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 CPIが出た。全体は低めだったが、コア部分が高かった。ヘッドライン的には数字が小さかったということで、ドル金利は急低下し、ドル相場も大きくドル安に傾いた。ドル円は132円台まで突っ込み、。ユーロドルは1.10台にワンタッチ。金利低下を好感しての米国株買いが見られた。しかしやはりコア指数の大きさと昨今のコモディティ価格の高騰を嫌気して、すべてが反転に向かった。

 CPIが出る前にドル円は134円台まで到達していて、これから数字が低いことを期待しているはずなのに、なぜなにドルが買われているのがいぶかしく思った。ひょっとして数字はとても高いのではないか。そう思わざるをえない。それとも今の相場が間違っているのか。確かにユーロドルは高いままで、ドル安水準をひたすら維持し続けている。

 私はドル円をショートに振ってみることにした。もしもダメでも134.30くらいで速攻で切ればよいと思った。ストップ注文が効かなくても、10ポイントも飛ばされないだろうと覚悟して。

 結果としてはドル円は下がったのだが、ユーロドルが十分に上がっており、それからさらにドル安方向に進む余力が見られない。力尽きたら後は利食い売りになると思い、ドル円の下げも限定的だと思った。ドル円は利食いで買い戻したはしたものの、その後のドル円の上値は重くなってしまっている。

 次回のFOMCでの25ベーシスの利上げ予想は、CPIによっては覆っていないようだ。CPIは遅行指標の傾向があるので、今晩のPPIの結果が待たれるところ。

日本時間 15時20分

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