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ラグビーW杯出場20チームの通貨を調査!
珍しい通貨はFXで取引できる?

2019年10月04日(金)14:57公開 (2019年10月04日(金)14:57更新)
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日本がアイルランドに歴史的勝利! さあサモア戦だ!

 2019年9月20日(金)、アジア初開催となるラグビーワールドカップ(W杯)が日本で開幕しました。

 開幕カードの対ロシア戦で初勝利を挙げた日本ですが、続く9月28日(土)の対アイルランド戦でも歴史的な勝利を収め、日本中が歓喜に沸いたことは記憶に新しいところです。

ラグビーワールドカップ公式サイト
ラグビーワールドカップ公式サイト画像

 上のとおり、ラグビーワールドカップ公式サイトも「日本がアイルランドに大金星」と伝えていますが、「歴史的勝利」「大金星」というふうに表現されるのは、アイルランドがラグビーワールドカップ、今大会優勝候補の一角だからです。

 アイルランドのラグビー世界ランキングは9月16日(月)時点で1位、9月23日(月)時点で2位。そんなアイルランドを日本が19対12で初めて撃破したのですから、「歴史的勝利」「大金星」という表現がぴったりのお祭り騒ぎとなったのでした。

 そして明日10月5日(土)、日本は対サモア戦を迎えます。がんばれ日本! がんばれブレイブブロッサムズ(ラグビー日本代表の愛称)! サモアに勝って3連勝だ!―――ここまで読んで「ラグビーの話ばかりでFXのことが全然出てこない」「ラグビーとザイFX!は関係ないだろ」と思った方もいらっしゃるかと思います。

 実は、ザイFX!とラグビーは深い関係ではないけれど、まったく関係がないわけでもないのです。

 そんなビミョーな関係をフルに活かして、明日10月5日(土)の日本対サモア戦を、ひいてはラグビーワールドカップ全体を盛り上げていきたい!

 ということで今回は、いろいろな国の通貨の動きをアレコレ追っているザイFX!らしく、ラグビーワールドカップ出場チームの通貨に注目していきたいと思います。

ザイFX!とラグビーのビミョーな関係って?

 先ほど、ザイFX!とラグビーは深い関係ではないけれど、まったく関係がないわけでもない」と書きましたが、いったいどういうことなのか説明するために思い出していただきたいことがあります。

 それが、2019年7~9月にTBSの日曜劇場で放送されたテレビドラマ「ノーサイド・ゲーム」です。

 「ノーサイド・ゲーム」はラグビーの国内リーグを舞台としたテレビドラマで、スカッとする痛快な逆転劇が評判を呼び、ラグビーワールドカップ開幕直前に日本中でラグビー熱を高めてくれました。

 記者自身も「ノーサイド・ゲーム」のラグビー熱にあてられて、以下のようなツイートをしています。

 これまでTBSの日曜劇場では、作家・池井戸潤氏の小説「半沢直樹シリーズ」『ルーズヴェルト・ゲーム』『陸王』『下町ロケット』などを原作としたテレビドラマが放送され、「ノーサイド・ゲーム」もまた、池井戸潤氏が2019年6月に書き下ろした同名タイトルの小説が原作となっています。

 小説「半沢直樹シリーズ」『ノーサイド・ゲーム』はダイヤモンド社が出版しているのですが、上のツイートでもちょっと触れているとおり、ザイFX!はダイヤモンド社グループ傘下にあるのです。

 そんなザイFX!なら、『ノーサイド・ゲーム』に負けないくらい熱くラグビーワールドカップを盛り上げるために、一役買うことができるかもしれない……と考えたわけでした。

ラグビーW杯出場チームの通貨はFXで取引できる?

 それではここからは、今回のラグビーワールドカップ出場チームとその通貨について見ていきましょう。

ラグビーワールドカップの出場チームは全20チーム。このうち、前回のラグビーワールドカップで成績上位だった12チームは予選が免除され、今回のラグビーワールドカップに自動的に出場できることになっています。

 残り8チームはヨーロッパ、オセアニア、アメリカ、アフリカ、アジアの各地区予選、地区を超えたプレーオフ、敗者復活予選によって決定されました。

20チームは抽選によってプールA~Dの4つに組み分けされ、各プールの5チームが総当たりするプール戦が行われます。そして、プール戦の成績上位2チームがベスト8として準々決勝に進むことになっています。

