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 いよいよドルの長期金利も目立って上がってきた。長期金利の代表である10年債では利回りが4.5％を超えてきてからというもの、ほとんど戻らずに最高水準をトライしている。

 先週のFOMCでのタカ派姿勢に加えて、今月末までにも追加でのつなぎ予算を作らなければいけないというのが、また政府機能のシャットダウンへと思惑を寄せている。それが国債の格下げにとってネガティブだと判定されるからだ。

 そして原油価格も94ドル台まで上がってきた。やっぱり価格調整は小さくて、今回の押し目もそれほどでもなかった。世界的に脱化石と言っているのだから、準備も不足だろう。一晩でも100ドル台の突破はありえる。それだけ買えていないバイ・サイドが多そうだ。

 肝心の為替相場はFOMC後はほとんど緩みのない強いドル相場となった。ドルが下がる局面があったにしてもコレクションの域をはみ出さず、したがって大きなディップもない。ドル円は149円台の後半まで買い進まれ、サイコロジカルな150円ちょうどが控えているだけだ。心理的に150円では多少はもむだろうが、それも時間の問題のような気がする。

 そしてここにきてユーロドルの下げが加速してきた。昨日は今年の最安値をブレークする動きを見せて、1.04台に突っ込んだ。ドル円では口先介入などがでてきて怖いかもしれないが、ユーロドルならば安値を突っ込んで売っていっても不思議と安全に感じられる。

日本時間 15時15分

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