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 パウエル議長は明確に今後も利上げするといっているのに、マーケットでは思ったよりもタカ派的ではなかったという評価が高いようだ。むしろあんまり利上げは切迫しておらず、利下げの方に興味があるといった格好だ。米経済も良くて、次がいつの利下げモードになるかも不明なのに、それだけを期待してのリスクオンが強まった。

 ドル金利は高止まってはいるものの、さらに一段上昇をしているわけではない。それにつれてドル相場も上がっているわけでもない。それを好感しての米国株買いが強まっているのである。

 アジア時間からドル円は上がりそうで上がらなかった。何とか146円台の大台を割れずに値をしっかりと保ってはいた。そしてニューヨーク時間に入ってようやく今年の最高値をクリアしてきたのだが、それでも値幅は少ない。とくにドルが猛烈に買われたという感じでもなかった。

 ドルとしての反応の鈍さはユーロドルにおいてよりハッキリしている。レンジが50ポイントもないのだ。これでは材料の消化というどころではない。私も昼間からドル円のロングで持っていたのだが、あんまりにも動かない相場を見て早々にポジションをクローズして寝ることにした。

 今週は雇用統計もあるので、相場のほうはあまり動かなくなるだろう。パウエル議長もデータ次第だと言っているのだから、出てくる経済指標の重要度は増してきている。

日本時間 15時20分

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米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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