 そのような開催方式となっている今回のラグビーワールドカップですが、出場する20チームのラグビー世界ランキング、その通貨と国内FX会社での取り扱いについてまとめたのが以下の表です。

ラグビーワールドカップ出場チームの世界ランキングと通貨
チーム プール 世界ランキング 通貨
(通貨記号)
国内FX会社取り扱い
日本 A 8位
(JPY)
スコットランド A 9位 英ポンド
(GBP)
アイルランド A 4位 ユーロ
(EUR)
英ポンド
(GBP)
サモア A 15位 サモアタラ
(WST)
×
ロシア A 20位 ロシアルーブル
(RUB)
イタリア B 14位 ユーロ
(EUR)
ニュージーランド B 1位 NZドル
(NZD)
カナダ B 22位 カナダドル
(CAD)
南アフリカ B 5位 南アフリカランド
(ZAR)
ナミビア B 23位 ナミビアドル
(NAD)
×
イングランド C 3位 英ポンド
(GBP)
フランス C 7位 ユーロ
(EUR)
アメリカ C 13位 米ドル
(USD)
アルゼンチン C 10位 アルゼンチンペソ
(ARS)
×
トンガ C 16位 トンガパアンガ
(TOP)
×
ウェールズ D 2位 英ポンド
(GBP)
オーストラリア D 6位 豪ドル
(AUD)
ウルグアイ D 18位 ウルグアイペソ
(UYU)
×
フィジー D 12位 フィジードル
(FJD)
×
ジョージア D 11位 ジョージアラリ
(GEL)
×

※世界ランキングは2019年9月30日(月)時点
※アイルランドには英国領である北アイルランドの選手も参加している

 全20チームの通貨はメジャーなものがおおむね網羅されている一方、はじめて名前を聞くような超マイナーな通貨も結構ある印象です。

 イタリアとフランスのように同じ通貨を使用しているケースもありますので、全20チームを使用されている通貨の種類に直すと16通貨ということになります。さらに、そのうち、国内FX会社での取り扱いがあるのは9通貨です。

 上表にも記載していますが、その9通貨を列挙していくと、日本の円(JPY)、スコットランド、イングランド、ウェールズの英ポンド(GBP)、イタリア、フランスのユーロ(EUR)、ロシアのロシアルーブル(RUB)、ニュージーランドのNZドル(NZD)、カナダのカナダドル(CAD)、南アフリカの南アフリカランド(ZAR)、アメリカの米ドル(USD)、オーストラリアの豪ドル(AUD)ということになります。

 上で列挙したなかにアイルランドを入れていないのですが、それはアイルランドに少し特殊な事情があるためです。詳しくは後述しますが、ラグビーのアイルランド代表には英国領である北アイルランドの選手も参加しているのです。アイルランド共和国の通貨といえばユーロ(EUR)なのですが、ラグビーのアイルランド代表という括りにすると、ユーロ(EUR)とともに英ポンド(GBP)も使用されている通貨になるのです。

 先に列挙した9通貨のうち、ロシアルーブル以外の8通貨はほとんどのFX会社で取引できるメジャーな通貨です。ロシアルーブルは高金利通貨の1つですが、これまではサクソバンク証券IG証券など外資系FX会社数社だけで取り扱われていました。ところが、最近になって業界大手の外為どっとコムがロシアルーブルの取扱いを開始するという、やや予想外のニュースがありました。

【参考記事】
2017年は新興国投資のチャンス到来!? 金利10%以上の通貨を取引できる会社は?
FXでロシアルーブルやシンガポールドルなど10ペア追加! 公式キャラ誕生記念!?

 ちなみに昨年、2018年にロシアで行われたサッカーのFIFAワールドカップには32ヵ国のチームが出場。これを通貨の種類に直すと28通貨になり、うち国内FX会社で取扱いがあったのは13通貨でした。

【参考記事】
ワールドカップ出場32カ国の通貨を調査! サッカー強豪国の通貨が取引できる口座は?

ラグビーが強い国のマイナー通貨にある共通点が?

