くりっく株365に新商品「NASDAQ-100」が新規上場
2022年2月28日(月)、東京金融取引所(金融取)の取引所CFDであるくりっく株365に新商品「NASDAQ-100」が上場しました。
「NASDAQ-100」というのは、米国のNASDAQ(ナスダック)上場銘柄のうち、金融以外のセクターで時価総額と流動性が最も高い約100銘柄で構成される株価指数のこと。GAFA(※)など世界を代表する巨大IT企業の銘柄が多数含まれています。
(※「GAFA」とは、米国の主要IT企業であるアルファベット(旧グーグル)、アップル、フェイスブック、アマゾンの4社を指す言葉。4社の頭文字をつないだ造語)
つまり、くりっく株365の「NASDAQ-100」を取引すれば、米国のハイテク銘柄への投資を代替できるということになるわけです。
くりっく株365の新商品といえば、2021年9月13日(月)に「原油ETF(上場投資信託)」と「金ETF」が上場したばかり。
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そこからおよそ半年という短いスパンで、新たに上場した「NASDAQ-100」がどのような商品なのか、今回は紹介していきたいと思います。
くりっく株365の「NASDAQ-100」は正式ライセンスを取得
くりっく株365の「NASDAQ-100」は、株価指数であるNASDAQ-100の値動きを利用した取引所CFD(差金決済取引)なのですが、店頭CFDにもNASDAQ-100の値動きを利用した銘柄が存在します。
たとえば、IG証券のCFDでは、NASDAQ-100を参考銘柄とする「米国テク株100」という銘柄があり、GMOクリック証券のCFDでは、NASDAQ-100そのものではないものの、CMEのE-mini NASDAQ100先物を参照原資産とした「米国NQ100」という銘柄があります。
【参考記事】
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けれど、IG証券の「米国テク株100」とGMOクリック証券の「米国NQ100」のいずれも、「NASDAQ-100」という名称が用いられていません。
一方、くりっく株365では「NASDAQ-100」という名称そのものが用いられているのはなぜか。それは、株価指数NASDAQ-100を提供しているNasdaq,INC.から、くりっく株365が正式ライセンスを取得しているからなのです。
以下の画像は、くりっく株365の「NASDAQ-100」上場を記念して、Nasdaq,INC.が本社タワーで表示した祝福メッセージ。正式にライセンスを取得していることが実際にわかる一枚です。
(出所:くりっく株365「NASDAQ-100」特設サイト)
NASDAQ-100はコロナバブルで暴騰! 足もとは下落基調
そんなくりっく株365の「NASDAQ-100」はどのように推移してきたのでしょうか。新規上場していない段階の動きを知ることは、もちろんできないわけですが、株価指数NASDAQ-100の過去の動きを知ることは可能です。
くりっく株365の「NASDAQ-100」特設サイトでは、株価指数NASDAQ-100の過去5年間の動きが、くりっく株365の取り扱い銘柄でもある日経225、NYダウ、FTSE100、DAXの動きとともに紹介されています。
(出所:くりっく株365「NASDAQ-100」特設サイト)
上のチャートは、株価指数NASDAQ-100、日経225、NYダウ、FTSE100、DAXの2016年12月末の数値を100として、2017年1月から5年間の動きを指数化したもの。
2017年1月からコロナショックがあった2020年3月にかけては、日経225、DAX、FTSE100が似たような動きをしていて、その少し上をNYダウが推移しており、NYダウをさらに上回って推移していたのがNASDAQ-100でした。
2020年4月以降、コロナショックからコロナバブルへと変わるにつれて、NASDAQ-100は暴騰。NYダウ、日経225、DAXも結構反発して、FTSE100は安値圏でもみ合いといった感じでしたが、それらと比べてもNASDAQ-100の暴騰具合がかなり目立ったことがわかります。
それでは、足もとのNASDAQ-100がどのように推移しているのか、くりっく株365の「NASDAQ-100」について上場後の動きを見てみましょう。
(出所:岡三証券)
くりっく株365の「NASDAQ-100」は2月28日(月)の上場後から上昇。3月1日(火)には1万4422ポイントの高値をつけましたが、そこからは下落に転じます。3月15日(火)には1万2955ポイントの安値をつけて、3月1日(火)高値から10%ほどの下げ幅となりました。
足もとでこれほど下がっている理由としては、ウクライナとロシアの停戦協議が不調続きであること、新型コロナウイルスの感染拡大で、アップルの端末を製造する中国の地域がロックダウンに入ったこと、米国の金利先高観から米10年債利回り(米長期金利)や米2年債利回りが上昇していることなどが挙げられます。
くりっく株365の「NASDAQ-100」は新規の買いからも売りからも入れる
足もとでの下落基調が目立っている、くりっく株365の「NASDAQ-100」ですが、株価指数NASDAQ-100の値動きを利用した取引所CFDなので、値上がりを期待した新規の買いだけでなく、新規の売りから入って値下がりを狙うこともできます。下落も収益チャンスにできるのは、大きな魅力ではないでしょうか?
