■ウォーレン・バフェット氏が「世界は変わる」とコメント
みなさん、こんにちは。
先日、著名投資家のウォーレン・バフェットさんが興味深いコメントしていたので、ご紹介させていただきます。
バフェット氏、航空株すべて売却 「世界は変わる」
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイは2日、年次株主総会を開いた。バフェット氏は新型コロナウイルスの感染拡大によって「世界が変わる」として、保有していた米航空株を全て売却したと明かした。数々の危機を乗り越えてきた「投資の神様」は米国の明るい将来を信じつつも、コロナ後の世界を見据えて動き始めている。
出所:日経新聞
バフェットさんのコメントを簡単にまとめると以下のとおり。
ここでマーケットが注目したのは、彼が米航空株をすべて売却した点。
本来、航空株はバフェットさんの「お気に入り銘柄」として有名。今回、その「お気に入り銘柄」をすべて売却したことがマーケットを驚かせたわけです。
報道によれば、バフェット氏は「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。3~4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」と悲観的な見方を示したとのこと。
航空需要は、数年後も戻ってこないとコメントしているわけです。
ウォーレン・バフェット氏は、新型コロナウイルスの感染拡大によって「世界が変わる」と発言。自身が保有していた米航空株をすべて売却したことを明らかにした (C) Bloomberg/Getty Images News
過去数十年に渡って、主要国はグローバル化を推し進め、成長してきました。
グローバル化が意味することは「人と物の移動」。
その「人と物の移動」から、人の移動が少なくなるということになります。
■ラリー・フィンクCEOも「状況は一変する」との見解示す
そしてもうひとり、ポストコロナで「状況は一変する」とコメントしている投資家がいます。
それは、米資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンクCEO(最高経営責任者)です。
前述のバフェットさんは、「航空業界を中心に世界は変わる」と言いましたが、ブラックロックのフィンク氏も同じようなコメントをしています。
ブラックロックのフィンク氏、経済はやがて回復も状況は一変へ
米資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた経済が将来的には回復すると予想する一方、今回の危機によって投資家心理や事業慣行、消費者の性向は一変するとの見通しを示した。
フィンク氏は29日付の投資家宛て年次書簡で、今年に入ってからの新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の結果、人々の間でジャストインタイムのサプライチェーンや、飛行機での旅行への依存を見直す動きが生じていると指摘した。
出所:Bloomberg
彼も、ポストコロナでは「人の移動が減る」ことを指摘しています。
加えて、相場が底打ちしたかどうかもわからないとしています。
実際、私も…
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