※本記事内容は公開日時点の情報に基づいています。最新情報は各社ホームページでご確認ください。
■GMOコインとDMM Bitcoinの間でスプレッド縮小バトル勃発!
2018年10月31日(水)、東証一部上場、GMOインターネットグループ傘下の仮想通貨交換業者GMOコインが、現物取引ができる「販売所」と証拠金取引ができる「仮想通貨FX」において、全銘柄のスプレッド縮小キャンペーン実施を発表!
11月1日(木)12時~11月14日(水)15時の期間(※)、60%以上OFFを実現するとのことです。
(※ビットコインキャッシュを除き、キャンペーン期間は、11月28日(水)15時までに延長されました)
キャンペーン対象銘柄は、以下のとおり。
※スプレッド60%以上の縮小は、10月のスプレッドを基準にした割引率
2018年9月には、新たに取引所サービスをリリースするなど、ここのところ、サービス改革に熱心なGMOコイン。やるじゃないか、GMOコイン!
【参考記事】
●GMOコインに「取引所」サービス登場!板情報を見ながら仮想通貨取引。2万Satoshiプレゼントも♪
なんて思っていると、これに対抗するかのように、同日の10月31日(水)、DMM Bitcoinもスプレッド縮小キャンペーンの実施を発表したではありませんか! しかも、発表したその日の18時には、ビットコイン/円についてのみ、第一弾として早々にキャンペーンをスタート! 翌11月1日(木)からは、他の銘柄についても、第二弾としてキャンペーンをスタートしました。
DMM Bitcoinには、「現物取引」と証拠金取引ができる「レバレッジ取引」の2サービスがありますが、スプレッド縮小キャンペーンの対象となっているのは「レバレッジ取引」の方。
期間は、ソッコーでキャンペーンを開始したビットコイン/円が10月31日(水)18時~11月14日(水)12時まで、そのほかの対象銘柄については、11月1日(木)11時~11月14日(水)12時まで(※)です。
(※ビットコインキャッシュを除き、キャンペーン期間は、11月28日(水)12時までに延長され、その後さらに、12月12日(水)12時までに延長されました)
キャンペーン期間中、DMM Bitcoinの「レバレッジ取引」では、対象の全銘柄が原則固定スプレッドで提供されます!
キャンペーン期間中のDMM Bitcoin「レバレッジ取引」のスプレッドは、以下のとおり。暗号資産業界において、スプレッドは変動制が主流ですので、原則固定というのはあまり聞きません。期間限定キャンペーンとはいえ、原則固定スプレッドでの取引を試す貴重な機会ではないでしょうか?
■スプレッド60%以上縮小の威力をチェック。「販売所」のスプレッドが86%OFFに!?
ここで、対象銘柄について60%以上のスプレッド縮小を実施しているGMOコインのスプレッドを実際の取引画面でチェックしてみましょう。
まずは、「販売所」。ここではBTC(ビットコイン)について、キャンペーン開始前の2018年10月23日(火)に取得した取引価格とキャンペーン開始後の11月1日(木)に取得した取引価格のスプレッドを比較しています。
(出所:GMOコイン)
キャンペーン開始前のスプレッドは、1万4370円。これに対して、キャンペーン開始後のスプレッドは大幅に縮小され、2000円となっています。実に86%の縮小率です。
GMOコインのスプレッドは、変動制が採用されており、一定ではありませんので、縮小率も一律86%ということではありませんが、それにしても、大幅に縮小が行われていることがわかります。
現状、相対取引(店頭取引)(※)で仮想通貨を売買できる「販売所」を提供している仮想通貨交換業者はいくつかありますが、いずれもスプレッドはかなり広め…というのが一般的。GMOコインの「販売所」のスプレッドのように、ビットコインのスプレッドは、ウン万円というのもザラです。
(※「相対取引(店頭取引)」とは、ユーザーと業者の間で売買を行う取引方式)
現物取引なら、取引所サービスを提供しているところで行った方が圧倒的にコストは圧縮できますし、個人的には、基本、「販売所」は使いたくないなぁ…なんて思うレベルだったりします…。
【参考コンテンツ】
●ビットコイン・仮想通貨の取引所/販売所を比較。取引コストが安いのはどこ?
