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西原宏一_メルマガ取材記事
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原油高のピンチをチャンスへ変えよう!
原油へ投資する新商品登場。東証上場、
「WTI原油ETF」の信用取引よりスグレモノ!

2021年10月23日(土)08:30公開 (2021年10月24日(日)11:07更新)
ザイFX!編集部

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くりっく株365に金ETF、原油ETFが新規上場

 東京金融取引所(金融取)が運営する取引所CFD、愛称くりっく株365。

 「株」という文字が入るとおり、くりっく株365では、世界的に有名な株価指数である日経225(日経平均株価)、NYダウ、DAX、FTSE100に投資することができます。

くりっく株365の日経225、NYダウ、DAX、FTSE100

(出所:東京金融取引所)

 そんなくりっく株365に2021年9月13日(月)、2つの新商品が上場を果たしました。それが「金ETF(上場投資信託)」と「原油ETF」です。

くりっく株365の金ETFと原油ETF

(出所:東京金融取引所)

 実は、くりっく株365への新商品上場は、かなり久しぶりのこと。金ETFと原油ETFの前に新規上場したのはNYダウだったのですが、その上場日は2016年6月27日(月)でした。

 つまり、NYダウの上場から5年以上の時を経て、今回、金ETFと原油ETFがくりっく株365に新規上場を果たしたことになるわけです。

くりっく株365に金ETFや原油ETFが上場するのは違和感があるが、くりっく株365はあくまで取引所CFD

 冒頭から触れているとおり、くりっく株365には「株」という文字が入りますが、金ETFや原油ETFはコモディティ(商品)の分野ですから、くりっく株365に新規上場するというのは少し違和感があります。

 けれど、くりっく株365はあくまで取引所CFD(差金決済取引)です。株価指数でも金ETFでも原油ETFでも、値動きがある金融商品であれば、その値動きを使った取引サービスを提供することは可能ということになります。

くりっく株365の金ETFと原油ETFの上場日あたりから、
原油が急騰して話題に

 くりっく株365の金ETFと原油ETFが新規上場したのは9月13日(月)だったわけですが、ちょうどその頃からグイグイと上昇してきて話題となったコモディティがあります。それが原油です。

 世界の原油価格の代表的な指標であるWTI原油先物を見てみると、以下のように推移していました。

WTI原油先物 日足
WTI原油先物 日足チャート

(出所:TradingView

 WTI原油先物は9月13日(月)あたりから右肩上がりで急騰し、10月18日(月)には一時83ドル台に乗せて7年ぶりの高値を更新したのでした。

原油価格上昇の大きな背景に「脱炭素」の動き。
「グリーンフレーション」という言葉もささやかれ始めた

 原油がこんなにも上昇している大きな背景として、世界的な「脱炭素」の動きがあります。

 昨年(2020)年11月の米大統領選で、気候変動政策の大転換を掲げるバイデン氏がトランプ氏に勝利したことなどをきっかけに、今年(2021年)は世界的に「脱炭素」の動きが活発化。風力発電、太陽光発電といった再生可能エネルギーを利用した電力供給の割合が増えてきました。

【参考記事】
世界の変革の波に乗れ! クリーンエネルギー関連銘柄をCFDで取引する!

 けれど、今年の欧州は偏西風が弱く、風力発電での電力供給が不足。中国でも天候不順で太陽光発電での電力供給が不足する事態に陥ってしまいました。

 そういった電力不足を火力発電で補うために、火力発電に必要な燃料である天然ガスや原油などの需要が高まっています。

 そういった状況なので、原油消費国からはOPECプラスに対して増産幅を拡大してほしいとの要望が出ていたりしたのですが、OPECプラス(※)は10月の会合で増産幅の拡大を決定しませんでした。こういった事柄が積み重なったことなどから、原油価格はグイグイと上昇した、ということのようです。

(※「OPECプラス」とは、OPEC(石油輸出国機構)にOPEC非加盟の主要産油国を加えた枠組みのこと)

【参考記事】
豪ドル/円にやってきた「イージーマーケット」は米ドル/円にも到来! 5年間の停滞を抜け出し上昇フルスピード。年末120円に不思議なし!(10月18日、西原宏一&大橋ひろこ)
豪ドル/円は目標の85円に接近。天然ガス上昇を追い風に、中期100円も想定。米ドル/円は、年末年始に向けて120円へ(10月14日、西原宏一)
豪ドルは、対円・対ユーロでの買い継続。中期でも、天然ガス急騰が続く公算高く、豪ドルの上昇トレンドは不変か(10月7日、西原宏一)
豪ドルには、年に1度の「イージーマーケット」のチャンスがまだある! 天然ガスで格差が鮮明な豪ドルは、対ユーロで買い方向!(10月4日、西原宏一&大橋ひろこ)

