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 週明けのマーケットでは、ドル円が149円台だったので安く見えて仕方がなかったのであろうか、プレーヤーのほとんどの買い意欲をそそった。それだけ150円台への回帰には安心感と強い信頼性があったように思われる。

 したがって仲値決めまではドル円やドル円やユーロ円での買いが先行した。とくにドル円でのムシャムシャぶりは簡単150円台に戻すのを想起させた。また日本株も今年の高値を狙う展開になって、それが一層のドル円の上げを助長した。

 私も週明けはブルっていたので、また値ごろ感も手伝って、ドル円を買って始めた。しかしドル円のロングも、お昼までは持たなかった。1回の損切りの後は、意外とも思えるほどの深押しとなった。まさか148円台まで見ることになろうとは想像が付かなかった。

 昨日はマーケットの材料が少なかったので、20年債の入札に関心が集まった。レギュラーものの4半期入札を終えた後での追加の大量募集なので、その消化具合が心配されたのだ。

 しかるに入札結果が終わる時間までは債券相場は軟調であり、長期金利は上昇気味であった。しかし入札はそれほども悪くなかったので、債券のショートカバーを誘った。長期金利は低下して、それが米国株の底堅さにもつながった。

 一方で日経先物のほうはナイトセッションで下落。33185円まで安値をつけた。これは昼間の東京時間での高値の33870円から比べると700円近くの下落幅になる。これはドル円の下げが効いていたものと思われる。

 今晩も市場の材料が少ない。リスクセンチメントの継続となるかに注目が集まるFOMC議事録とエヌビディアの決算くらいだ。やはり米債の動向に振り回される1日となろう。

日本時間 15時10分

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