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バカラ村の「FX専業トレーダーの相場観」

米ドル/円、長期的には104円のサポートを
割り込む可能性。戻り売りが良さそう!

2020年09月01日(火)11:49公開 (2020年09月01日(火)11:49更新)
バカラ村

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■FOMC、「平均インフレ目標」の導入を決定

 8月27(木)~28日(金)に開催されたジャクソンホール会議で、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、FOMC(米連邦公開市場委員会)が「平均インフレ目標」を導入することを決定したと発表しました。

 これまで、FRBの物価目標は「年2%のインフレ率上昇」でしたが、これを「一定期間内の平均が2%」としたことで、インフレ率が2%を超えて上昇しても、すぐに金融引き締めに動くことはなく、長期的な低金利政策が続くことになります。

【参考記事】
コロナバブルに乗れるかどうかで、人生が変わる! 日本が受ける米緩和の恩恵とは?(8月28日、陳満咲杜)

パウエルFRB議長

今年はオンラインでの開催となったジャクソンホール会議で、パウエルFRB議長はFOMCが「平均インフレ目標」を導入することを決定したと発表した。これにより、金融緩和政策が長期化する可能性があると想定されている (C)Bloomberg/Getty Images News

 これは、インフレよりも、雇用に軸足を置いたことにもなります。

■長期的な米ドル安が継続すると予想

 この発表を受けて、為替市場は米ドル安へ推移し、昨日(8月31日)、ユーロ/米ドルは1.1965ドルまで上昇(ユーロ高・米ドル安)しました。

 これは、8月18日(火)に付けた高値と同じ水準まで上昇したことになります。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 平均インフレ目標に関する詳細な内容は、まだ出てきていませんが、長期的には、米ドル安がまだ、続くのではないかと考えています

【参考記事】
米ドルは戻り売りで!バフェット氏の金鉱株購入は、長期的な米ドル安を見越した動き!?(8月18日、バカラ村)
米ドル安の材料豊富で短期的には過熱感も。戻り局面に注意だが長期的な米ドル安は継続(7月28日、バカラ村)
ドルインデックスがダブルトップ形成! 大きな流れとしての米ドル安に変化なし(7月7日、バカラ村)

ドルインデックス 週足
ドルインデックス 週足チャート

(出所:TradingView

■安倍首相辞任でも、円高にはなりにくい

 8月28日(金)には、「安倍首相が辞任の意向を固めた」と報じられ、アベノミクス反転の思惑から、米ドル/円は105.20円まで下落しました。

【参考記事】
アベノミクスさようなら。安倍首相辞任の意向で日経平均急落! 米ドル/円急落!

米ドル/円 4時間足
米ドル/円 4時間足チャート

(出所:TradingView

 ただ、アベノミクスを材料とした円売りは積み上がっておらず、さらに、次期総裁候補に菅官房長官が有力となっていることから、円高も続かず、米ドル/円は105~107円のレンジ内での往来となっています。

 菅官房長官は安倍首相に近いこともあり、もし菅官房長官が後任となれば、これまでの政策を継続していく可能性があります。新型コロナウイルスの影響もあるため、財政政策が変わることはないと思いますので、円高にはなりにくいと考えています。

【参考記事】
豪ドル/米ドルを押し目買い! 米ドル安は続く。「菅首相」誕生なら市場の反応は?(8月31日、西原宏一&大橋ひろこ)

■リスク選好になりやすい状況が続きそう

 著名投資家のウォーレン・バフェット氏が、カナダの金鉱株を買ったことが話題となっていましたが、先日は日本の商社5社の株価を5%取得し、さらに最大で9.9%まで増やす可能性もあると報道されたことで、今週(8月31日~)の日経平均は上昇して始まりました。

日経平均 日足
日経平均 日足チャート

(出所:TradingView

市場には良い材料が多くなっており、新型コロナウイルスに対するワクチンの開発も進展しているとの報道もあって、リスク選好になりやすい状況です。

【参考記事】
米ドルは戻り売りで!バフェット氏の金鉱株購入は、長期的な米ドル安を見越した動き!?(8月18日、バカラ村)
リスクオンの環境下でクロス円が続伸! ワクチン開発期待が続く限り、株高継続か(8月27日、西原宏一)
豪ドル/米ドルは、ゴールドとともに上昇! 金鉱株急騰の裏にウォーレン・バフェット(8月20日、西原宏一)

■米大統領選に向けた両候補の発言に注意だが…

 今後の材料としては、米大統領選(11月)や、日本の次期首相決定と衆議院解散の可能性、ブレグジット(英国のEU離脱)協議、9月15日(火)~16日(水)のFOMCなどがあります。

11月の米大統領選に向けては、トランプ大統領からは、これまでの4年間の成果についての発言や、今後の経済対策なども出てきやすいと思いますので、リスク選好になりやすい発言が出てくることになります。

ドナルド・トランプ米大統領

11月の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領からは、1期目の成果や今後の経済対策についてなど、リスク選好になりやすい発言が出てくると、バカラ村氏は予想している (C) Chip Somodevilla/Getty Images News

 ただ、民主党のバイデン候補からは、トランプ大統領にとってネガティブな内容が飛び出してくると思いますので、株価が上昇しているときは、その内容に反応しやすくなると思います。

ジョー・バイデン民主党候補

一方で民主党の大統領候補となったジョー・バイデン氏からは、トランプ大統領にとってネガティブな内容が飛び出してくると予想されることから、株価が上昇しているときは反応しやすくなると、バカラ村氏は予想している (C)Scott Olson/Getty Images News

 株式市場では、その発言が調整の材料にされると思いますが、過剰流動性相場のため、大きな流れとしては上昇が続くのではないかと思います。

■米ドル/円は戻り売りで良さそう

為替市場も、リスク回避(=ドル高)の動きには反応が薄く、リスク選好(=ドル安)の動きに反応しやすい状況が続くと考えています。

 米ドル/円は、8月は105~107円のレンジが継続し、長期では104~115円のレンジが続いています。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

米ドル/円の104円は、サポートとして機能していますが、2月から徐々に上値が切り下がっていることもあり、長期的には104円も割れる可能性があると考えています。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 もみ合いが長く続いていますが、米ドル安の流れもあるため、米ドル/円は戻り売りで良いのではないかと考えています。

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