 そして、原油などエネルギー価格の上昇は世界のインフレ率の上昇につながり、ひいてはFRB(米連邦準備制度理事会)をはじめ世界の中銀の金融政策にも影響を及ぼす可能性があります。そういった面からも、原油価格への注目度は高まっているようです。

 ちなみに最近の金融市場では「グリーンフレーション」という言葉がささやかれはじめています。これは脱炭素を大きな背景として、ここまで述べてきたような原油価格などのエネルギー価格が上昇し、ひいてはインフレ率全体が上昇してしまう現象を指す言葉です。

くりっく株365の原油ETFは上場初日から右肩上がり

 WTI原油先物は9月13日(月)ごろから上昇スピードを速めたわけですが、くりっく株365の原油ETFの動きは9月13日(月)の上場初日からどうなっていたのでしょうか。

くりっく株365の原油ETF買い気配 日足
くりっく株365の原油ETF買い気配 日足チャート

(出所:岡三オンライン証券)

 くりっく株365の原油ETFは9月13日(月)の上場初日から右肩上がりで上昇していることがわかります。

 もちろん、WTI原油先物が上昇スピードを速めた時期と、くりっく株365の原油ETF新規上場日に、直接の因果関係があるわけではないのですが、偶然にも両者のタイミングが一致し、原油ETFが上場初日から右肩上がりというのは、原油ETFの買いポジションを持っている人からすれば、ご祝儀相場的な雰囲気も感じられるのではないでしょうか。.

 ガソリン価格が値上がりするなど、原油高は目に見える形で生活への影響が出てきています。一般消費者としては原油高をピンチととらえることが多いように思えますが、トレーダーとしては原油ETFのような金融商品を買って、原油の上昇相場に乗り、利益を上げれば、原油高がチャンスにもなるのです。

原油ETFを他の原油関連の金融商品と比較

 ここからはくりっく株365の原油ETFがどういう金融商品なのか、そのメリットやデメリットを類似したほかの金融商品と比較しながら紹介していきたいと思います。後日公開するシリーズ記事第2弾ではくりっく株365に新規上場したもう1つの銘柄、金ETFを取り上げる予定です。

 比較対象として取り上げるくりっく株365の原油ETF以外の原油関連金融商品は以下の4つです。

くりっく株365の「原油ETF」以外の原油関連の金融商品
・ 東証の「WTI原油ETF」(正式名称:WTI原油価格連動型上場投信。証券コード:1671)の現物取引
・ 東証の「WTI原油ETF」(正式名称:WTI原油価格連動型上場投信。証券コード:1671)の制度信用取引
GMOクリック証券の「WTI原油」
IG証券の「WTI原油(¥100)」

 そして、くりっく株365の原油ETFについては、その他の金融商品の名称と紛らわしくなることを避けるため、これより以下はくりっく株365の「原油ETF」と表記することにします。

くりっく株の「原油ETF」はレバレッジ取引が可能。新規の買いだけでなく売りからも参入可能で、取引時間もほぼ1日と長く、日本の祝日でも取引可能

 くりっく株365の「原油ETF」の取引対象となる原資産は、東京証券取引所(東証)に上場されている「WTI原油ETF」(正式名称:WTI原油価格連動型上場投信。証券コード:1671)です。

 東証の「WTI原油ETF」というのは、円換算した「WTI原油先物の直近限月の清算値」との連動を目指すETFのこと。くりっく株365の「原油ETF」と、東証の「WTI原油ETF」の現物取引の取引条件を比較してみると、以下のとおりです。

くりっく株365の「原油ETF」と東証の「WTI原油ETF」の現物取引、その取引条件
くりっく株365の「原油ETF」と東証の「WTI原油ETF」の現物取引の取引条件

※取引条件はすべて10月19日(火)午前9時の1時間足始値時点
※くりっく株365の「原油ETF」の価格は買い気配
※小数点第1位以下は切り捨て

 10月19日(月)午前9時の1時間足始値時点で、くりっく株365の「原油ETF」は1854円、東証の「WTI原油ETF」は1840円で、両者の価格は近いことがわかります。

 一方、同時刻のWTI原油先物は81.63ドルで推移しており、これを同時刻の取引所FX・くりっく365の米ドル/円買い気配114.275円で円換算すると9328円(※)となります。

(※小数点第1位以下を切り捨て)

 くりっく株365の「原油ETF」の取引対象となる原資産は、東証の「WTI原油ETF」で、東証の「WTI原油ETF」は円換算した「WTI原油先物の直近限月の清算値」との連動を目指すETFであるわけですが、その価格は、同時刻のWTI原油先物を円換算した数値とはまったく異なったものとなっているのです。

