★マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】
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【マネックス証券】の暗号資産CFD口座 基本情報 | |
取り扱い銘柄 |
ビットコイン/円(BTC/JPY) ビットコインキャッシュ/円(BCH/JPY) イーサリアム/円(ETH/JPY) リップル/円(XRP/JPY) |
最大レバレッジ | 2倍 |
取引手数料 | 無料 |
レバレッジ手数料 | 0.04% |
ビットコインの 最小発注数量 |
0.01BTC |
ビットコインの 最大注文数量 |
10BTC(1注文あたり) |
ビットコインの 保有建玉上限 |
100BTC |
サービス時間 | 24時間365日 |
メンテナンス時間 | 毎週水曜日12:00~18:00 |
スマホアプリ | ○ |
使用システム | 独自(シンプレクス系) |
(本記事はマネックス証券の暗号資産CFD取引サービス【マネックスビットコイン】を紹介し、その特徴やメリット・デメリットをわかりやすく伝えることで、暗号資産CFD取引会社選びの参考にしていただくことを目的としています)
マネックス証券は、充実した投資ツールに定評のある、大手ネット証券会社です。米国株や投資信託の取扱い銘柄の豊富さも人気の理由ですが、そんなマネックス証券に新たなサービスとして、暗号資産CFD【マネックスビットコイン】が仲間入りしました。
さっそく詳しいスペックを確認してみましょう。
【目次(もくじ)】
■マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】の特徴(メリット・デメリット含む)
・人気の大手ネット証券会社の安心感
・4種類の暗号資産CFDが取引できる
・スプレッドは変動制
・レバレッジ手数料は0.04%と業界標準
・取引不可のシステムメンテナンスは週1回
・シンプルで使いやすい暗号資産CFD専用スマホアプリ
■マネックス証券・暗号資産CFD【マネックスビットコイン】の口座開設方法
■まとめ
■マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】の特徴(メリット・デメリット含む)
・人気の大手ネット証券会社の安心感
「マネックス、暗号資産」と言えば、2018年4月にマネックス証券の親会社、マネックスグループが買収した暗号資産(仮想通貨)交換業者、コインチェックが真っ先に思い出されますよね!?
【参考記事】
●コインチェックはマネックスの子会社へ!買収金額は36億円。意外と少ない理由とは?
コインチェックでは、暗号資産の現物取引のほか、暗号資産の積立や貸付といったサービスを展開しています。そして、以前はビットコインのレバレッジ取引も取り扱っていたのですが、2020年3月で取扱いを終了しています。
というのも、2020年5月の法改正により、レバレッジ取引のような暗号資産のデリバティブ取引を行うには、「第一種金融取引業者」の登録が必要になってしまったため、第一種金融取引業者ではないコインチェックはサービス終了を選択したのです。
一方、マネックス証券は、暗号資産の現物を取り扱える「暗号資産交換業者」ではありませんが、「第一種金融取引業者」ですから、暗号資産のデリバティブ取引を扱うことができます。よって、コインチェックは現物取引、マネックス証券はレバレッジ取引である暗号資産CFDと棲み分け、マネックスグループ全体としてカバーするという形になったようです。
マネックス証券は、米国株を中心とした外国株の取扱い銘柄数の多さやIPO取扱数の多さ、充実した投資ツールなどで人気の高い大手ネット証券会社です。
幅広い取扱い銘柄に加え、クオリティの高い取引ツールや豊富な投資情報、手ごろな手数料など、初心者からベテラントレーダーまで、多種多様なユーザーのニーズに応えてくれる安心感があります。

(出所:マネックス証券)
取り扱っている暗号資産が豊富なのはコインチェックですが、暗号資産の現物のやり取りに、流出などの不安を感じるトレーダーや、主な銘柄が取引できれば良いという初心者の方などは、大手ネット証券という安心感があり、現物をやり取りせずに暗号資産に投資できる、マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】の方が取引しやすいかもしれません。
・4種類の暗号資産CFDが取引できる
マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】で取り扱っている暗号資産は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップルの4種類で、それぞれの暗号資産と円との通貨ペアがCFD銘柄となっています。
つまり、ビットコイン/円(BTC/JPY)、ビットコインキャッシュ/円(BCH/JPY)、イーサリアム/円(ETH/JPY)、リップル/円(XRP/JPY)の4銘柄の暗号資産CFDが取引できるというわけです。

