覚醒のきっかけは、西原メルマガのオフ会だった！
いつものようににぎやかなオフ会だった。ＦＸセミナーを聞いたあと、講師を囲んで懇親したり、お酒を飲んだりして過ごす時間。今でこそ遠い世界に感じるものの少し前までは当たり前だった日常。そんなオフ会を人生の転機とした投資家がいる。
「勝てるようになったのは、あのオフ会が大きかった。『やるからには絶対勝つ！』と節税対策の法人まで設立したFXで500万円ほど失い、わずかでも可能性を見いだせればと思って参加したオフ会だったんです」
【参考記事（プラタナスさんが参加した2018年夏のセミナーレポート）】
●相場予測と質問コーナーで盛り上がった西原宏一氏の無料FXセミナーレポート
兼業トレーダーのプラタナスさんがそう振り返るオフ会には、筆者もたまたま参加していた。ぼんやりした筆者には日常的な光景としか映らなかったオフ会でプラタナスさんは何を見たのか。
「あの日、『西原さん』が繰り返しおっしゃっていたのが資金管理の重要性でした。それまでの自分は典型的な『コツコツドカン』。毎日コツコツ増やすことはできるものの、損切りができずに１度の損切りで口座全体を吹っ飛ばしてしまう。それまで、５回くらい口座を吹っ飛ばしていました。そんな自分に足りなかったのは資金管理だったんだ、と気づかせてくれたのが西原さんです」
プラタナスさんに資金管理の重要性を口酸っぱく説いた「西原さん」とは、シティバンクでチーフディーラーを務めた為替ディーラーの西原宏一さんだ。
「西原さんの言葉をヒントに翌日から資金管理について調べ始め、取り入れたのが『２％ルール』です。今では月100万円ほど稼げるようになりました」
プラタナス式資金管理ルールとは？
プラタナスさんが取り入れた２％ルールとは、１取引のリスクを最大２％までとする資金管理法だ。
口座資金が100万円なら１取引の最大リスクは２万円。１米ドル=100円と仮定すると、米ドル/円を１万通貨で取引するなら、損切りまでの幅は２円（２万円÷１万通貨）以内に設定する必要がある。
この場合は取引量から損切り位置を求めたが、先に損切り位置を決めてから２％に収まるように取引量を決めてもいい。たとえば、口座資金が100万円で米ドル/円を取引して、損切りレートを１円下に設定するなら取引量は２万通貨（最大リスク：２万円÷損切り幅：１円）だ。
（※筆者作成）
「僕の場合は『５％ルール』。１取引のリスクを２％よりも高めて５％にしています。以前は損切りのことも考えず、資金は少額なのに大きな枚数で取引していましたから１取引で口座が吹っ飛んでしまう。リスク100％の状態です。
でも、西原さんのオフ会をきっかけに資金が減らなくなったんです」
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何があっても、西原メルマガだけは読み続けた
プラタナスさんが参加した西原オフ会は有料メルマガ「ザイFX！×西原宏一 トレード戦略指令！」の購読者を対象に開催されたもの。プラタナスさんも読者だったのだろうか。
「ＦＸを始めた直後、４年ほど前から西原さんのメルマガは読んでいます。もともと投資を始めたきっかけは子どもが生まれたこと。本業以外でも稼がなければと、最初は株から入ったのですが銘柄が多すぎて、どれを買えばいいかわからない。それで始めたのがFXでした」
４年ほど前から西原さんのメルマガを読んでいたプラタナスさん。投資を始めた当初は株だったが、銘柄が多すぎたため、ＦＸを始めたそうだ
養育費を！とはりきって始めたものの、それから500万円を失ったのは前述したとおりだ。
「情報商材を買ったり、いろんなメルマガを読んだり試行錯誤しました。そのうちのひとつが西原さんのメルマガだったんです。情報商材は役に立たないものばかりだし、負けが込んでくるとメルマガの購読料の支払いも苦しくなってきましたが、西原さんのメルマガだけは読み続けました。やさしい人柄を感じたんですよね、メルマガの文章から」
「トレード戦略指令！」は、なぜ読み続けられたのか
なぜ、西原さんのメルマガは読み続けることができたのだろうか。
「メルマガのタイトルが『戦略指令！』でしたから、結構きつい感じで、露骨にトレードを指示されるメールが届くのかと思いきや、全然そうではなくて意外でした(笑)。
とにかく読者が将来的にトレード力を身に付けられるようにわかりやすく説明してくれていると感じています。すごくやさしい、教育的なお人柄を感じると言いますか……良いんですよ！(笑)」
メルマガのタイトルが『戦略指令！』だったので、露骨にトレードを指示されるメールが届くのかと思っていたというプラタナスさん。実際、購読してみると、全然そうではなかったと振り返る
「一般的に、なかなか知ることができない世界情勢の相場への影響や海外トレーダーの情報(西原さんは海外のトレーダー友人が多くいるので)、相場に影響を与えるファンダメンタルズの要素をわかりやすく伝えてくれていて、理由付けがしっかりしていて納得できるトレード情報を配信してくれているのがとてもいいです。
このメルマガ「ザイFX！×西原宏一 トレード戦略指令！」はテクニカルの要素より、ファンダメンタルズの要素が強めですね。テクニカルはなんとなく情報商材を読んでいれば知識として身に付けられると思いますが、タイムリーなファンダメンタルズの情報は西原さんのメルマガを取らないと得られないと思います」
西原指令は「スーパーでキウィを買え！」!?