 ここまで2連勝して勢いに乗る日本代表ですが、プールAは日本、アイルランド、スコットランドによる3つ巴の様相を呈してきました。

日本がプールAで成績上位2チームに入るには、明日10月5日(土)の対サモア戦で勝利することが前提条件となりつつあるのです。

 そんな対戦相手サモアは南太平洋にある島国で、その通貨はサモアタラ(SAT)ですが、サモアタラはさまざまな通貨を取り上げてきたザイFX!でも初登場の通貨です。そして国内FX会社での取り扱いもありません。

 サモアタラを含め、ラグビーワールドカップ出場チームの通貨で国内FX会社での取り扱いがないのは、ナミビアのナミビアドル(NAD)、アルゼンチンのアルゼンチンペソ(ARS)、トンガのトンガパアンガ(TOP)、ウルグアイのウルグアイペソ(UYU)、フィジーのフィジードル(FJD)、ジョージアのジョージアラリ(GEL)の7通貨となります。

 この中のアルゼンチンペソといえば、2019年8月のアルゼンチン大統領予備選の結果を受けて大暴落したことが話題に。それ以前にも政治・経済基盤の不安定さから何度か暴落したことがあり、そのことはザイFX!でもお伝えしてきました。

【参考記事】
アルゼンチンでトリプル大暴落! 大統領予備選で野党候補圧勝し、またデフォルト!?
デフォルト常習犯のアルゼンチンが緊急利上げ連発で政策金利40%に! 一体なぜ?
市場は混乱、本当に怖いのは通貨安! アルゼンチンペソ暴落はなぜ起こったか?(2014年1月30日、今井雅人)

 けれど、アルゼンチンペソ以外の6通貨はマイナー過ぎてこれといった特徴が見つからない……ということで、どう記事をまとめようか、ちょっと困っていたのですが、ラグビーが強い国の通貨という観点から改めて見てみると、サモアタラ、ナミビアドル、トンガパアンガ、フィジードルにある共通点が浮かび上がってきました。

ラグビーはイングランドから徐々に広がっていった

 その共通点にたどり着くために、まずラグビーの起源から確認していきましょう。

 ラグビーは1823年、イングランドのパブリックスクール(※)であるラグビー校でフットボール(サッカー)の試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスという少年がボールを抱えたまま走り出したことが起源とされています。

(※パブリックスクールとは13歳~18歳の子供を教育する英国の名門私立学校のこと)

 そんなイングランド発祥のラグビーはウェールズ、スコットランド、アイルランドへと広がっていき、それぞれの地域で代表チームが結成されることになりました。そのため、ラグビーにおいて英国代表というチームは存在しません。

ブリテン諸島画像

(出所:Vecteezy)

 そもそも、英国は正式名称を「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」といい、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという4つの地域で構成されています。

 ということは、北アイルランドというチームがラグビーワールドカップに出場していてもおかしくなさそうなのですが、実際には出場していません

 なぜかというと、アイルランドが南北に分割された1920年より前からアイルランド代表チームが存在していたため、北アイルランドのラグビー選手はアイルランド代表として出場するからです。つまり、北アイルランドというチームは最初から実在しないのでした。

ラグビーワールドカップ開催中にブレグジットの可能性も

 ここで話を通貨に戻すと、英国であるイングランド、ウェールズ、スコットランドの通貨は英ポンド(GBP)、アイルランド共和国の通貨はユーロ(EUR)であるわけですが、避けては通れない難題にここで直面することになります。それがブレグジット(Brexit、英国のEU(欧州連合)離脱)です。

【参考記事】
混迷のブレグジット…。短期再開となった英議会でボリス首相が喫した6連敗とは?(9月12日、松崎美子)
英ポンドは買いか? 売りか? 「合意なき離脱」の可能性は本当にない!?(9月13日、松崎美子)

 ブレグジットの期限は本記事を公開した2019年10月4日(金)時点では、2019年10月31日(木)となっていますが、ラグビーワールドカップの優勝決定戦は11月2日(土)に行われます。つまり、ブレグジットの期限延長が決定されなければ、ラグビーワールドカップ開催期間中にブレグジットが実現してしまうのです。

 しかも、世界ランキングは2019年9月30日(月)時点でウェールズが2位、イングランドが3位、スコットランドが9位。ウェールズやイングランドは優勝決定戦に進む可能性が高く、自国がブレグジットで大揺れのなか、優勝決定戦を迎えることになるかもしれないのです。

 そして、スコットランドではブレグジット後に英国からの独立を問う2度目の住民投票を実施する要求が高まっているようです。

 2014年9月に行われた1度目の住民投票では英国からの独立は否決されましたが、2度目の住民投票が実現し、可決されれば、その時は「スコティッシュポンド」のような新通貨が作られるのかもしれませんね。

【参考記事】
スコットランド独立の可能性が急浮上! 経済への影響は? ポンドは暴落するか?
ドル/円は108円抜いて続伸する可能性! スコットランド独立なら英ポンドは急落?(2014年9月11日、西原宏一)

資源国通貨より括りが広い「英連邦加盟国通貨」!?