 WTI原油先物を円換算したものの値動きと、東証の「WTI原油ETF」の値動きやくりっく株365の「原油ETF」の値動きはおおむね似たようなものになっているはずですが、価格自体は大きく異なっているということです。

東証の「WTI原油ETF」を現物取引する場合、取引単位は1口のため、必要資金は価格と同じ1840円になります。ETFの現物取引は自己資金の範囲内で行う取引ですから、レバレッジはかけないこととなり、あえてレバレッジを表現すれば、1倍ということになります。

 一方、くりっく株365の「原油ETF」の証拠金基準額は1週間ごとに変わるのですが、10月19日(火)時点では8860円でした。

 くりっく株365の「原油ETF」の取引単位は価格×100円のため、取引金額は1854円×100円で18万5400円。この金額を8860円で取引できるので、レバレッジは18万5400円÷8860円=約20.9倍(※)となります。

(※小数点第1位以下を切り捨て)

 また、くりっく株365の「原油ETF」はCFDですから、新規の買いからも売りからも参入可能であり、下落局面で新規の売りポジションを建てて利益を狙うこともできます

 一方、東証の「WTI原油ETF」の現物取引では、新規の買いから入ることはできても、新規の売りから入ることはできません。下落局面で売りから入って利益を狙うことはできないのです(※)。

(※東証の「WTI原油ETF」でも、次項で取り上げる制度信用取引などの信用取引を利用すれば、新規の売りから入ることも可能ではあります)

 次に取引手数料を見てみると、くりっく株365の「原油ETF」は取引会社により異なるものの有料です。たとえば、くりっく株365の代表的な取り扱い会社の1つである岡三オンライン証券であれば片道330円(税込み)となっています。

東証の「WTI原油ETF」の手数料も取引会社により異なりますが、基本的には有料です。ただ、取引金額やサービス、キャンペーンなどによっては無料になる会社もあります。

 また、取引手数料以外のコストとしては、くりっく株365の「原油ETF」ではスプレッドと金利相当額が挙げられます。

 くりっく株365の「原油ETF」のスプレッドは原則固定ではありませんが、10月20日(水)11時22分時点ではBIDが1873円、ASKが1879円でスプレッドは6円でした。くりっく株365の「原油ETF」の取引単位は×100円でしたから、最低単位を1往復取引すれば、6円×100円で600円のコストがかかる計算になります

くりっく株365の「原油ETF」のスプレッド(10月20日(水)11時22分時点)
くりっく株365の「原油ETF」のスプレッド(10月20日(水)11時22分時点)

 次にくりっく株365の「原油ETF」について、配当相当額と金利相当額を確認したいと思います。

 まず、下表はくりっく株365の銘柄全体について配当相当額と金利相当額の関係を説明したものになります。

くりっく株365の銘柄全体について配当相当額と金利相当額の関係を説明したもの

(出所:東京金融取引所)

原油には利息や配当が存在しないため、くりっく株365の「原油ETF」にも、その原資産である東証の「WTI原油ETF」にも配当的なものは存在しません。したがって、上表の配当相当額の部分は、くりっく株365の「原油ETF」については「受取り」も「支払い」もないということになります。

 残るは金利相当額だけです。くりっく株365の「原油ETF」のポジションを翌日に持ち越す場合、金利相当額として買いポジションだと支払い、売りポジションだと受取りが発生することになります。

 もっとも、くりっく株365の「原油ETF」について2021年10月の金利相当額を見てみると、3日分の金利相当額が発生する水曜日の金利相当額が1円で、1日分の金利相当額が発生する水曜日以外の日の金利相当額はゼロ円でした。

 そういった傾向が続くなら、くりっく株365の「原油ETF」の金利相当額は10月の月間トータルでも10円に満たない微々たる金額になりそうです。

 今度は取引時間などに注目してみましょう。くりっく株365の「原油ETF」の取引時間は米国が冬時間の場合、9時~翌6時の21時間、米国が夏時間の場合、9時~翌5時の20時間です。朝方の一部の時間を除けば、ほぼ1日取引が可能で、日本の祝日にも取引できます。ただし、米国におけるWTI原油先物市場の休場日は取引ができません。

 一方、東証の「WTI原油ETF」の取引時間は、東証が開いている時間と同じですから、月曜~金曜の9時~11時30分、12時30分~15時で、日本の祝日は取引できないということになります。

 最後は取引期限ですが、くりっく株365の「原油ETF」には取引期限があり、東証の「WTI原油ETF」には取引期限がありません

 それでは、くりっく株365の「原油ETF」の取引期限がいつなのかというと、2021年9月13日(月)の上場日から約15カ月後の2022年12月が取引期限となっています。

