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西原宏一・大橋ひろこの「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」

岸田ショックで日経平均が暴落しても
米雇用統計がメチャ弱くても下がらなかった
米ドル/円があっさり上がったワケは?

2021年10月11日(月)17:18公開 (2021年10月11日(月)17:18更新)
西原宏一&大橋ひろこ

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岸田首相が金融所得課税の強化を先送り!

岸田首相が打ち出していた金融所得課税の強化ですが、昨日(10月10日)「当面は触ることは考えていない」と先送りするコメントを出しました。


これを好感したのか、本日(10月11日)前場の日経平均は440円の大幅高です。

【参考記事】
“岸田ショック”の震源地はどこ? 岸田新首相は「財務省のポチ」なのか? 金融所得課税の増税を本当にしたいのは誰?

日経平均 日足
日経平均 日足チャート

(出所:TradingView

日経平均が8営業日続落し、フィナンシャル・タイムズには「岸田ショック」とまで書かれてしまった。


このままでは衆議院議員選挙に勝てません。


どこかで軌道修正するだろうと思っていましたが、やっと、という印象ですね。

岸田首相は「新しい資本主義」を掲げていますが、楽天の三木谷さんは「新資本主義ではなく、新社会主義にしか聞こえない」と切り捨てています。

習近平政権が言い始めた「共同富裕」との類似を感じますね。


米国も民主党政権となり、日米中がいずれも社会主義的な分配重視の政策へと舵を切り始めた印象です。

日経平均の衆議院議員総選挙“全勝”アノマリー

衆院選は10月19日(火)告示・10月31日(日)投開票となる見通しですが、衆院選の告示前日から投開票前営業日までの日経平均は1969年以降、すべて上昇しているそうです。


バブル崩壊直後の1990年でさえも0.2%の上昇。選挙による変化への期待は大きいようですね。


今回も大きく下がって発射台となる価格水準は低いですから、少なくとも投開票前営業日までは悲観する必要はなさそうです。

日経平均 日足
日経平均 日足チャート

(出所:TradingView

日経平均は菅退陣で3500円上がって、岸田ショックで3000円下がってとドッタンバッタンして、ひと相場終えています。


当面は3万700円を超えず、かといって2万7000円を割り込むこともないのでは

日経平均 日足
日経平均 日足チャート

(出所:TradingView

先週、10月8日(金)の米雇用統計は、NFP(非農業部門雇用者数変化)が50万人増の予想に対して、結果は19.4万人と予想を大きく下回りました。


それなのに、米長期金利(米10年債利回り)は上昇しています。「コンベクシティヘッジ(※)」の影響とも言われていますね。

(※コンベクシティヘッジとは、金利上昇により損失や不利益を被る投資家が、その対策として、投資家自身が保有している国債を売却したり、国債を空売りしたりすること)

米長期金利 日足
米長期金利 日足チャート

(出所:TradingView

弱い米雇用統計で、米ドル/円高値更新の怪

米ドル/円を見るうえでは、今の環境だと、米雇用統計の数字がどうの、というのはピンと来ない


それよりも重要なのは、米長期金利でしょう。


米ドル/円は昨年(2020年)2月高値112.22円を超えてきました。


カブール陥落や恒大集団(エバーグランデ)のデフォルト危機でも、日経平均が3500円下がっても落ちなかった米ドル/円が今、米長期金利上昇であっさり上がってきています。

【参考記事】
豪ドルには、年に1度の「イージーマーケット」のチャンスがまだある! 天然ガスで格差が鮮明な豪ドルは、対ユーロで買い方向!(10月4日、西原宏一&大橋ひろこ)
豪ドル/円は、8月20日がターニングポイント! 「脱炭素」を追い風に、底堅くなる豪ドル/円を押し目買い!(9月27日、西原宏一&大橋ひろこ)

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

今週10月13日(水)には米CPI(消費者物価指数)が発表されます。


FRB(米連邦準備制度理事会)によれば、インフレは「一時的」ですが、米CPIは4か月連続して前年同月比5%超え


FRBのいうように、一時的なインフレならそろそろ鈍化するはずですが、今回も強い数字になると、米長期金利の上昇トレンドが続く可能性は高まります

米CPIが強い数字となって、米長期金利が上がるなら、米ドル/円も素直に上がるのでしょう。

エネルギー高騰、米長期金利上昇を狙う戦略

コモディティ市場では、木材や鉄鉱石も上昇を再開し、WTI原油も2014年以来の80ドル超えです。

シカゴ木材先物 週足
シカゴ木材先物 週足チャート

(出所:TradingView

シンガポール鉄鉱石先物 週足
シンガポール鉄鉱石先物 週足チャート

(出所:TradingView

WTI原油先物 月足
WTI原油先物 月足チャート

(出所:TradingView

暴騰していた天然ガスは、ロシアのプーチン大統領が供給増を示唆したことで調整していますが、世界的なインフレ傾向はたしかですね。

NY天然ガス先物 日足
NY天然ガス先物 日足チャート

(出所:TradingView

エネルギー高だと、日本の貿易収支の赤字方向への圧力となり、その面でも円安のサポート要因となります。


今週の戦略はどう考えますか?

エネルギー需要の高まりと、円安に期待する意味で豪ドル/円の買い、米長期金利上昇に期待する意味ではユーロ/米ドルの売りがいいのでは。


ユーロ/米ドルの1.1495ドルはチャートの節目になっています。

 

またこの2取引は豪ドルの買いとユーロの売りが入っていますので、その点ではユーロ/豪ドルのショートが含まれるようなことにもなりますが、ユーロ/豪ドルの1.5770豪ドルはこれもチャートの節目なんです。

 

これらを抜けると大きな動きとなる可能性があります。

豪ドル/円 日足
豪ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

ユーロ/米ドル 週足
ユーロ/米ドル 週足

(出所:TradingView

ユーロ/豪ドル 日足
ユーロ/豪ドル 日足チャート

(出所:TradingView

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