまでアナウンスメント効果があるかということくらいしか期待されていなかったのも事実だ。ドル円はアジア時間で114円台乗せを狙ったが、中国株が戻っていかないことが判明すると、すぐに売りものに押される形となった。

 また欧州時間ではイタリア問題が紛糾。EU側とイタリア政府との間で、財政問題のあり方について欧州が続いたのだ。それで欧州株も下落。アメリカでも米中の外相会談では非難合戦に終始したことによって、市場には不安材料は拭い去れなかった。

 米国株が下げ幅を拡大する中、マーケット全体のリスク許容度も低下したようで、クロス円が安い。ドル円もアジア時間からの重さを引きづってズルズルと113円台の前半まで押された。夜中に米中外相会談では非難の応酬のみだったということも報じられて、いっそうのリスクオフ。それでドル円も112円台に突入している。

 本日は日米ともに連休明けなのだが、市場の材料がほとんどない。だから相場を左右するのは、昨日と同じでリスクがどうなるかだろう。イタリア問題はまだ紛糾しているようだし、トルコもサウジのジャーナリストの殺害が問題を複雑にしそうだ。首脳クラスの発言には要注意だろう。


日本時間 16時00分


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年7月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

外為どっとコム
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トルコリラスワップポイントランキング 人気FX会社ランキング キャンペーンおすすめ10
トルコリラスワップポイントランキング 人気FX会社ランキング キャンペーンおすすめ10
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る