(出所:マネックス証券)
・スプレッドは変動制
マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】のスプレッドは、変動制となっています。
マネックス証券の公式サイトや取引画面では特にスプレッドの具体的な数値について 明記されていませんので、スプレッドを知りたい場合は、取引アプリの売り・買い価格の差などから確認することになります。
下の画像は、【マネックスビットコイン】の取引画面ですが、たとえば左の画面ではビットコイン/円のスプレッドは1253円、ビットコインキャッシュ/円のスプレッドは45円、イーサリアム/円のスプレッドは62円、リップル/円のスプレッドは74円となっています。
そして、レートが動いた右の画面では、スプレッドはそれぞれビットコイン/円は1158円、ビットコインキャッシュ/円は45円、イーサリアム/円は58円、リップル/円は69円となっていて、ビットコインキャッシュ/円はたまたま変わっていませんでしたが、基本的には変動していることがわかります。

・レバレッジ手数料は0.04%と業界標準
暗号資産のレバレッジ取引では日をまたいでポジションを持ち越した場合、通常レバレッジ手数料(※)がかかります。
マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】では、レバレッジ手数料は毎日午前7時をまたいでポジションを持ち越した場合に発生します。
マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】のレバレッジ手数料は0.04%。これは、同じく暗号資産CFDを取り扱っているSBI FXトレードの0.039%に比べると若干高いですが、GMOコイン、DMM Bitcoin、TAOTAOといった暗号資産レバレッジ取引を取り扱っている暗号資産交換業者はいずれも0.04%ですので、業界標準と言えるのではないでしょうか。
(※「レバレッジ手数料」という名称は取扱会社によって異なる場合がある)
・取引不可のシステムメンテナンスは週1回
暗号資産CFDは、24時間365日取引できる暗号資産を対象としたCFDですから、理論上は24時間365日取引が可能です。ただし実際には、取扱業者のメンテナンス時間帯は取引することができません。
【マネックスビットコイン】のメンテナンス時間帯は、毎週水曜日の12時~18時となっており、土日祝を含めそのほかの曜日は、基本的に24時間取引ができます。
・シンプルで使いやすい暗号資産CFD専用スマホアプリ
マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】は、暗号資産CFD専用のスマートフォンアプリ「MONEX TRADER CRYPTO」でのみ取引ができます。

「MONEX TRADER CRYPTO」は、操作のしやすさを重視した、シンプルな取引アプリです。
ホーム画面には純資産額や評価損益といった資産情報から、チャート、全4銘柄のレート、注文ボタンまでが集約されていますので、操作に戸惑って取引チャンスを逃してしまう、といった心配はなさそうです。

(出所:マネックス証券)
チャート画面は1画面表示と4分割画面表示の切り替えができます。4分割画面は、すべて同じ暗号資産銘柄を、時間足を変えて表示することもできますし、4銘柄それぞれを表示することも可能。自分の取引の状況に合わせて自由に組み合わせることができます。
テクニカル指標は、トレンド系4種類、オシレーター系6種類の計10種類が用意されています。
トレンド系は単純移動平均線、指数平滑移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンドの4種類で、すべて同時に表示することもできます。
オシレーター系はMACD、RSI、DMI、ADX、スローストキャスティクス、RCIの6種類で、最大2種類まで同時に表示できます。
■マネックス証券・暗号資産CFD【マネックスビットコイン】の口座開設方法
マネックス証券の暗号資産CFD【マネックスビットコイン】の口座開設を行うには、まず、証券総合取引口座の口座開設が必要になります。口座の開設は無料で、用意できる本人確認資料によって、オンラインもしくは郵送で手続きします。
「マイナンバーカード」もしくは「運転免許証+マイナンバー通知カード」が用意できる場合はスマートフォンを利用したオンラインでの手続きが可能。用意できない場合や未成年、外国籍の方は郵送での手続きとなります。
なお、すでにマネックス証券総合取引口座を持っている場合は、ログイン画面から暗号産CFD口座の申し込み手続きができます。
【口座開設申込みから取引開始までの流れ】
●オンラインで申込む場合
・ステップ1: 口座開設申込フォームへの入力
・ステップ2:本人確認書類の送付
・ステップ3:「口座開設手続き完了のご案内」メールを受信
・ステップ4:暗号資産CFD口座の開設
●郵送で申込む場合
・ステップ1: 口座開設申込フォームへの入力
・ステップ2: 口座開設キットを受け取り、本人確認書類など必要書類を郵送
・ステップ3:「口座開設手続き完了のご案内」を郵送で受け取る
・ステップ4:暗号資産CFD口座の開設
●オンラインで申込む場合
・ステップ1: 口座開設申込フォームへの入力
マネックス証券の公式サイトにある「口座開設」ボタンをタップし、遷移した画面から「オンラインで申込む」を選択します。画面の案内に従って進むと、メールアドレスを入力する画面に遷移しますので、メールアドレスを入力します。
すると、「口座開設お申込み手続きのご案内」のメールが届きますので、記載されたURLからスマートフォンで「口座開設入力フォーム」にアクセスし、必要事項を入力していきます。
・ステップ2:本人確認書類の送付
本人確認に利用できる書類は、「マイナンバーカード」もしくは「運転免許証+マイナンバー通知カード」になります。