 くりっく株365では、「原油ETF」に約15カ月の取引期限があるしくみのことを「リセット付」と呼んでおり、実は「原油ETF」の正式名称は「原油ETF リセット付証拠金取引」なのです。

 現在のくりっく株365の「原油ETF」は、2022年12月にリセット期限を迎える1銘柄が上場している状況。2022年9月になれば2023年12月にリセット期限を迎える「原油ETF」が新たに上場して、リセット期限が異なる2つの銘柄が一定期間、同時に上場している状態になります。

くりっく株365のリセット付のイメージ

(出所:東京金融取引所)

 そして、「リセット付」のしくみは、くりっく株365の「原油ETF」のみならず、くりっく株365のすべての銘柄に適用されています。2020年10月下旬現在、金ETFは2022年12月リセットの1銘柄のみ上場しており、日経225、NYダウ、DAX、FTSE100はリセット期限の異なる2つの銘柄が同時に上場している状況です。

くりっく株365のリセット期限の異なる2つの銘柄一覧

(出所:東京金融取引所)

 取引期限のことで、くりっく株365の「原油ETF」以外の銘柄にまで話が及びましたが、ここまでをまとめると、くりっく株365の「原油ETF」は東証の「WTI原油ETF」の現物取引と比べて、レバレッジ取引が可能で、新規の買いだけでなく売りからも入ることができること、取引時間もほぼ1日と長く、日本の祝日でも取引できるというメリットがあることがわかりました。

 もっとも、くりっく株365の「原油ETF」はリセット付の銘柄であるため、東証の「WTI原油ETF」のように期限を気にせずに保有することはできないというデメリットもあります。

 取引コストの面では、くりっく株365の「原油ETF」も東証の「WTI原油ETF」も取引会社によって異なる取引手数料がかかり、それ以外にも、くりっく株365の「原油ETF」ではスプレッドと金利相当額がかかります。もっとも、「原油ETF」の金利相当額は月間トータルでも10円に満たない微々たるものになりそうで、「原油ETF」の取引手数料以外のコストは、実質的にスプレッドだけであることもわかりました。

くりっく株365の「原油ETF」は、東証の「WTI原油ETF」の
制度信用取引より少額の資金で取引できて、なおかつ
レバレッジが高く、取引期限も長い

 それでは、くりっく株365の「原油ETF」と、東証の「WTI原油ETF」の信用取引の取引条件を比較してみると、どうなるでしょうか。

 ここで、信用取引について簡単に説明しておくと、信用取引とは委託保証金(現金や株式など)を担保として証券会社に預けることで、証券会社から自己資金以上の現金や株券を借り、それを元手に証券取引所に上場されている株式やETFなどを売買する取引のことです。

 そして、信用取引には制度信用取引と一般信用取引の2種類が存在し、それぞれ取引条件が違います。

 また、信用取引ができる銘柄とできない銘柄があり、制度信用取引ができる銘柄は証券取引所が決定し、一般信用取引ができる銘柄は各証券会社が決定します。

 10月19日(火)時点で、東京証券取引所は東証の「WTI原油ETF」を信用売り(空売り、新規売り)できる制度信用取引銘柄(貸借銘柄)として指定しているのですが、一般信用取引銘柄として指定されているかどうかは、証券会社によって異なります。

 そこで、本記事では東証の「WTI原油ETF」の制度信用取引における取引条件を見ていくことにします。

くりっく株365の「原油ETF」と東証の「WTI原油ETF」の制度信用取引、その取引条件
くりっく株365の「原油ETF」と東証の「WTI原油ETF」の制度信用取引、その取引条件

※取引条件はすべて10月19日(火)午前9時の1時間足始値時点
※くりっく株365の「原油ETF」の価格は買い気配
※小数点第1位以下は切り捨て

 現物取引も制度信用取引も証券取引所に上場されている銘柄を取引することには変わりありません。ですから、価格、取引単位、取引時間、日本の祝日は取引不可、取引手数料は取引会社によって異なる、といった点は現物取引でも制度信用取引でも同じなのです。

委託保証金については法令により、現物取引における必要資金の30%と定められているため、レバレッジは約3.3倍ということになります。

 それと同時に、委託保証金は30万円以上ということも法令で定められています。

  東証の「WTI原油ETF」の価格は1840円程度であり、1口から取引できますから、現物取引ならその資金があれば取引できることになります。しかし、信用取引では1840円の30%の552円があれば取引できるのかというと、これができないわけです。委託保証金の最低金額が30万円と決まっているからです。

