■ドラギ総裁、最後のECB理事会へ!
今週(10月21日~)は、24日(木)にECB(欧州中央銀行)理事会があります。
ドラギ総裁にとって最後の会合となり、次回(11月)からはラガルド氏が新ECB総裁となります。
ドラギ総裁は、前回(9月)のECB理事会で、量的緩和の再開を決定したこともあって、今回もハト派な発言に終始すると思いますが、ブレグジット問題のリスクが軽減されていることから、その点に関しては楽観的な発言が出てくる可能性があります。

任期満了に伴い、10月24日(木)の理事会が最後となるマリオ・ドラギECB総裁。9月の理事会で量的緩和の再開を決定したこともあり、バカラ村氏は今回もハト派な発言に終始すると予想している (C)Bloomberg/Getty Images
■オセアニア通貨がテクニカル的に強い形に!
10月24日(木)には、ペンス米副大統領の演説もあります。
対中政策に関しての演説で、ペンス米副大統領は強硬派の人でもあるため、リスク回避となる可能性には注意が必要です。
まだ大統領選までは時間があり、強硬路線に出ることもできるため、中国への圧力をかけてくるようであれば、米国株が下落し、円高になります。
何もなければ、ECBの量的緩和、FRB(米連邦準備制度理事会)のバランスシート拡大、英国の離脱リスク軽減、米中対立はとりあえず第1弾の合意、という状況がありますので、先週(10月14日~)に引き続き、リスク選好になりやすいと考えています。
なお、オセアニア通貨については、先週(10月14日~)は、まだテクニカル的には弱い状態でしたが、今週(10月21日~)はテクニカル的にも強い形になっていますので、今週も引き続き、リスク選好で考えたいと思います。
【参考記事】
●英ポンドは1.30ドル? それとも1.15ドル? ここからはオセアニア通貨もおもしろそう(10月15日、バカラ村)

(出所:TradingView)

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