そんな中、キャンペーンとはいえ、「販売所」でこれだけのスプレッド縮小を実施したというのは、結構、大きな出来事と言えるでしょう。しかも、今回のキャンペーンでは、ビットコインのほか、GMOコインの「販売所」で取り扱っているアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)も対象。
具体的には、ビットコインのほか、ETH(イーサリアム)、XRP(リップル)、BCH(ビットコインキャッシュ)、LTC(ライトコイン)のスプレッドについても、60%以上縮小して提供されています。
アルトコインについては、取引所サービスで満遍なく取り扱っている国内の仮想通貨交換業者があまりなく、ものによっては、現物が欲しければ、いずれかの仮想通貨交換業者が提供する「販売所」で購入する以外にない…なんてことも考えられます。上述のアルトコインの現物を購入したいと考えている人は、スプレッド縮小キャンペーン実施中の今のうちに、GMOコインで購入することを検討してみてもいいのかもしれません。
■仮想通貨FXのビットコイン/円スプレッドが300円!?
続いて、GMOコインの「仮想通貨FX」のスプレッドを確認しておきましょう。GMOコインの「仮想通貨FX」には、BTC/JPY(ビットコイン/円)のほか、アルトコインと円との通貨ペア、ETH/JPY(イーサリアム/円)、XRP/JPY(リップル/円)、BCH/JPY(ビットコインキャッシュ/円)、LTC/JPY(ライトコイン/円)があります。記載したすべての銘柄が、スプレッド60%以上縮小の対象です。
ここでは、例としてビットコイン/円のスプレッドについて、キャンペーン開始前と後でどのくらい変わったのかを確認してみたいと思います。
(出所:GMOコイン)
キャンペーン開始前、10月31日(水)のスプレッドは1064円、キャンペーン開始後、11月1日(木)のスプレッドは300円と、71.8%も縮小されていました。
こちらもスプレッドは変動制が採用されていますので、常に同じ縮小率というワケにはいきませんが、それでも、かなり大幅な縮小が行われているのは明らかです。仮想通貨の証拠金取引に興味があるという人は、キャンペーン実施中のGMOコインで、取引をはじめてみるチャンスではないでしょうか。
ちなみに、GMOコインの「仮想通貨FX」には、トレードに便利なスピード注文機能などが備わった「ビットレ君」という専用スマホアプリも用意されています。
(出所:GMOコイン)
外出先や電車移動の際なども、アプリを使ってサクサク快適に取引できますので、短期間で仮想通貨を取引し、積極的に売買差益を狙っていきたいと考えている人は、ぜひ、使用感を試してみてください。
■DMM Bitcoin「レバレッジ取引」のビットコイン/円スプレッドは700円原則固定!
キャンペーン期間中、「レバレッジ取引」にて原則固定スプレッドが提供されるDMM Bitcoinについても見ていきましょう。
とは言っても、こちらは、キャンペーン開始直前のスプレッドを確認する資料を用意することができませんでしたので、実際にキャンペーン開始前と後のスプレッドがどのくらい変わったのか、見比べていただくことはできませんが…。
過去の記憶をたどると、たしか、ビットコイン/円は千数百円~3000円くらいのスプレッドで推移していたように思います。しかも、通常時のスプレッドは変動制です。
【参考記事】
●DMM Bitcoinを徹底調査! アルトコインが豊富なFX(レバレッジ取引)のスプレッドは
それが、キャンペーン期間中のビットコイン/円スプレッドは700円原則固定! 先ほど確認したGMOコインのキャンペーンスプレッドより広いですが、GMOコインのスプレッドは変動制ですので、常に300円で提示されているワケではありません。GMOコインのキャンペーンスプレッドより広めのスプレッドとはいえ、原則固定スプレッドには、一定のアドバンテージがありそうです。
(出所:DMM Bitcoin)
お伝えしたとおり、暗号資産取引で原則固定スプレッドが提供されるのは稀。約定率やスリッページの度合については確認できていないのですが、この機会に、一度、DMM Bitcoionでの取引を試してみるのも、ありではないでしょうか。
■GMOとDMMの因縁とは?
