■原油暴落の影響か? サウジアラビア株が急落!
今朝(5月4日)、話題となっていたのがサウジアラビアの株式市場。日曜日も取引されるのですが、昨日(5月3日)のタダウル全株指数は7.4%の急落となっています。
4月に急落した原油価格の影響でしょうか。産油国は当面厳しいのかもしれませんね。
【参考記事】
●WTI原油暴落の背景にあったロックダウン。買われ続けるスイスフランに介入の可能性!?(4月23日、西原宏一)
マイナス40ドルに突っ込んだときにはマクロマーケットで大きな反応がありませんでしたが、原油価格の低迷が長引くと影響が出てくるのかもしれませんね。
先週(4月27日~)から5月に入り「セル・イン・メイ」への警戒も高まっているようですね。
■「中国保有の米国債デフォルト説」が現実味を帯び始める
気になるのが、トランプ米大統領のコメント。中国が新型コロナウイルスを世界へ広めたとして報復措置をほのめかしています。

トランプ大統領は中国が新型コロナウイルスを世界へ広めたとして報復措置をほのめかしている (C) Chip Somodevilla/Getty Images News
トランプ発言の影響なのか、先週(4月27日~)後半の米国株は下落基調を強めました。

(出所:Trading View)
1カ月前にここで「極論ですが」と前置きして話した、中国が保有する米国債をデフォルトさせる報復措置がワシントン・ポストで改めて報じられるなど、現実味を帯び始めてきましたね。
中国が今、米ドルで持っている外貨準備を他の通貨へシフトさせていくとすれば、米ドル売りでしょうか。
そうですね。トランプが中国への憤りを強めているのは間違いなく、将来的には波乱要因となるかもしれません。
ただ、今トランプの頭のなかにあるのは「経済をいつリスタートさせるか」だけでしょう。
【参考記事】
●新型コロナ治療薬への期待が相場押上げ! 銅価格上昇は将来的なリスクオンを示唆!?(4月30日、西原宏一)
(次ページでは、豪ドルの見通しや米雇用統計の話題が…)
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