(出所:マネックス証券)
画面の指示に従って、本人確認書類と自分の顔を撮影することで、本人確認手続きを行います。
・ステップ3:「口座開設手続き完了のご案内」メールを受信
口座開設が完了すると、最短で翌営業日に「口座開設手続き完了のご案内」というメールが送付されますので、メールの指示に従ってログインIDやパスワードなどを確認します。これで、証券総合取引口座の開設は完了となります。
・ステップ4:暗号資産CFD口座の開設
続いて、暗号資産CFD口座開設の手続きに移ります。証券総合取引口座にログインし、必要事項の入力を行うと、暗号資産CFD口座開設の申込みが可能となるため、そのままウェブサイト上で手続きを行い、暗号資産CFD口座開設完了となります。
なお、暗号資産CFDの取引を行うには、総合証券口座に入金し、その後、暗号資産CFD口座に資金振替を行う必要があります。
●郵送で申込む場合
・ステップ1: 口座開設申込フォームへの入力
マネックス証券の公式サイトにある「口座開設」ボタンをタップし、遷移した画面から「郵送で申込む」を選択します。画面の案内に従って進むと、申込フォーム画面に遷移しますので、必要事項を入力し、口座開設申込みを行います。
・ステップ2: 口座開設キットを受け取り、本人確認書類など必要書類を郵送
申し込み後、「口座開設キット」が郵送されますので、同封されている返信用封筒で、
・証券総合取引口座開設申込書
・本人確認書類のコピー
・個人番号提供書
・マイナンバーが確認できる書類のコピー
の4点を返送します。本人確認書類は、「顔写真付きのもの1点(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)」が原則ですが、顔写真付きのものを用意するのが難しい場合は「顔写真なしのもの2点(住民票の写し、各種健康保険証、各種年金手帳など)」を提出することも可能です。
・ステップ3:「口座開設手続き完了のご案内」を郵送で受け取る
口座開設が完了すると、「口座開設手続き完了のご案内」が郵送されますので、取引に必要なログインID、パスワードなどを確認します。これで、証券総合取引口座の開設は完了となります。
・ステップ4:暗号資産CFD口座の開設
続いて、暗号資産CFD口座開設の手続きに移ります。証券総合取引口座にログインし、必要事項の入力を行うと、暗号資産CFD口座開設の申込みが可能となるため、そのままウェブサイト上で手続きを行い、暗号資産CFD口座開設完了となります。
なお、暗号資産CFDの取引を行うには、総合証券口座に入金し、その後、暗号資産CFD口座に資金振替を行う必要があります。
■まとめ
外国株やIPO銘柄の取り扱いが豊富で、幅広いラインナップが支持されているマネックス証券。暗号資産CFD【マネックスビットコイン】のサービスインで、同じマネックスグループ傘下のコインチェックが、法改正により撤退せざるを得なかった暗号資産のレバレッジ取引を引き継ぎ、さらに発展させています。
スプレッドやレバレッジ手数料などのスペック面については、正直なところ、他社と比べて特に有利というわけではありませんが、ニッチな銘柄を取り扱ってきた証券会社としての懐の深さを、今後、暗号資産分野にどう生かしてくるのかに、期待が持てます。
ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップルという四大メジャー暗号資産を取扱っていますので、4銘柄ではありますが、暗号資産取引初心者の方には十分なラインナップなのではないかと思います。
暗号資産CFDを含め、幅広い金融商品に投資してみたいという方は、マネックス証券への口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
(ザイFX!編集部)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)