 そして、現物取引では取引手数料以外のコストがかからなかったものの、制度信用取引では信用買いなら買方金利、信用売りなら貸株料というコストが約定代金に対してかかり、信用売りでは場合によっては逆日歩というコストもかかってしまいます。

 制度信用取引における貸株料は、各証券会社で異なるものの年率1.15%程度が多いようです。コストに関する比較をするために、くりっく株365の「原油ETF」の取引金額に近い18万5000円を東証の「WTI原油ETF」​の約定代金として仮定すると、貸株料は18万5000円×1.15%=2127円(※)ですから、信用売りを1年間行うと2127円のコストがかかることになります。

(※小数点第1位以下を切り捨て)

 また、制度信用取引における買方金利は、各証券会社でばらつきが大きいようですが、そのおおよそ真ん中ぐらいの年率2.5%を採用して計算してみます。すると、18万5000円の約定代金で信用買いを1年間行えば、4625円のコストがかかるということになります。

 一方、先ほど触れたとおり、「くりっく株365の『原油ETF』の金利相当額は10月の月間トータルでも10円に満たない微々たる金額になりそう」でした。これがもしも1年間続くなら、くりっく株365の「原油ETF」の金利相当額は年間120円に満たない金額になりそうです。そして、これも先ほど触れたとおり、売りポジションであれば、その金額を支払うのではなく、受け取ることができるのです。

 つまり、ポジションをキープするのにかかるコストは、東証の「WTI原油ETF」の制度信用取引の信用買いや信用売りより、くりっく株365の「原油ETF」のほうがかなり安いような計算になるのです。

 さらに言えば、現物取引には取引期限がないものの、制度信用取引には6カ月という取引期限があります。

 ここまでをまとめると、東証の「WTI原油ETF」の制度信用取引は、基本的には現物取引よりレバレッジを効かせられるものの、委託保証金の最低額が決まっているため、小口の取引では現物取引以上に資金を用意しなければいけないケースもあることがわかりました。さらに、現物取引以上に取引コストがかかるうえに、取引期限まで気にしなければならない、ということになります。

 そして、くりっく株365の「原油ETF」なら、東証の「WTI原油ETF」の制度信用取引より少額で取引することができ、なおかつ高いレバレッジで取引できるうえ、ポジションをキープするのにかかるコストも抑えられます。取引期限も約15カ月と、制度信用取引の6カ月より長いですから、アドバンテージがある商品と言えるのではないでしょうか。

取引手数料、スプレッド、取引手数料以外のコスト、
取引期限の面で、くりっく株365の「原油ETF」より
GMOクリック証券の「WTI原油」に軍配

 今度はくりっく株365の「原油ETF」と、店頭CFDの原油の商品の取引条件を比べてみましょう。今回は店頭CFDとしてGMOクリック証券の「WTI原油」、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」を取り上げたいと思います。

GMOクリック証券の「WTI原油」とIG証券の「WTI原油先物(¥100)」の取引条件
GMOクリック証券の「WTI原油」とIG証券の「WTI原油先物(¥100)」の取引条件

※取引条件はすべて10月19日(火)午前9時の1時間足始値時点
※小数点第1位以下は切り捨て
※IG証券の原油関連の取引銘柄には、上表の取引期限がない「WTI原油先物(¥100)」の他に、取引期限がない「WTI原油先物($10)」、取引期限がある「WTI原油先物(¥100)」、「WTI原油先物($10)」、「WTI原油先物($5)」もある

GMOクリック証券の「WTI原油」は米ドル建てで、10月19日(火)午前9時の1時間足始値時点では81.62ドルで推移していました。GMOクリック証券の「WTI原油」の参照原資産であるWTI原油先物は、同時刻に81.63ドルで推移していましたから、ほぼ同じであることがわかります。

IG証券の「WTI原油先物(¥100)」はというと、8162.9ポイントで推移していて、GMOクリック証券の「WTI原油」や、原資産のWTI原油先物と大台が違うものになっています。ですが、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」の価格は、原資産のWTI原油先物の価格を100倍したものが採用されているようです。

 また、IG証券の原油関連の取引銘柄には、取引期限がない「WTI原油先物(¥100)」、「WTI原油先物($10)」、取引期限がある「WTI原油先物(¥100)」、「WTI原油先物($10)」、「WTI原油先物($5)」といろいろあって複雑なのですが、そのなかで今回は、一番取引条件がよかった取引期限なしの「WTI原油先物(¥100)」を取り上げています。

 そんなIG証券の「WTI原油先物(¥100)」の取引単位は×10円で、取引金額は8162.9ポイント×10円=8万1629円でした。レバレッジは20倍で、必要証拠金は取引金額÷レバレッジ20倍=4081円と割り出せます。

