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トラリピって、どんなサービス?
しくみ、特徴、デメリットなどを紹介!

2020年07月01日(水)15:30公開 [2020年07月31日(金)13:37更新]

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トラリピは、マネースクエアの店頭FX口座[マネースクエアFX]で利用できる、独自開発の注文機能マネースクエアを傘下に収めるマネースクエアHDが特許を取得している技術で、正式名称の「トラップリピートイフダン」からわかるとおり、「トラップ」「リピート」「イフダン」の3つが合わさったものです。「トラリピ」は、商標登録もされています。

トラリピ紹介画像

 トラリピは、一定の価格帯を行き来しやすいという、為替相場の特性を利用した注文機能で、レンジ相場で特に威力を発揮すると言われています。設定したルールに従って自動売買を行ってくれるので、仕事中や就寝中などで相場を見ていない間も、利益を狙えるといった特徴があります。

 日本のFX会社の中に、トラリピと似たような機能を有するFX口座はいくつかあり、ザイFX!ではそれらをまとめて「リピート系発注機能」と呼んでいますが、トラリピはリピート系発注系機能の元祖で、代表的な口座として知られています。

【参考コンテンツ】
システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!:(4)リピート系発注機能【トラリピなど】

 しかも、こうしたリピート系発注機能を利用するには、取引手数料がかかるFX会社が多いのですが、トラリピの取引手数料は完全無料です。取引にかかる総コストはスプレッド分だけという、うれしい一面もあります。


【目次】
トラリピのしくみ
 ・総推移を狙って利益を積み重ねる
トラリピの設定方法
迷ったら3つの戦略モデルから選べばOK
トレンドを追いかける「決済トレール機能」
トラリピのデメリット
 ・デメリット1 トレンド相場に弱い
 ・デメリット2 スプレッドはかなり広い
 ・デメリット3 スワップポイントは良くない
運用をサポートする6つのプレミアムサービス
まとめ


■トラリピのしくみ

 トラリピは、「レンジ相場を形成しやすい」「価格がゼロにはならない」「24時間取引」というFX市場の特徴と、「上下の予想はむずかしい」「レンジなら予想しやすい」「長い時間、値動きを見ていられない」という個人投資家の特性の両者をうまく結びつけるために開発された注文方法。

トラリピの特徴1

(出所:マネースクエア)

 米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/円、豪ドル/米ドル、NZドル/円、NZドル/米ドル、カナダドル/円、英ポンド/円、英ポンド/米ドル、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円の13通貨ペアに対応していて、1000通貨単位での取引が可能。ただし、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円は1万通貨単位となります。

 具体的には、「もし●円で買えたら▲円で売り決済する」「もし●円で売れたら▲円で買い決済する」というイフダン注文(IFD注文)を、一定の値幅内に罠(トラップ)を仕掛けるように等間隔で張り巡らせて、繰り返し(リピート)出す注文方法です。

【参考記事】
FX初心者のための基礎知識入門:注文方法2(OCO/IFD/IFO)

 イフダン注文自体はFXではメジャーな注文方法ですが、通常は1セットとなる新規注文と決済注文の両方が成立すると取引が終わってしまうため、まったく同じ注文を再び行いたい場合は、新たに発注しなければなりません。

イフダン注文

(出所:マネースクエア)

 そのイフダン注文を、自動で何度も繰り返し発注してくれるのが「リピートイフダン」です。さらに、予想したレンジの中にリピートイフダンを等間隔で複数設定することによって、24時間、レンジ内のさまざまな水準で利益を獲得でき、為替レートが仕掛けた範囲で推移を続ける限り、利益を積み重ねていくことが期待できるのがトラップリピートイフダン、略してトラリピということになります。

トラリピのイメージ

(出所:マネースクエア)

・総推移を狙って利益を積み重ねる

 トラリピが狙うのは、為替レートの「総推移」。総推移とは、ある一定期間中に、トータルの値動きがどれだけあったのかを示すデータの名称です。

マネースクエアの公式サイトによると、2018年の米ドル/円では、年間の高値と安値の差である「高低差」は約10円だったのに対し、4時間ごとの高低差を累積した総推移は約400円と、40倍の開きがあったとのこと。

高低差と総推移の比較

(出所:マネースクエア)

 高低差を狙ったトレードでは、為替相場にそれなりのトレンドが発生することが必要で、そのトレンドを判断する相場観も大切になります。一方、総推移を狙ったトラリピでは、広めのレンジを想定して、その中に複数のリピートイフダンを仕掛けておくことで、日々の上げ下げが利益となって積み重なっていきます。

