雇用統計では失業率が上昇したことで米国内の景気減速が確認された形となって、金利上昇局面の最終段階は過ぎたのではないかとの観測が強くなった。それで指標の発表直後はドル金利の低下とともにドル相場が下落。
しかしこれだけ高い米国株に対して、本当に来年早々にも景気後退があるのかどうかも疑わしいという見方もなされ、マーケットではすぐに反転の動きが出てきた。ドル円は144円台まで突っ込んでいたのに、最終的には146円台まで切り返し。米国が3連休に入るというのも、ポジション調整を急がせた要因のひとつであろう。
ドルを売っていこうにも、ドル金利は大きく下がって来たわけでもない。だから突っ込み売りはしにくいのだ。そしてここしばらくのドル円のコアレンジである144円から146円の間に収まるだろうという観測も強い。そのなかでどちらかのサイドにブレークしていくには、さらなる大きなショックが必要であろう。もう9月利上げ見送りというだけでは市場の材料にはなりにくい。
今週は特に材料が少ない。中国が景気対策で躍起になっているので、その方面からのリスク状況の変化に注目しないといけないのかもしれない。
日本時間 15時00分
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米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
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