 一方、米ドル建てであるGMOクリック証券の「WTI原油」の必要証拠金を割り出すには、GMOクリック証券の「WTI原油」の取引単位と米ドル/円レートを使って、取引金額を先に割り出す必要があります。

 GMOクリック証券では取引金額を割り出す際に使う米ドル/円レートとして、3時間おきに決定されるコンバージョンレートを使用します。10月19日(火)午前7時時点のコンバージョンレートは114.31円。10月19日(火)午前9時の1時間足始値時点においても、114.31円というコンバージョンレートが適用されることになります。

 GMOクリック証券の「WTI原油」の取引単位は10倍ですから、10月19日(火)午前9時の1時間足始値時点における取引金額は81.62ドル×114.31円×10倍=9万3299円と算出されます。

 10月19日(火)現在、GMOクリック証券の「WTI原油」のレバレッジは20倍なので、必要証拠金は取引金額÷レバレッジ20倍=4664円(※)ということになります。

(※小数点第1位以下を切り捨て)

 ここで、くりっく株365の「原油ETF」の証拠金基準額を振り返ると8250円でした。これは18万5400円という取引金額に対する金額です。

 一方、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」の必要証拠金4081円は、取引金額8万1629円に対する金額。GMOクリック証券の「WTI原油」の必要証拠金4664円は、取引金額9万3299円に対する金額でした。

 IG証券の「WTI原油先物(¥100)」とGMOクリック証券の「WTI原油」の必要証拠金や取引金額を2倍してやれば、くりっく株365の「原油ETF」の証拠金基準額や取引金額と近い金額となります。

 つまり、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」とGMOクリック証券の「WTI原油」の必要証拠金が、くりっく株365の「原油ETF」の証拠金基準額の半分程度といっても、その証拠金額で取引できるのはくりっく株365の「原油ETF」の取引金額の半分程度だということです。

 実際にレバレッジを見てみても、くりっく株365の「原油ETF」は約20.9倍、GMOクリック証券のWTI原油とIG証券のWTI原油先物(¥100)は20倍で、ほぼ同じとなっています。

 そして、取引手数料はGMOクリック証券の「WTI原油」とIG証券の「WTI原油先物(¥100)」のいずれも無料。くりっく株365の「原油ETF」の手数料は取引会社により異なるものの、有料ですから、この違いは大きいです。

 取引手数料以外のコストはというと、GMOクリック証券の「WTI原油」ではスプレッド、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」ではスプレッドとファンディングコストがかかります。

 IG証券の「WTI原油先物(¥100)」ではスプレッドとファンディングコスト、くりっく株365の「原油ETF」ではスプレッドと金利相当額がかかるのに、GMOクリック証券の「WTI原油」ではスプレッドだけしか取引手数料以外のコストがかからないというのは、見逃せない点です。

 そんなGMOクリック証券の「WTI原油」のスプレッドは原則固定ではありませんが、10月21日(木)13時15分時点で、BIDが83.35ドル、ASKは83.38ドルで、0.03ドルでした。この時点でのコンバージョンレートは114.20円でしたから、最低取引単位を1往復取引すると0.03ドル×114.20円×取引単位10倍=34円(※)のコストがかかるような計算になります。

(※小数点第1位以下を切り捨て)

GMOクリック証券の「WTI原油」のスプレッド(10月21日(木)13時15分時点)
GMOクリック証券の「WTI原油」のスプレッド(10月21日(木)13時15分時点)

 それでは、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」のスプレッドはどうでしょうか。こちらも原則固定ではありませんが、10月21日(木)13時21分時点のBIDは8322.3ポイント、ASKは8325.1ポイントで、そのスプレッドは2.8ポイントでした。「WTI原油先物(¥100)」の取引単位は×10円なので、最低取引単位を1往復取引すると2.8ポイント×10円=28円のコストがかかるような計算です。

IG証券の「WTI原油先物(¥100)」のスプレッド(10月21日(木)13時21分時点)
IG証券の「WTI原油先物(¥100)」のスプレッド(10月21日(木)13時21分時点)

 ここで、くりっく株365の「原油ETF」のスプレッドを思い返すと、原則固定ではないものの、10月20日(水)11時22分時点ではBIDが1873円、ASKが1879円でスプレッドは6円でした。くりっく株365の「原油ETF」の取引単位は×100円でしたから、最低単位を1往復取引すれば、6円×100円で600円のコストがかかるような計算でした。

くりっく株365の「原油ETF」のスプレッド(10月20日(水)11時22分時点)(再掲載)
くりっく株365の「原油ETF」のスプレッド(10月20日(水)11時22分時点)(再掲載)

