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 雇用統計は概ね想定の範囲内だったと言えよう。これまで言われてきている労働の逼迫が明確になっただけだ。就業者数は伸びないが、失業率の著しい改善が見られる。これ以上の求人をしても、それに応じる十分な労働力が不足していると言うことだ。失業率は3.9％になって、コロナ前の水準よりも良くなっている。

 それに伴って平均時給もプラス0.6％となり、賃金インフレの芽が見えることを伺わせる。マーケットはそれに応じてドル金利が上昇に向かった。短期金利の水準から考えれば、3月利上げまでをも視野に入れてきたということか。

 それに比べると就業者数の増加は19万人台となって、事前の予想を大きく下回った。労働が逼迫しているのだから、就業者数が少なめに出るのは構わない。問題は先日に出たADPの民間調査との整合性だ。ADPでは80万人台の増加となって、市場を大いに喜ばせたものである。60万人も違うとなると、データの集計時期の違いだと言うだけでは説明不足だ。カウントするのがバイトみたいなのも含んでいたのかどうかなども、今後は議論されることになるだろう。

 為替相場はドル安の方向にむかった、ここ最近のコアレンジを大きくは外れていない。3月利上げを織り込みそうになっていてドルの上限が更新されなかったのだから、今年のドルの上サイドはもうやってしまったのかもしれないし、単にポジション調整に過ぎないのかもしれない。今後の値動きを要ウォッチしたい。

日本時間 12時00分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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