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第3章 FXをはじめよう

FXの注文の種類と注文の方法【後編】
OCO注文・IFD注文・IFO注文

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このページの概要
FXの基本的な注文方法の中から、ここでは「OCO注文」「IFD注文」「IFO注文」を、活用方法とあわせてご紹介します。これらは成行注文・指値注文・逆指値注文を組み合わせた注文方法です。うまく活用できれば、一段と効率良くトレードできるようになりますよ。
目次

一度に複数の注文を出す方法

 ここでは「OCO注文」、「IFD注文」、「IFO注文」をご紹介します。

 アルファベットが並んでいて、なんだか難しそうな感じもしますが心配ありません。これらは前回ご紹介した成行注文・指値注文・逆指値注文を組み合わせた注文方法です。うまく活用できれば、もっと効率的にトレードできるようになります。

OCO注文

OCO(おーしーおーちゅうもん)は「One cancels the other order」の略で、一度に2つの注文を同時に出しておいて、どちらか片方の注文が約定したら、もう一方の注文は自動的にキャンセルされる注文方法です。

 指値注文と逆指値注文の特徴を押さえておけば難しくはありませんが、OCO注文を決済注文として使う場合は、必ず指値注文と逆指値注文の組み合わせになります。一方で、新規注文として使う場合は、指値注文同士もしくは逆指値注文同士の組み合わせになります。

決済の指値注文+決済の逆指値注文

 買いポジション持っているとき、○円に上昇したら執行する利益確定の売り指値注文と、○円まで下落したら執行する損失限定の売り逆指値注文を、いっしょに出しておくことができます。売りポジション持っているときは、○円に下落したら執行する利益確定の買い指値注文と、○円まで上昇したら執行する損失限定の買い逆指値注文を同時に出すといった方法です。

OCO注文の活用方法1

 利益確定と損失限定(必ずしもそうとは限りませんが)の注文をセットで出しておけるので、相場がどちらへ動いても対応できます。どちらかの注文が約定したら、約定しなかった方の注文は無効になるので、注文の取り消しを忘れるなんていう、うっかりミスも防げます。

新規の指値注文+新規の指値注文

 為替レートがある一定の値幅の中でレンジを続けているときに、レンジの下限で買って上限で売る取引を繰り返したいときや、この先の相場がどうなるかはまだわからないけれど、今のレートよりも安くなったら買って、高くなったら売っておきたいと思ったときに、新規の買い指値注文と新規の売り指値注文を組み合わせて出すやり方もあります。

OCO注文の活用方法2

 相場がどちらに動いたとしても、今より有利なレートでポジションを建てることが可能になります。

新規の逆指値注文+新規の逆指値注文

 今はレンジ相場で、この先、どちらへ動き出すのかはわからないけれど、レンジをブレイクしたらブレイクした方向へついて行きたいというとき、新規の逆指値注文を組み合わせて出すこともできます。

OCO注文の活用方法3

 上の図のように、新規で買いの逆指値注文と売りの逆指値注文を同時に出しておけば、相場がどちらに動いたとしても、レンジをブレイクして相場に新しい流れができたとき、流れを追う方向へポジションを持つことができます。

IFD注文

IFD注文(あいえふでぃーちゅうもん)は「If done order」の略です。「done」は取引が成立して、約定したことを意味する為替用語で、「もし取引が成立したら~する」という注文方法になります。「イフダン注文」とも言います。

新規注文と同時に、利益を確定する指値注文か、損失を限定させる逆指値注文のどちらか一方を出すことができます。新規の注文は成行注文で行って、決済だけを指値注文か逆指値注文で出すことができるFX会社もあります。

新規注文+利益確定の指値注文

 今の為替レートが101円で、いったん100円まで下落してから102円ぐらいまで上昇すると予測したとします。IFD注文で100円に新規の買い指値注文と、その注文が約定したら102円で利益を確定する決済の売り指値注文を出しておくと、相場が予測どおりに動けば、新規注文から決済注文までを自動で行ってくれます。

IFD注文の活用方法1

 もし、100円まで下落しないで102円へ上昇してしまっても、決済注文として出した102円の売り指値注文が、先に約定することはありません。

 また、為替レートがこのポイントを超えたら相場の流れが強まりそうだと予測して、そのポイントに新規の買い逆指値注文を出し、その先のレートに利益確定の売り指値注文を出すやり方もあります。

IFD注文の活用方法2

新規注文+損失限定の逆指値注文

 決済に損失を限定する逆指値注文を組み合わせておけば、新規注文が約定したあと、見ていない間に相場が思った方向と反対に動いてしまっても、一段の損失の拡大を止めることができます

IFD注文の活用方法3

 相場はいつ急に動き出すかわからないので、ポジションを建てたら必ず、損失を限定する逆指値注文を出すようにするのが基本です。IFD注文を活用するときは、利益確定の決済注文よりも、このように損失を限定する逆指値注文と組み合わせて使いたいですね。

IFO注文

IFO注文(あいえふおーちゅうもん)は、IFD注文とOCO注文の組み合わせです。「イフダンOCO注文」とも言います。新規の注文が成立したら、そのポジションに対する利益確定の指値注文と損失を限定する逆指値注文の両方を自動的に出してくれる注文方法です。

 たとえば、為替レートが100円になったら買いポジションを建てて、その後、102円になったら利益確定の決済をしたい。でも、もしも100円で新規注文が成立したあとに一段と下落してしまったら、99円で損失を確定させて決済したい…なんてときに、IFO注文が効果を発揮します。

IFO注文の概要

 決済の部分はOCO注文なので、片方が成立すれば、もう片方は自動的にキャンセルされます。

 このように、エントリーから利益確定か損切りの決済までを自動的に執行してくれるので、ある程度、相場の先行きを予測したうえで活用できれば、非常に有効な注文方法です。

有効期限に注意しよう

 成行注文以外のレートを指定する注文方法には、必ず、その注文の有効期限を設定する必要があります。有効期限の種類は一般的に、発注したその日(営業日)だけ有効な「当日」、その週の取引が終わるまで有効な「今週中」、取り消すまでは有効な状態が続く「無期限(GTC)」などがあります。任意の日付や時間を指定できるFX会社もあります。

 有効期限を長く設定しすぎたり、無意識に無期限で発注すると、出していた注文を忘れてしまうことがあるかもしれません…。どのFX会社の取引画面でも、出している注文を確認することはできますが、ある日突然、出しっぱなしにして忘れていた注文が約定している! なんてことも、考えられなくはありません。有効期限もしっかりと管理するようにしてください。

 FX会社によっては、ほかにも相場の状況に応じて使い分けると有効に機能してくれそうな、さまざまな注文方法を提供しているところがありますが、そのほとんどが成行注文、指値注文、逆指値注文の3つをベースにしたものです。この3つは必ずマスターしてから取引をはじめるようにしてくださいね。

【FXの注文に関する参考コンテンツ】
FX会社徹底比較!:注文機能・システムで比べる

(最終更新日:2020年2月7日)

FX初心者のための基礎知識入門目次

第1章 FXをはじめるには
第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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