くりっく株365の「原油ETF」の取引金額は、GMOクリック証券の「WTI原油」とIG証券の「WTI原油先物(¥100)」の取引金額の2倍ほどでしたから、先ほど計算したGMOクリック証券の「WTI原油」とIG証券の「WTI原油先物(¥100)」のスプレッド分のコストを単純に2倍すると、GMOクリック証券の「WTI原油」は68円、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」は56円となります。

 つまり、同程度の取引金額を取引した場合、スプレッド分のコストは、GMOクリック証券の「WTI原油」とIG証券のWTI原油先物(¥100)のほうが、くりっく株365の「原油ETF」よりダントツに安いような計算となりました。もっとも、いずれのスプレッドも原則固定ではないため、スプレッド分のコストには揺らぎが出るものと考えられます。

 なお、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」のファンディングコストはポジションを翌日に持ち越すとかかるコストです。ファンディングコストは「WTI原油先物(¥100)」の日々の動きに沿った調整額に、IG証券の資金調達コストを加算したもので、受取りまたは支払いとなります。

 最後に、取引時間などを見ていくと、GMOクリック証券の「WTI原油」とIG証券の「WTI原油先物(¥100)」のいずれも、取引時間は月曜から金曜の8時から翌7時。米国が夏時間の場合、月曜から金曜の7時から翌6時で、23時間取引できます。

 くりっく株365の「原油ETF」の取引時間は21時間、米国が夏時間の場合、20時間でしたから、くりっく株365の「原油ETF」のほうが少し短いものの、ほぼ1日取引できるという意味ではそれほど違いがないでしょう。日本の祝日も取引できる点はGMOクリック証券の「WTI原油」、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」、くりっく株365の「原油ETF」で共通しています。

大きく違うのは取引期限で、GMOクリック証券の「WTI原油」、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」は取引期限がなく、くりっく株365の「原油ETF」は取引期限があります

 ここまでをまとめると、取引手数料、スプレッド、取引期限の面では、くりっく株365の「原油ETF」より GMOクリック証券の「WTI原油」とIG証券の「WTI原油先物(¥100)」に軍配が上がり、特に取引手数料以外のコストにおいては、GMOクリック証券の「WTI原油」ではスプレッドしかかからないメリットがあることがわかりました。

 レバレッジはくりっく株365の「原油ETF」が約20.9倍、GMOクリック証券の「WTI原油」、IG証券の「WTI原油先物(¥100)」が20倍でほぼ差がありませんでした。

大阪取引所のCME原油等指数先物が2021年9月21日に新規上場。ほぼ時を同じくして、日本の取引所でWTI原油先物へ投資できる
環境が2つ整った

 ここまで、東京金融取引所の取引所CFDであるくりっく株365の「原油ETF」と、類似した4つの金融商品の取引条件を比較してきました。

 くりっく株365の「原油ETF」は円換算したWTI原油先物に間接的に投資できる取引所CFDだったわけですが、日本の取引所でWTI原油先物に投資できる方法がもう1つあります。

 それが大阪取引所のCME原油等指数先物です。

大阪取引所のCME原油等指数先物の商品概要ページより抜粋
大阪取引所のCME原油等指数先物の商品概要ページより抜粋

 大阪取引所のCME原油等指数先物は、WTI原油先物を主要な構成要素とするCME原油等指数の先物取引です。CME原油等指数先物はよく見ると名称に「等」が入っているのですが、これは構成要素としてWTI原油先物以外にガソリン先物、ヒーティングオイル先物も入っているからです。

 しかし、その値動きはWTI原油先物とほぼ同じ模様で、さらにこれは先物に連動する金融商品ではなく、正真正銘の「先物」そのものということになります。

 このCME原油等指数先物は2021年9月21日(火)に新規上場したばかりです。

 くりっく株365の「原油ETF」は2021年9月13日(月)に新規上場したばかりですから、ほぼ時を同じくして、日本の取引所でWTI原油先物へ間接的に投資できる環境が2つ整ったことになります。

 原油価格が高騰して注目を集めるなか、GMOクリック証券やIG証券などの店頭CFDも含め、日本でWTI原油への投資が盛り上がる舞台が整ったといえそうです。

岡三オンライン証券のくりっく株365ではキャンペーン
実施中

 くりっく株365の代表的な取り扱い会社の1つといえる岡三オンライン証券では、金ETFと原油ETFの上場を記念して、10月29日(金)まで「くりっく株365 祝!金・原油ETF上場 金貨プレゼントキャンペーン」を実施中です。

岡三オンライン証券の「くりっく株365 祝!金・原油ETF上場 金貨プレゼントキャンペーン」

 こちらは、キャンペーンにエントリー後、くりっく株365の新規・決済の合計取引枚数に応じて、抽選で以下の金貨などが当たるというもの。新規上場の金ETFと原油ETFの取引枚数は2倍でカウントされます。