さて、今回のスプレッド縮小キャンペーン実施を発表したのは、GMOコインとDMM Bitcoin、どちらが先なのか…?確認できていないので確実なことは言えませんが、状況から察するに、GMOコインのスプレッド縮小発表を受け、即座にDMM Bitcoinが、これを追いかける一手を仕掛けた、と見るのが素直な感じがします。しかも、発表当日にキャンペーンをスタートさせてしまうんですから、DMM Bitcoin、ものスゴい瞬発力です…。
いずれにしても、互いを意識しまくっているのは、まず間違いないでしょう。というのも、以前、FX業界においても似たようなことがあったからなのですが…。せっかくなので、少し、この2社の因縁について紹介しておきましょう。
GMOクリック証券とDMM.com証券は、それぞれGMOコインとDMM Bitcoinの兄弟会社であり、GMOインターネットグループ、DMM.comグループ傘下のFX会社ですが、この2つのFX会社は、過去数年間に渡って熾烈を極めるスプレッド縮小バトルを繰り広げてきました。
一方がスプレッド縮小を発表すると、もう一方もすぐさま追いかける凄まじい争いが長きに渡って続けられ、さらにそこに、他のFX会社も次々と参戦…。群雄割拠して天下をうかがう乱世を経て、FX業界のスプレッドは、ある種、もう行くところまで行っちゃった状況です。
少なくとも、米ドル/円などの主要通貨ペアスプレッドについては、業界トップ水準で0.3銭原則固定など、これ以上ないというくらい狭い値で提供されています。ここで、詳しい話をするのは避けますが、こんなんで儲けなんて出るんか!?というレベルであることは、間違いありません。
【参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:取引コストで比べる「米ドル/円スプレッドの狭い順」
ここまでFX業界で低スプレッド化が進んだ背景には、GMOクリック証券とDMM.com証券が起こしたスプレッド縮小バトルによって、業界全体が凄まじい勢いでスプレッドを縮小する方向に牽引された、という面も大きかったのではないかと思います。
【参考記事】
●DMM.com証券が通常時のスプレッド縮小!GMOクリック証券との仁義なき戦いが白熱
●DMM縮小の翌日にGMOも縮小! 因縁のスプレッド競争再燃でNZドル/円は混戦!
■暗号資産業界はスプレッド群雄割拠時代へ突入か!?
上述のFX業界と同じことが暗号資産業界で起こるとすると…目が離せないのは、これからでしょう。
今回、GMOコインとDMM Bitcoinが相次いで開催を発表したスプレッド縮小キャンペーンは、予定どおり11月14日(水)に終了するのか?延長するのか?あるいは、キャンペーンをやめて恒常化という選択をする可能性やスプレッド縮小の度合をさらに激しくするなど、キャンペーン内容を変更して継続する可能性だってあります。
さらに、こうしたGMOコインやDMM Bitcoinの動きを受けて、他の業者がどう動いてくるのか?も興味深いところ。
FX業界で起こった血で血を洗うようなスプレッド縮小競争が、暗号資産業界で巻き起こる日は近いのかも……?しれません。
スプレッドをはじめ、業者のスペックが改善されるのは、ユーザーとしては、とてもうれしいもの。引き続き、各社の動向に注目しましょう。
■GMOコインもDMM Bitcoinも取引不要でキャッシュバックなどの特典♪
最後に、新規口座開設者向けのキャンペーン情報を紹介しておきます。
現在、GMOコインでは、新規口座開設書類が発送されてから7日以内に、口座開設を完了(ログイン後に口座開設コードの入力+2段階認証設定を完了)すると、もれなくビットコイン20,000 Satoshiがもらえるプレゼントキャンペーンを実施中です。
1 Satoshi=0.00000001BTCですので、20,000Satoshiは0.0002BTC。1BTC=70万円だとすると、およそ140円くらいのものですが、取引不要でもらえるのは、なんだかうれしいですよね。
DMM Bitcoinでも、新規口座開設者向けキャンペーンが実施されています。こちらは、2021年1月1日(金)までのキャンペーン期間中に、DMM Bitcoinへの新規口座開設を完了すると、もれなく現金1000円がもらえます!
もらった1000円で、さっそく暗号資産取引を試してみることもできますので、DMM Bitcoinに口座開設する際は、ぜひ、1000円をゲットし、活用してください!
(※各種サービスやキャンペーンなどの詳しい内容については、GMOコイン、DMM Bitcoinのウェブサイトなどで必ずご確認ください)
>>>DMM Bitcoinへの口座開設申込みはコチラ
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)