明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
■米ドル/円とクロス円がフラッシュクラッシュ!
年明けから、為替市場では米ドル/円とクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)がフラッシュクラッシュ(瞬間暴落)となりました。
昨年(2018年)末から円高となっていましたが、1月3日(木)に円が急騰しました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)
アップルの業績予想の下方修正が材料とされており、リスク回避での円高であれば、スイスフランも高くなっているべきだと思うのですが、スイスフランはあまり動かず、円だけが急騰した動きとなりました。
【参考記事】
●フラッシュ・クラッシュで米ドル/円が暴落! 株の下落を伴えば、100円割れの可能性も!?(1月7日、西原宏一&大橋ひろこ)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/スイスフラン 4時間足)
■日本勢が休みのときを狙われた!?
これは、IMM(国際通貨先物市場)における投機筋のポジションも円売りに偏っており、米ドル/円やクロス円などの下にストップロスの売りがあったため、日本勢が休日となった流動性の薄いときに、狙われたものと考えられます。
また、その動きにAI(人工知能)も反応して円高が加速し、米ドル/円は104円台まで急落。

(出所:Bloomberg)
これで、米ドル/円やクロス円は、非常に下ヒゲの長い足となりました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)
■株価はいったん底入れへ。リスク選好で米ドル/円も反発
1月4日(金)には、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長と、歴代FRB議長の対談がありました。
昨年(2018年)12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)から、パウエル議長は市場との対話が上手くいっていませんでしたが、ここでは「バランスシートの縮小も含めて、政策変更を迅速かつ柔軟に対応していく」ことを示唆し、ハト派な内容となって、株式市場も反発しています。

(出所:Bloomberg)
これで、株式市場もいったん、底をつけたと考えています。
為替市場にとっては米ドル安の内容となるため、ユーロ/米ドルなどは、レンジ上限まで上昇してきています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
米ドル/円も米ドル安になっていいのですが、1月3日(木)の急落からの反発やリスク選好もあって円売りになっているため、108円台で推移しています。

(出所:Bloomberg)
CFTC(全米先物取引委員会)が発表するIMMポジションは…
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