 それを自動で行ってくれるわけですから、うまく運用できれば、知らないうちに利益が増えていた! なんてことも、夢ではないかもしれません。

【関連記事】
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■トラリピの設定方法

 トラリピの設定は、マネースクエア [マネースクエアFX]のトレード画面で簡単に行なえます。

 運用したい通貨ペア、新規取引を買いから入るか売りから入るかを選択したあと、トラップを仕掛けるレンジや仕掛ける本数などを入力していけばOK。

 入力をサポートしてくれる「トラリピ注文NAVI」を使えば、迷うことなく設定が完了します。また、画面右側のチャート部分で、設定したレンジなどを視覚的にわかりやすく確認できます。

マネースクエア [マネースクエアFX]のトレード画面(クリックで拡大)
マネースクエア [マネースクエアFX]のトレード画面

(出所:マネースクエア)

 設定した内容に基づいてリスクを試算してくれる画面もあり、そこでは設定内容を細かく確認できるほか、運用予定額を入力すると、自動でロスカットの水準も計算してくれます。

トラリピは戦略上、保有しているポジションに一定の含み損が発生するのは避けられませんので、それを考慮したうえで運用額とレンジや仕掛ける本数などを決める必要があることは、覚えておきたいポイントです。

 すべての設定が完了したら、あとはトラリピを稼働させるだけ。放っておいても、設定に沿って売買を繰り返してくれますので、初心者の方も簡単に自動売買をはじめることができます

 また、トラリピを仕掛けるレンジを決め、そのレンジ内の下半分では買いから入るトラリピ、上半分では売りから入るトラリピを設定する「トラリピハーフ&ハーフ」と呼ぶ戦略なども可能です。為替レートが想定したレンジで推移を続ければ、通常のトラリピよりも必要資金を抑え、より一層の収益チャンスを狙うことができます。

「トラリピハーフ&ハーフ

(出所:マネースクエア)

 トラリピハーフ&ハーフには、想定したレンジを外れた場合、上下どちらにも損失が生じるリスクなどもありますが、設定のしかた次第で多彩な戦略を練ることができるのも、トラリピの特徴です。

 iPhone(iOS)版とAndroid(アンドロイド)版の両方で、スマホアプリも提供されています。PC版トレード画面とよく似た画面構成になっていて、トラリピの設定や管理も手軽に行えます。スマホユーザーはぜひ、活用してみてください。

■迷ったら3つの戦略モデルから選べばOK

 トラリピはいくら自動売買とはいえ、仕掛けるレンジや獲得する利益の幅などは、ユーザー自身があらかじめ設定する必要があります。

 どのように設定したら良いかわからない方などには、客観的な分析手法に基づいて制作された3つの戦略モデルから好みのものを選ぶだけで、新規注文画面に反映することができる、「トラリピ1クリック」という機能もあります。

戦略モデル

(出所:マネースクエア)

 資金力などにあわせてカスタマイズすることも可能なので、初心者の方はまず、戦略モデルをベースに設定を行ってみるのも良いかもしれませんね。

【関連記事】
戦略モデルを選んで1クリックで設定完了! 手数料無料のトラリピが使いやすくなった

■トレンドを追いかける「決済トレール機能」

 トラリピにはトレンドが発生したとき、そのトレンドを追いかけてくれる「決済トレール機能」も提供されています。

 トレンドが発生しそうだと判断したときに決済トレール機能をオンにすれば、決済価格を一定のトレール幅で自動的に切り上げてくれるので、利益が拡大するチャンスが増えます。

 ただし、トラリピが本来、得意としているレンジ相場で決済トレール機能を有効にしていると、収益チャンスを逃しやすくなるので注意が必要です。

決済トレール機能

(出所:マネースクエア)

 また、決済トレール機能が有効なのは、ポジションを保有していて、相場がポジションの含み益が増える方向へ動いているときだけです。

決済トレール機能をうまく活用するには、ある程度の相場を見極める力も必要になってくると言えるでしょう。

■トラリピのデメリット

・デメリット1 トレンド相場に弱い

 レンジ相場で大きな威力を発揮するトラリピは、トレンド相場には弱く、相場が想定していたレンジを外れてしまうと機能しなくなってしまいます。これはデメリットと言えるでしょう。

 ポジションの含み損が拡大する方向へ想定レンジを大きく外れた場合は、がまんして想定レンジに戻るのを持つか、あるいは損切りするかという悩ましい問題が出てきます。

 ストップロス注文を設定していた場合、ストップロス注文を入れていたレートに達すれば、それ以上の損失拡大は防げますが、損失が確定することになります。また、含み損が拡大し、証拠金が大きく減ると、ロスカットによってポジションが強制決済され、運用が終了する可能性もあります。

 上述のようなことがあるため、トラリピでは、想定レンジをどうするか、どれぐらいの間隔で注文を入れるか、証拠金をどれぐらい用意するかといったことが重要になってくるのですが、そのあたりは先に紹介した3つの戦略モデルなどを参考にするといいでしょう。

 また、そもそもレンジ相場ではない通貨ペアには最初から手を出さず、レンジ相場を想定して開始しても、レンジを外れそうになったら運用を見直すということが基本的な考え方になるのではないでしょうか。