 さて、イングランドで発祥したラグビーがウェールズ、スコットランド、アイルランドへと広がったところまでは書きましたが、ラグビーはその後、大英帝国の領土内を中心に広がっていったようです。

 大英帝国についてものすごく簡単に説明すると、大英帝国は英国とその植民地の総称で、19世紀の全盛期には世界の4分の1もの領土を誇っていました。

 けれど、20世紀に入り、国力が低下してきた英国は、植民地に自治権を与えるようになりました。そして、自治権を得た植民地はやがて、大英帝国からの独立を英国に要求するようになったのです。

 そこで英国は植民地の大英帝国からの独立を認め、英国と元植民地だった独立国家が対等な関係で緩やかに連合する「英連邦」(イギリス連邦)という集合体を制定しました。

 このようにして、大英帝国は衰退し、英連邦へと徐々に変わっていったのです。

 今回のラグビーワールドカップ出場チームのなかで、英連邦に加盟している国のチームは、イングランド、ウェールズ、スコットランドを除くと以下になります

<英連邦に加盟している国のラグビーワールドカップ出場チーム>
・サモア
・ニュージーランド
・カナダ
・南アフリカ
・ナミビア
・トンガ
・オーストラリア
・フィジー

 今回のラグビーワールドカップには一般的知名度が低い国のチームが結構出場していますが、そのなかでも英連邦に加盟している国のチームが多数派を占めるのは、ラグビーがイングランド発祥であるからこそなのかもしれません。

 そういったチームがまさにサモア、ナミビア、トンガ、フィジーであり、記事前半で触れたサモアタラ、ナミビアドル、トンガパアンガ、フィジードルの共通点というのは「英連邦加盟国通貨」であることなのでした。

 NZドルや豪ドルはオセアニア通貨、オセアニア通貨にカナダドルや南アフリカランドを含めると資源国通貨と呼ばれたりしますが、資源国通貨よりさらに広い括りが英連邦加盟国通貨であると言えそうです。

英連邦加盟国通貨で一番気になるのは南アフリカランド!?

 そんな英連邦加盟国通貨のなかで、前回のラグビーワールドカップを見た日本人が一番気になるのは、やはり南アフリカランドでしょう。

南アフリカといえば、前回のラグビーワールドカップで日本が歴史的勝利を飾った相手。しかし、前回大会で日本は強豪・南アフリカに勝利したにもかかわらず、プール戦を突破できませんでした。だからこそ、今回大会では日本のプール戦突破が一層期待されているという側面があります。

 2015年、ラグビー発祥の地・イングランドで開催された前回のラグビーワールドカップですが、当時の日本代表は世界ランキング13位、過去7回のラグビーワールドカップで通算1勝と、世界的には弱小チームと評価されていました。

 一方、当時の南アフリカ代表は世界ランキング3位で、過去2回のラグビーワールドカップ優勝経験を持つ優勝候補の一角でした。

 英国の大手ブックメーカー・ウィリアムヒルでは当時、日本対南アフリカ戦で日本が勝利するオッズは34倍、南アフリカ勝利のオッズは1倍となっており、日本が南アフリカに勝利することなどありえないと思われていたのです。

 けれど、実際の試合では34対32で日本が南アフリカから歴史的な勝利を挙げたのでした。

 この試合について英メディアは「ラグビーワールドカップ史上、スポーツ史上最大の番狂わせ」と書き立て、小説「ハリー・ポッター」で有名な英国人作家J・K・ローリングさんも「こんな話は書けない」とツイートするほど世界中に衝撃を与え、日本中を感動の渦に巻き込んだ勝利だったのです。

 今回のラグビーワールドカップで南アフリカはプールBに組み分けされましたが、2019年10月19日(土)と10月20日(日)に行われる準々決勝では、プールAを勝ち抜いたチームとプールBを勝ち抜いたチームが激突します。

 つまり、日本と南アフリカがプール戦を突破すれば準々決勝で再び対決する可能性があるのです。そうなれば世界が注目する再戦となるのは間違いないでしょう。

 日本は今回のラグビーワールドカップでも優勝候補の一角、アイルランドを撃破し、歴史的な番狂わせをまたしても演じましたから、日本が準々決勝に進み、南アフリカに再び勝つようなことがあれば、もしかしたら優勝すら見えてくる……のかもしれませんね。

南アフリカランド/円のスワップポイントはいくら?

