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 大きなイベントもないなか、昨日はクロス円が全面高だった。植田総裁の会見の後は円売り圧力が強まっていると言える。ユーロ円もいつしか146円に近づいてきた。ユーロドルも金利差が縮小するという方向で、なかなか落ちないのだからユーロ円は高くならざるをえない。

 私はCPIの出る水曜日の夜までは休んでおこうと思って、何もトレードは為なかった。またマーケットも見ることはやめて早々に寝たのである。

 今晩はそのCPIである。予想のコンセンサスは全体プラス0.3％、コア部分でプラス0.4％である。前月比の水準としては依然として高めのままだ。しかし前年比で見ると大きく下がっている。昨年の昨年の2月、3月に軍事侵攻が起こっており、この先がどうなるかわからない時期でもあったからだ。そのような時期と比べてもあまり意味が無いのは明らか。

 しかしマーケットでは短期金利の見通しでかなりの利下げまで織り込んでいる。1年先では現状から100ベーシスポイントの、さらにその先の1年後にはさらに織り込んでいる。見えにくいのは1年後の短期金利のありようである。果たしてそんなに下がる余地があるのか。

 すでに金利低下を見込んで金価格は2000ドル台が定着してきており、どうやら原油価格も年末までには100ドルを突破しそうだ。オマケに金利の付かない仮想通貨が人気を博してきており、ビットコインも3万ドルを超えてきた。

 指標が出た後は、しばらくはドル売りモードになるかもしれないが、結局のところはユーロ円が上がってしまうのではないかとも思っている。

日本時間 15時00分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
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