■リスク選好になりやすい状況が続きそう
著名投資家のウォーレン・バフェット氏が、カナダの金鉱株を買ったことが話題となっていましたが、先日は日本の商社5社の株価を5%取得し、さらに最大で9.9%まで増やす可能性もあると報道されたことで、今週(8月31日~)の日経平均は上昇して始まりました。

(出所:TradingView)
市場には良い材料が多くなっており、新型コロナウイルスに対するワクチンの開発も進展しているとの報道もあって、リスク選好になりやすい状況です。
【参考記事】
●米ドルは戻り売りで!バフェット氏の金鉱株購入は、長期的な米ドル安を見越した動き!?(8月18日、バカラ村)
●リスクオンの環境下でクロス円が続伸! ワクチン開発期待が続く限り、株高継続か(8月27日、西原宏一)
●豪ドル/米ドルは、ゴールドとともに上昇! 金鉱株急騰の裏にウォーレン・バフェット(8月20日、西原宏一)
■米大統領選に向けた両候補の発言に注意だが…
今後の材料としては、米大統領選(11月)や、日本の次期首相決定と衆議院解散の可能性、ブレグジット(英国のEU離脱)協議、9月15日(火)~16日(水)のFOMCなどがあります。
11月の米大統領選に向けては、トランプ大統領からは、これまでの4年間の成果についての発言や、今後の経済対策なども出てきやすいと思いますので、リスク選好になりやすい発言が出てくることになります。

11月の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領からは、1期目の成果や今後の経済対策についてなど、リスク選好になりやすい発言が出てくると、バカラ村氏は予想している (C) Chip Somodevilla/Getty Images News
ただ、民主党のバイデン候補からは、トランプ大統領にとってネガティブな内容が飛び出してくると思いますので、株価が上昇しているときは、その内容に反応しやすくなると思います。

一方で民主党の大統領候補となったジョー・バイデン氏からは、トランプ大統領にとってネガティブな内容が飛び出してくると予想されることから、株価が上昇しているときは反応しやすくなると、バカラ村氏は予想している (C)Scott Olson/Getty Images News
株式市場では、その発言が調整の材料にされると思いますが、過剰流動性相場のため、大きな流れとしては上昇が続くのではないかと思います。
■米ドル/円は戻り売りで良さそう
為替市場も、リスク回避(=ドル高)の動きには反応が薄く、リスク選好(=ドル安)の動きに反応しやすい状況が続くと考えています。
米ドル/円は、8月は105~107円のレンジが継続し、長期では104~115円のレンジが続いています。

(出所:TradingView)
米ドル/円の104円は、サポートとして機能していますが、2月から徐々に上値が切り下がっていることもあり、長期的には104円も割れる可能性があると考えています。

(出所:TradingView)
もみ合いが長く続いていますが、米ドル安の流れもあるため、米ドル/円は戻り売りで良いのではないかと考えています。
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