■米ドルは買われ過ぎ!? 年後半は米ドル安かも
市場の動きを見ていると、貿易戦争と緩和競争が為替市場のテーマとなっているような状況です。
ここ最近の為替市場は、米ドル安の材料があるときは米ドル売りとなっていましたが、それ以外のときは消去法的な米ドル買いが出ていました。
これは、景況感を考えた場合、米国が一番マシだということで、買う通貨として消去法的に米ドルが選ばれていたということです。
しかし、IMF(国際通貨基金)は「米ドルは6~12%、短期的なファンダメンタルズから過大評価されている」ことを示唆しました。

(出所:Bloomberg)
米ドルが一番マシだと考えて買われていたものの、IMFの見解からは、それも行き過ぎだということになります。
トランプ大統領も、米ドル安に誘導したいこともあって、年後半には米ドル安への動きが出てくるのではないかと思います。
■米ドル/円は105円台を見据えた戻り売りか
米ドル/円は、まだ大きく動くとは思えず、今月(7月)のレンジを107~110円で考えてきましたが、FOMCを来週(7月29日~)に控え、さらには108.00円にオプションもあるため、今週(7月22日~)も動きがなく、方向感のない推移が続くのではないかと考えています。
ただ、緩和競争や貿易戦争が市場のテーマとなっていることもあって、米ドル/円は戻り売りという考えのままで、105円台への推移の可能性を考えています。
【参考記事】
●米ドル/円は中期的に105円台へ下落かも。参院選後にトランプ大統領が日本に圧力!?(7月16日、バカラ村)
●ドル/円の大きな流れは戻り売り。利下げはいつ? パウエル議長の議会証言に注目!(7月9日、バカラ村)
●FOMC前までレンジ相場か。でも、今後は円高圧力がかかりやすい。そのワケとは?(7月19日、今井雅人)

(出所:TradingView)
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