 そんな南アフリカの通貨である南アフリカランドを取引できる国内FX会社は多いのですが、南アフリカランド/円のスワップポイント(スワップ金利)スプレッドはどうなっているのでしょうか。

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 主要な国内FX会社における南アフリカランド/円のスワップポイントは以下のとおりです。

南アフリカランド/円のスワップポイント(2019年9月30日時点)
FX会社
「サービス名」
スワップポイント スワップポイントを年利に換算(南アフリカランド/円を7.1円と仮定)
ヒロセ通商
「LION FX」
15円 7.71%
IG証券
「標準」
13円 6.68%
くりっく365 13円 6.68%
サクソバンク証券
「スタンダードコース」
12円 6.17%
トレイダーズ証券
「みんなのFX」
12円 6.17%
トレイダーズ証券
「LIGHT FX」
12円 6.17%
GMOクリック証券
「FXネオ」
11円 5.65%
外為どっとコム
「外貨ネクストネオ」
11円 5.65%
SBI FXトレード 11円 5.65%
YJFX!
「外貨ex」
11円 5.65%
DMM.com証券
「DMM FX」
11円 5.65%
マネーパートナーズ
「パートナーズFX」
11円 5.65%
セントラル短資FX
「FXダイレクトプラス」
7円 3.60%

※スワップポイントは1万通貨1日あたりの金額
※年利は小数点第3位を四捨五入

 主要な国内FX会社において、2019年9月30日(月)時点で南アフリカランド/円のスワップポイントが最も高かったのはヒロセ通商「LION FX」の15円でした。

 南アフリカランド/円が7.1円で推移していると仮定して、15円というスワップポイントを年利に換算すると約7.71%となります。これは南アフリカの政策金利である6.50%よりかなり高い数字ですから、ヒロセ通商「LION FX」が相当がんばっていると言えます。

 続く2位水準がIG証券「標準」くりっく365の13円、3位水準がサクソバンク証券「スタンダードコース」トレイダーズ証券「みんなのFX」「LIGHT FX」の12円となっています。

 スワップポイントをそれぞれ年利に直すと6.68%、6.17%で、IG証券「標準」くりっく365では南アフリカの政策金利を上回りました。

 南アフリカランド/円のスワップポイントについては以下の【参考コンテンツ】で詳しく比較できますので、こちらもご覧ください。

【参考コンテンツ】
FX会社遅く比較:南アフリカランド/円が取引できるFX会社はここだ!「南アフリカランド/円スワップポイントの高い順」

南アフリカランド/円のスプレッドはどうなっている?

 次に、主要な国内FX会社における南アフリカランド/円のスプレッドを見ていきましょう。

南アフリカランド/円のスプレッド(2019年10月1日時点)
FX会社
「サービス名」
スプレッド
くりっく365 平均0.705銭※変動制のため平均値
SBI FXトレード 0.8銭原則固定
1~1000通貨
サクソバンク証券
「スタンダードコース」
平均0.8銭※変動制のため平均値
トレイダーズ証券
「みんなのFX」
0.9銭原則固定
トレイダーズ証券
「LIGHT FX」
0.9銭原則固定
セントラル短資FX
「FXダイレクトプラス」
0.9銭原則固定
SBI FXトレード 0.99銭
1001~100万通貨
GMOクリック証券
「FXネオ」
1.0銭原則固定
外為どっとコム
「外貨ネクストネオ」
1.0銭原則固定
ヒロセ通商
「LION FX」
1.0銭原則固定
DMM.com証券
「DMM FX」
1.0銭原則固定
マネーパートナーズ
「パートナーズFX」
1.0銭原則固定
YJFX!
「外貨ex」
1.3銭原則固定
IG証券
「標準」
通常4.0銭

※スプレッドが原則固定制の店頭FXは、24時間、上表のスプレッドが適用される国内FX会社と、日本時間の8時~28時など主要な時間帯のみ上表のスプレッドが適用される国内FX会社がある。スプレッドはすべて例外あり
くりっく365はスプレッドが変動するため、公式ウェブサイトで公表されている2019年8月の平均実績値をそのまま掲載
サクソバンク証券「スタンダードコース」はスプレッドが変動するため、2019年9月2日~9月30日の50万通貨単位での平均値を掲載