・デメリット2 スプレッドはかなり広い

マネースクエア[マネースクエアFX]では、取扱い通貨ペアのスプレッドを公表していません。なので、通常時にスプレッドがどのぐらいの水準で推移しているのか、正確な数値はわかりませんが、ザイFX!が取引画面にログインして確認したときのスプレッドは、米ドル/円は3銭~4銭、ユーロ/円は4~5銭、ユーロ/米ドルは4pips~5pipsぐらいの間を推移していました。

 常にこのレベルのスプレッドが提示されているとは言えませんが、どの通貨ペアも日本のFX業界におけるスプレッドとしては明らかに広いので、取引手数料は無料でも、最終的な取引コストは他のFX口座と比べて割高になると思います。

 しかし、リピート系発注機能は、一般的な裁量トレード用口座に比べると、取引コストがかかることが多いのが普通です。リピート系発注機能の中で比べれば、トラリピが一方的に高コストということはありません。トラリピを最大限に活用すれば、広いスプレッドによって生じる割高の取引コストを、トラリピの運用コストと割り切ることができそうです。

【関連記事】
手数料無料化を機に類似口座と徹底比較。今のトラリピはそんなに高コストではない!

 ただ、トラリピを使わず、相場の動きを積極的に狙って取引する裁量トレーダーにとっては、スプレッドが広いマネースクエア[マネースクエアFX]は、おすすめできるFX口座ではないと言えます。

【参考コンテンツ】
FX会社徹底比較!:取引コスト(スプレッドなど)で比べる

・デメリット3 スワップポイントは良くない

 トラリピが威力を発揮するレンジ相場では、為替差損益が一方向へ拡大することなく、ポジションを保有している間はスワップポイント(スワップ金利)による金利収益を安定して受け取れるメリットもあります。しかし、マネースクエア[マネースクエアFX]のスワップポイントは残念ながら、他社と比較して決して魅力的ではありません

 2019年に取扱い通貨ペアに加わったメキシコペソ/円に限っては、他の取扱い通貨ペアと比べた場合に、ある程度の割合のスワップポイントが付与されてきた実績はありますが、全体的には見劣り感が否めません。

【関連記事】
マネースクエアがメキシコペソ/円を追加!資金が少なくてもトラリピができるワケは?

 また、同じ通貨ペアの受取るスワップポイントの金額と支払う方向の金額の差が、かなり広めの傾向にあるため、トラリピでスワップポイントを支払う方向にポジションを建てる設定を行う場合は、スワップポイントの支払いによる総資産の変動にも、一応の注意は払っておく必要があるでしょう。

【参考コンテンツ】
FX会社徹底比較!:スワップポイントで比べる

■運用をサポートする6つのプレミアムサービス

マネースクエアではトラリピの運用サポートとして、先にご紹介した「トラリピ1クリック」も含めた、6つのプレミアムサービスを提供しています。

プレミアムサービス

(出所:マネースクエア)

「トラリピ運用試算表」は、注文設定を入力すると、強制ロスカットの水準などを自動的に計算してくれるサービス。含み損が拡大する方向へ設定レンジを外れたときに、保有ポジションを決済して取引を終わらせるためのストップロス注文を設定した場合は、ストップロスが成立したときの想定損失額も教えてくれます。

 また、マネースクエアのアナリスト陣による投資戦略や市況分析が読める「マーケット情報」、FXの知識や市況を動画でわかりやすく解説する「M2TV」、基礎から実践テクニックまで、さまざまなプログラムが用意された学習コンテンツの「アカデミア」、取引に応じて貯まり、商品券や金券などと交換できる「マネースクエア ポイント」もあります。

 そのほかに、トラリピの基本が学べ、取引に役立つコラムが掲載されている特設サイト「トラリピ情報局」もあり、さまざまな情報を手にすることができます。

トラリピ情報局

(出所:マネースクエア)

 ちなみに、上のキャプチャ画像にいる緩めのトラっぽいキャラクターは「トラリピくん」です。マネースクエアのマスコットキャラクターで、ゆるキャラグランプリにも参戦していた、FX界を代表するゆるキャラです。

■まとめ

 基本スペックの比較では優位性を感じにくいものの、裁量取引では極めて難しい「24時間、常に相場の動きを見ながら、決められたルールに従った取引を繰り返す」ことが可能なトラリピは、中長期的にレンジ相場が想定される通貨ペアで適切な設定を行うことができれば、優れたサービスです。

 自動売買に興味のある方はもちろん、長期的な視野に立った安定的な資産運用を目指す方にとっても、有効なツールとなりえるでしょう。

 自動売買に興味のある方は、マネースクエア[マネースクエアFX]のトラリピを一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。

【参考コンテンツ】
システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!:(4)リピート系発注機能【トラリピなど】

>>>マネースクエア[マネースクエアFX]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください

(ザイFX!編集部)

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