例えば、東京証券取引所(東証)で取引できる、株価指数NASDAQ-100を対象指標とするETF(上場投資信託)としては、「⽶国株NASDAQヘッジ無ETF」(正式名称:NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信。証券コード:1545)などが挙げられますが、現物取引では買いからしか入ることができず、下落局面で利益を狙うことはできません。
信用取引なら買いからも売りからも取引をはじめることができるじゃないか!と思うかもしれませんが、資金効率や取引時間、手数料などを比較すると、くりっく株365のほうが柔軟性の高い取引ができると言えそうです。
くりっく株365の「NASDAQ-100」は円建て商品
また、くりっく株365の「NASDAQ-100」は円建ての商品という特徴があります。
仮に、くりっく株365の「NASDAQ-100」が米ドル建ての商品だったとすると、その取引金額は、くりっく株365の「NASDAQ-100」×米ドル/円となり、米ドル/円の変動の影響も受けることになります。
(出所:くりっく株365「NASDAQ-100」特設サイト)
さらに、場合によっては米ドルから円、円から米ドルへ換算する際、両替手数料がかかってしまう可能性も考えられます。
けれど、実際のくりっく株365の「NASDAQ-100」は円建ての商品で、その取引金額は、くりっく株365の「NASDAQ-100」×10円となっています。米ドル/円の変動や両替手数料のことを気にすることなく、シンプルにくりっく株365の「NASDAQ-100」の変動と向き合えるわけです。
(出所:くりっく株365「NASDAQ-100」特設サイト)
くりっく株365の「NASDAQ-100」は少額から取引可能。店頭CFDよりハイレバ
2022年3月14日(月)から2022年3月18日(金)において、くりっく株365の「NASDAQ-100」の証拠金基準額は6260円です。6000円ちょっと、もう少し余裕を持たせても1万円あれば取引可能で、少額から気軽に始めることができます。
そして、くりっく株365の「NASDAQ-100」の1時間足で、2022年3月15日(火)18時始値は1万2991ポイントでした。そのタイミングで取引する場合、取引金額は1万2991ポイント×10円=12万9910円です。
つまり、「NASDAQ-100」の取引金額12万9910円分を証拠金基準額6260円で取引できるわけですから、レバレッジは12万9910円÷6260円=20.7倍(※)となります。
(※小数点第2位以下を切り捨て)
たとえば信用取引では、法令により委託保証金は30万円以上、現物取引における必要資金の30%と定められているため、レバレッジは約3.3倍です。また、店頭CFDはどうかというと、2022年3月15日(火)時点でIG証券の「米国テク株100」やGMOクリック証券の「米国NQ100」のレバレッジは10倍、必要証拠金も、くりっく株365の「NASDAQ-100」の証拠金基準額より高い金額を求められます。
ということは、筆者が調べた限りではありますが、くりっく株365の「NASDAQ-100」は、信用取引や店頭CFDで類似銘柄を取引するより、少額かつハイレバで取引することができる!ということです。
くりっく株365の「NASDAQ-100」の取引時間はほぼ24時間。祝日も取引可能
くりっく株365の「NASDAQ-100」の取引時間は、米国が夏時間であれば午前8時30分から翌午前5時、米国が冬時間であれば午前8時30分から翌午前6時。ほぼ24時間取引可能で、日本の祝日も取引できます。
(出所:くりっく株365)
これは、先ほど触れたIG証券やGMOクリック証券の店頭CFD銘柄にも当てはまることですが、取引時間にあまり制約がないというのはうれしい特徴です。これなら、どんな生活スタイルの人でも、自分のタイミングで取引に参加することができます。東証で取引する現物取引などは取引時間が決まっているので、こうはいきません…。
くりっく株365の「NASDAQ-100」には配当相当額と金利相当額がある
くりっく株365の「NASDAQ-100」には「配当相当額」と「金利相当額」というものが存在します。買いポジションと売りポジションで、配当相当額と金利相当額がどういう関係になのるかを表したものが以下の図です。
(出所:くりっく株365「NASDAQ-100」特設サイト)
くりっく株365の「NASDAQ-100」の買いポジションを持っている場合、株価指数NASDAQ-100の構成銘柄に配当があれば、その都度、配当相当額を受け取れます。そして、買いポジションを翌日に持ち越すと、金利相当額の支払いが発生します。
「配当相当額」と「金利相当額」は、持っているポジションの方向によって受け取りだったり支払いだったりするので、一概に損得は語れませんが、そういう特徴的な取引ルールが存在する、ということは覚えておくようにしてください。
くりっく株365の「NASDAQ-100」の取引コストは、スプレッドと取引手数料
少額からレバレッジを効かせた取引ができ、ポジションの方向によっては「配当相当額」や「金利相当額」も受け取ることができる、くりっく株365の「NASDAQ-100」ですが、取引コストはどうなっているのでしょうか?