タイムリーな速報性を優先する西原メルマガでは、西原さんならではの略語、用語が使われることもある。プラタナスさんも最初は「西原文法」に戸惑うことがあった。
「読み始めたころは『ＦＸ ショート』とググるレベルの知識だったんです。西原さんはよく『打診買い』と書きますが、当時は意味がわからなかった。『打つ』っていうくらいだから強いんだろう、『最大に買う！』のかなと思っていましたし、『kiwiを買う』に至ってはスーパーマーケットの話!?と（笑）」
ちなみにkiwi（キウィ）はニュージーランドドルの愛称だし、打診買いは「お試し買い」だ。普段が１万通貨での取引なら2000通貨くらいで軽く買ってみるのが打診買いとなる。
「最近では、どのくらいのポジション量なのか、ロット数の目安を書いてくれるようになったので僕も助かっていますし、初心者も迷わないですよね」
当初は西原さんがメルマガで使う略語にとまどったというプラタナスさん。最近では、ポジション量の目安も書いてあるので助かっているという
西原さんは１取引＝100万通貨単位!?
実際に配信された西原メルマガを一部見てみよう。
ザイＦＸ！トレード戦略指令！
2021年6月2日（水） 20:04の配信メール
ユーロドルを0.3のみ@1.2175でshortに。Stopは1.2350超えに設定しておきます。
「0.3」と書かれている部分がロット数の比率だ。普段、１万通貨で取引している人なら0.3は3000通貨ということになる。ちなみに西原さんの場合は――。
ザイＦＸ！トレード戦略指令！
2020年6月7日（月） 11:32の配信メール
このメルマガでは通常、1.00=1,000,000ドルとしています。しかしこれは個々人の考え方と資金量によって変わります。
ということなので、どうやら西原さんは１ロット＝100万通貨で取引しているように読める。そうだとすれば、さすがの資金量！
ただ、もし西原さんのメルマガをコピートレードするなら、プラタナスさんの５％ルールのような資金管理のルールを必ず決めておこう。
「西原さんのメルマガには必ずストップ（損切り）の位置も書いてありますが、最初のころの自分は資金管理をまったく考えていなかったので、ロット数が大きすぎてストップに達する前に口座が吹っ飛んでいました。『あれ、おかしいな？』って(笑)」
（取材・文／高城泰 編集担当／ザイ投資戦略メルマガ事業部 撮影/和田佳久）
（「本業ギター講師の異色ＦＸトレーダーが、西原メルマガで毎月100万円稼ぐ手法とは？」へつづく）
【ザイＦＸ！編集部からのお知らせ】
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そして、2021年11月14日（日）14時から「西原宏一×大橋ひろこ 2022年FX・投資作戦会議＆セミナー」が東京原宿ダイヤモンド社で開催されることが決定！
こちらのセミナーは参加費無料で、専用フォームから申込めば誰でも参加することができます（申し込みは以下のバナーをクリック）。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、会場セミナーは２年ぶりの開催です。
スピーカーは、シティバンク、ドイツ証券などで為替ディーラーとして活躍し、現在はメルマガ「トレード戦略指令！」が好評な西原宏一さんと、フリーアナウンサーで コモディティ始め、投資全般に詳しい大橋ひろこさん。
おもにメルマガ「トレード戦略指令！」の会員向けに配信している動画コンテンツ「今月のFX・投資作戦会議」を2022年予測版としてセミナー形式で開催します。
今回は、衆議院総選挙後の日本経済などやテーパリングで揺れる米国経済などを念頭に、残りわずかとなった2021年と来年（2022年）の世界経済の動向とFXなどの投資戦略についてお二人が語り合います。
また、メルマガ読者代表が西原宏一氏の為替予測で儲ける方法について語るコーナーも企画中です。こちらもご期待ください！
セミナー後にはメルマガ「トレード戦略指令！」読者限定の懇親会も開催されるので、メルマガ読者の方で西原さんや大橋さんとトレードトークをしてみたい！という人は、ぜひご参加ください（詳しくは以下のバナーをクリック）。
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