 主要な国内FX会社における南アフリカランド/円のスプレッドはくりっく365が平均0.705銭でトップでした。くりっく365は南アフリカランド/円のスワップポイントも2位水準でしたから、スワップポイントとスプレッドの両方で良い条件がそろっていることになります。

 続いてスプレッドが2位水準だったのがSBI FXトレードの1~1000通貨の0.8銭原則固定、サクソバンク証券「スタンダードコース」平均0.8銭でした。

サクソバンク証券「スタンダードコース」はスワップポイントも3位水準であり、こちらもなかなかスペックがいいと言えます。

 そして、ヒロセ通商「LION FX」トレイダーズ証券「みんなのFX」「LIGHT FX」セントラル短資FX「FXダイレクトプラス」の0.9銭原則固定が3位水準のスプレッドとなっています。

ヒロセ通商「LION FX」はスプレッドが3位水準、スプレッドがトップ水準ですから、南アフリカランド/円の長期投資に一番向いていると言える口座です。

 南アフリカランド/円のスプレッドについては以下の【参考コンテンツ】でも比較してみてください。

【参考コンテンツ】
FX会社おすすめ比較:南アフリカランド/円が取引できるFX会社はここだ!「南アフリカランド/円スプレッドの狭い順」

ナミビアドルは南アフリカランドペッグ制

 そんな南アフリカがアフリカ大陸の最南端に位置する国であることは、2010年に南アフリカでFIFAワールドカップが開催されたこともあり、多くの日本人が知っていると思います。

【参考記事】
サクソバンクFXが、W杯応援イベントに招待してくれるキャンペーンを開催!

 けれど、南アフリカとともに今回のラグビーワールドカップに出場するナミビアが、南アフリカの左上に隣接する国であることはあまり知られていないのではないでしょうか。

ナミビア地図

(出所:d-maps.com)

 そんなナミビアの通貨であるナミビアドルは南アフリカランドとの固定相場制(ペッグ制)となっているのです。

【参考記事】
固定相場制(ペッグ制)が招いた悲劇!? 香港ドルなどの取扱い停止はなぜ増えた?
中国人民元/円など3通貨ペアが新登場! スワップは高い? セクシー鈴木奈々って!?

 その理由についてナミビア中銀は「南アフリカからの輸入価格安定を確保するため」などと説明しています。

 以下は米ドル/南アフリカランドと米ドル/ナミビアドルの日足チャートですが、両通貨ペアがまったくと言っていいほど同じ動きをしていることがわかります。

米ドル/南アフリカランド&米ドル/ナミビアドル 日足
米ドル/南アフリカランド&米ドル/ナミビアドル 日足

(出所:Bloomberg)

アメフトが盛んなアメリカの代表チームも出場

 最後に、基軸通貨・米ドルを有するアメリカの代表チームにも触れておきましょう。

アメリカではアメフト(アメリカンフットボール)が不動の一番人気のスポーツですから、アメリカとラグビーのイメージが記者自身あまり結びつかず、意外な感じがしています。ですが、アメリカは今回のラグビーワールドカップに出場しているのです。

 アメリカは英連邦には加盟していないものの、アメリカ東部は元々、大英帝国の植民地でした。そして、イングランド発祥のラグビーがアメリカに伝わり、アメフトに発展した歴史があるわけですが、アメフトの元となったラグビーでもアメリカはワールドカップに出場するぐらいの実力はあるというわけですね。

通貨ペアの売買で、より応援に力が入るかも!?

 ここまで、ラグビーワールドカップ出場チームの通貨に注目してきましたが、ブレグジットの重大さを改めて認識したり、一見かかわりがなさそうな通貨同士に英連邦加盟国通貨という共通点が見つかるなど、さまざまな発見がありました。

 そして、日本代表にはプール戦をぜひ突破してもらって、南アフリカとの再戦を実現してほしいですね。その時は南アフリカランド/円で南アフリカランド売り・円買いのポジションを建てると、より応援に力が入るかも!?

 そんな南アフリカランド/円に興味をお持ちの方は、高スペックで、ザイFX!限定タイアップキャンペーンも実施されているヒロセ通商「LION FX」岡三オンライン証券(くりっく365)サクソバンク証券「スタンダードコース」の新規口座開設を検討してみてくださいね。

(ザイFX!編集部・藤本康文&ザイFX!編集長・井口稔)

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