「NASDAQ-100」で取引する際のコストには、以下のとおり、スプレッドと取引手数料が挙げられます。
まず、スプレッドから見ていくと、2022年3月16日(水)13時04分時点で、くりっく株365の「NASDAQ-100」のBIDは1万3473ポイント、ASKは1万3477ポイントで、スプレッドは4ポイントでした。
くりっく株365の「NASDAQ-100」の取引金額は×10円でしたから、最低単位を1往復取引すれば、4ポイント×10円で40円のコストがかかる計算になります。
続いて、くりっく株365の「NASDAQ-100」の取引手数料ですが、取引会社により異なるものの有料です。だいたい数十円~数百円程度ですが、たとえば、くりっく株365の代表的な取り扱い会社の1つである岡三証券であれば片道30円(税込み)となっています。
【参考記事】
●岡三証券(くりっく株365)の特徴やおすすめポイントを解説!
●岡三オンライン証券が岡三証券と経営統合。オンライン取引と対面営業の強みが融合した新生岡三証券の誕生記念キャンペーンも!
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くりっく株365の「NASDAQ-100」は、約15カ月の期限付きの商品
最後に、くりっく株365の「NASDAQ-100」の大きな特徴として触れておかければならないのが、期限付きの商品であるということです。
くりっく株365の「NASDAQ-100」の正式名称は、「NASDAQ-100リセット付証拠金取引」。2022年2月28日(月)に新規上場した「NASDAQ-100」は、2022年12月にリセットを迎えます。そして、リセットの3カ月前である2022年9月に、2023年12月リセットの商品が新たに上場するという流れで、このしくみはくりっく株365のすべての取扱商品に適用されています。
(出所:くりっく株365)
東証に上場している「⽶国株NASDAQヘッジ無ETF」や店頭CFDであるIG証券の「米国テク株100」、GMOクリック証券の「米国NQ100」には取引期限がなく、期限内に取引を終える必要もないわけですが、くりっく株365の「NASDAQ-100」には約15カ月という取引期限があるということは、大きな違いと言えます。
岡三証券では「NASDAQ-100」新規上場記念キャンペーンや口座開設キャンペーンを実施中
そんなくりっく株365の「NASDAQ-100」新規上場を記念して、岡三証券では2つのキャンペーンを実施中です。
1つ目は「くりっく株365『NASDAQ-100』上場! Amazonギフト券160名さまに当たる!キャンペーン」です。
こちらは、キャンペーンにエントリーし、3月31日(木)までの「NASDAQ-100」の取引枚数10枚を1口として抽選を行い、10名に「Amazonギフト券5000円分」、50名に「Amazonギフト券1000円分」、100名に「Amazonギフト券500円分」をプレゼントするというもの。抽選口数に上限はありませんので、取引すればするほど合計160名へのAmazonギフト券プレゼントの当選確率が上がります。
そして、2つ目のキャンペーンが「クイズに答えてAmazonギフト券が当たる!」キャンペーン ~くりっく株365『NASDAQ-100』上場記念~」です。
こちらは、3月31日(木)までに、「NASDAQ-100」に関する3問のクイズに正解した人の中から、抽選で50名にAmazonギフト券2000円分をプレゼントするというもの。岡三証券の取引口座の有無にかかわらず、だれでも参加できるキャンペーンとなっています。
また、岡三証券ではザイFX!限定タイアップとして、くりっく株365の新規口座開設キャンペーンも実施中です。
こちらのキャンペーンでは、3月31日(木)までにザイFX!経由で岡三証券のくりっく株365へ新規口座開設を申し込み、その際にキャンペーンコードを登録。4月30日(土)までに口座開設を完了して5万円入金すれば、3000円がキャッシュバックされます。
取引要らずでキャッシュバックがもらえるという、ハードルがあってないような太っ腹なキャンペーンとなっています。くりっく株365の「NASDAQ-100」に興味を持った人は、この機会にぜひ、岡三証券のくりっく株365へ口座開設し、3000円をもらいながら、「NASDAQ-100」の様子をチェックしてみてもいいのではないでしょうか。
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、岡三証券の公式サイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
(ザイFX!編集部・藤本康文)
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フィリップ証券(CFD)のおすすめポイント | ||||
フィリップ証券のCFD口座では、株価指数を対象とした証券CFD4銘柄、コモディティを対象とした商品CFD5銘柄の、計9銘柄を取引できます。大きな特徴のひとつに、取引ツールに自動売買も可能なMT5(メタトレーダー5)を使うという点が挙げられます。デモ口座があるので事前に取引環境やツールの操作感を試すことができるだけでなく、豊富なマニュアルも提供されているので、メタトレーダーを使うのが初めての人も安心して取引できます。 | ||||
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