欧州時間でプーチン大統領が「ポジティブな進展」があったとして、コメントを発表した。それをうけてマーケットは大きくリスクテーク、それまでのポジション調整も巻き込んで、株価はジャンプした。
米国株はグローベックスの中で前日の高値を超えてきて、日経先物もナイトセッションで25520円まで跳ね上がった。しかし何がポジティブなのか、具体的な内容はわからない。そのうえウクライナ側からは何の進展もなしとの報告が出ている。
ユーロドルも上がり、1.10台に乗せてきた。そもそもがユーロを売りたくて仕方がなかったのである。逆張りにはなるが、とりあえずユーロドルを売ることにした。1.10台はかなり長い間ステイしていたように感じる。1時間以上もいたのである。ショートを持っている身としては長く感じられる。
ニューヨーク時間に入ると原油相場が再び上げ基調に戻り、それとともに米国株も値を切り下げていった。バイデン大統領が追加制裁を発表し、ロシアの最恵国待遇をカットするとしたものだからマーケットは完全にリスクオフとなった。米国株はそのまま日中の最安値圏で引け。総じて見ると、週を通してもその前の週と情勢はあまり変わっていない。
ユーロドルは早々の1.09台入りしてきたのだが、1.0986で利食いしてしまった。後から見ると1,09台の前半まで押し込まれている。失敗したとも思えるのだが、安値引けなのだから、また売り直せばよいだけである。ウクライナを取り巻く状況が変わっていない以上は、今週もユーロ売りをメインに据えるしかないだろう。
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