岡三オンライン証券「くりっく株365 祝!金・原油ETF上場 金貨プレゼントキャンペーン」の抽選コース内容

 また、岡三オンライン証券ではザイFX!限定タイアップとして、くりっく株365の新規口座開設キャンペーンも実施中です。

 こちらのキャンペーンでは、12月31日(金)までにザイFX!経由で岡三オンライン証券のくりっく株365へ新規口座開設を申し込み、その際にキャンペーンコードを登録。2022年1月31日(月)までに口座開設を完了して5万円入金すれば、3000円がキャッシュバックされます。

取引不要でキャッシュバックされるこのようなキャンペーンは最近ではめずらしいです。くりっく株365の「原油ETF」に興味を持った人は、この機会にぜひ、岡三オンライン証券のくりっく株365へ口座開設し、3000円をもらいながら、「原油ETF」の様子をチェックしてみてもいいのではないでしょうか。

岡三オンライン証券の公式サイト岡三オンライン証券の公式サイト

(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、岡三オンライン証券の公式サイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)

「レバレッジ50倍で金(ゴールド)を取引できる新商品登場。ポジションキープのコスト激安。スタグフレーションの恐怖に打ち勝つ方法とは?」へつづく)

(ザイFX!編集部・藤本康文)

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SBIネオトレード証券のCFDでは、日米の株価指数と、米国市場に上場している企業の個別株を取引できます。個別株はApple・Amazon・Tesla・Microsoftなど、時価総額上位のグローバル企業を中心としたラインナップなので、気になる銘柄がきっと見つかるはず。個別株を取引できるCFD口座は限られているので、株式をCFDで手軽に取引してみたい方、株価の上昇と下落の両方を収益チャンスにしたい方などは、ぜひチェックしてほしい口座です。
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◆ FXTF GX-商品CFD(ゴールデンウェイ・ジャパン)
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※暗号資産を対象としたCFDサービスは除く
FXTF GX-商品CFD(ゴールデンウェイ・ジャパン)のおすすめポイント
ゴールデンウェイ・ジャパンの「FXTF GX-商品CFD」は、金、銀、原油、天然ガスの商品(コモディティ)4銘柄に特化したCFD口座。取引できる銘柄は限られていますが、ひとつのツールでFXやノックアウトオプションも取引できるほか、PC版のウェブブラウザ取引システムには高機能チャートツールの「TradingView」が搭載されていて、高度な分析から発注までをスムーズに行えるのが魅力です。
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◆ トライオートETF(インヴァスト証券)
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トライオートETF(インヴァスト証券)のおすすめポイント
「トライオートETF」は、あらかじめ用意されたプログラムの中から気に入ったものを選んで稼働させるだけで、自動売買(システムトレード)ができるのが魅力のCFD口座。収益率の高いプログラムを選択することで、値動きに一喜一憂したり感情に惑わされたりすることなく、コツコツと利益を積み上げていく運用を目指してくれます
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◆ まいにち金・銀(マネーパートナーズ)
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2銘柄 20倍
取引できる銘柄の種類(カッコ内は取引手数料)
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マネーパートナーズのCFDでは、米ドル建ての金と銀が取引できます。銘柄ごとに設定した価格になると知らせてくれる「ターゲットメール」、重要な経済指標の発表予定と結果が届く「指標アラートメール」などが提供されているのも魅力です。
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◆ ひまわり証券(くりっく株365)
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11銘柄 約50倍
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※自動売買利用時は投資助言報酬が別途発生

(147円)
※自動売買利用時は投資助言報酬が別途発生
ひまわり証券(くりっく株365)のおすすめポイント
「ひまわり証券(くりっく株365)」は、取引所CFD「くりっく株365」の専用口座。「くりっく株365」では、日本・米国・ドイツ・英国の代表的な株価指数と、金・原油などを対象としたETFをCFDで取引できます。「くりっく株365」を取引できる口座はいくつかありますが、「ひまわり証券(くりっく株365)」では独自の自動取引システムの「ループ・イフダン」を使って、CFDで自動売買(システムトレード)ができるのが最大の特徴です。
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「LION CFD」は、株価指数、商品、ETFを対象にした銘柄を取引できるCFD口座。約定力が高く、使いやすい取引ツールや豊富な情報コンテンツ、24時間対応の電話サポートなど、ヒロセ通商がFXで培ってきたノウハウがしっかり活用されています。個別株などは必要なく、CFDとしては一般的な銘柄と、ETFに関連した銘柄の取引ができれば十分という人にはおすすめです。
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