本日の焦点は、『ECB政策金利発表後のトリシェ総裁の記者会見』と『米中古住宅販売保留』にあり。
FOMC明けの昨日。原油価格は続落し、NY株式市場は続騰。ドル買いが加速した。ドル円は長い間続いたレンジ相場の上限を上抜け、ユーロドルはレンジの下限が近づいている。
本日は英国とユーロ圏の政策金利が発表される。どちらも据え置きが確実視されている。今後の金融政策の動向を見極めるために『トリシェ総裁の記者会見』に注目が集まる。ここのところのユーロ圏の経済指標は悪化を示しており、その認識と共に今後の金融政策への示唆に注目が集まる。
米国の経済指標は、『中古住宅販売保留』に注目が集まる。中古住宅販売保留とは、中古住宅販売のうち、契約は成立しているが所有権の移転が完了していないものを示す。高い確率で所有権の移転が行われるため、先行指標となる。低迷し続ける住宅指標への注目度は高く、内容次第でドルは上下することになると思われる。
現在、為替相場のセンチメントに大きな影響を与えている原油価格やNY株式市場にも引き続き注目したい。
本日の注目材料
→米国以外
▼NZ)第2四半期失業率
▼豪)新規雇用者数/失業率
▼英)BOE政策金利発表
▼欧)ECB政策金利発表
▼欧)トリシェ総裁記者会見
→米国
▼米)>中古住宅販売保留
今週の為替相場の焦点
・米国の経済指標
・5日のFOMC声明への思惑や結果による反応
・ECB政策金利発表後のトリシェ総裁の記者会見
・NY株式や原油の動向
・夏休み入り要因
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・英バークレイズ決算発表 ・独アリアンツ決算発表 ・英)BOE政策金利発表 ・欧)ECB政策金利発表&トリシェ総裁記者会見 ・米30年債入札 |
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07:45 | NZ)第2四半期失業率 | ◎ | 3.8% | 3.6% | ||||
08:50 |
日)機械受注 [前月比/前年比] |
○ | -9.9% | +10.4% | ||||
+2.6% | +5.1% | |||||||
10:30 | 豪)新規雇用者数 | ◎ | +0.50万人 | +2.98万人 | ||||
↑・失業率 | 4.3% | 4.2% | ||||||
15:00 | 独)貿易収支 | × | +155億 | +144億 | ||||
独)経常収支 | × | +120億 | +75億 | |||||
19:00 | 独)鉱工業生産 | △ | +0.8% | -2.4% | ||||
20:00 | 英)BOE政策金利発表 | ◎ | 5.00% 据え置き |
5.00% 据え置き |
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南ア)製造業生産 | △ | - | -3.8% | |||||
20:45 | 欧)ECB政策金利発表 | ◎ | 4.25% 据え置き |
4.25% 据え置き |
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21:30 | 加)住宅建設許可 | ○ | -1.0% | +1.1% | ||||
21:30 | 米)新規失業保険申請件数 | B | 42.5万件 | 44.8万件 | ||||
23:00 | 米)中古住宅販売保留 | AA | -1.0% | -4.7% | ||||
28:00 | 米)消費者信用残高 | C | +63億 | +78億 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
21:30 | 欧)トリシェECB総裁◆記者会見 | |||||||
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原油価格の下落やNY株式市場の上昇などからドル買いが加速。 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに →原油価格や株式市場、経済指標の動向に影響を受け、日々上下に振られつつも、ドルは上値も重いが非常に底堅く、ジリ高で推移。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速。ドル円はレンジの上限を上抜け、ユーロドルは下限へ。 ドル買いヨリスタンスを継続
ドル買いヨリスタンスを継続
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