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田向宏行式 副業FXのススメ!

10月はユーロ/米ドルが大きく方向を変える可能性があっ
た転換期だった! 誰にでも難しいレンジ相場を、値動きの
事実から毎日確認し、参加者の思惑を裏付けるのが重要

2023年11月07日(火)13:13公開 (2023年11月07日(火)13:13更新)
田向宏行

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10月はユーロ/米ドルが大きく方向を変える可能性があった転換期だった

 メルマガ「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」では、先月(10月)から主に、ユーロ/米ドルのチャート分析を配信してきました。

 そして、先週(10月30日~)の米雇用統計前に開催したオンライン交流会では、なぜユーロ/米ドルにこだわって配信していたのかをお話しました。

【※関連記事はこちら!】
FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も。次回は11月3日20時30分から開催!

 それは、ユーロ/米ドルが大きく方向を変える可能性があった転換期だったからです。

 結果的に、メルマガをちゃんと読んで頂いた方には、日足の流れが変わる期間に、じっくり値動きを分析する経験になったのではないかと思っています。

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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

10月10日に日足のダウ理論が転換して、下方向の動きがいったん終了。メルマガ読者は買いポジションを構築できたはず

 ユーロ/米ドルは、10月3日(火)に1.0447ドルの安値を付けてから、日足が調整入りしてレンジになり、その後、10月10日(火)には、日足のダウ理論が転換して、日足の下方向の動きがいったん終了しました。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

メルマガ読者の方は、この10月10日(火)以降、ユーロ/米ドルの買いポジションを構築していったはずですし、その後のメルマガでも書いたように、ポジションを追加したり、コストの悪いポジションを整理し、よりコストの良い有利なポジションに切り替えた人もいるはずです。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2023年10月13日(水)11:18の配信メールより抜粋


EURUSD 日足レンジ内の推移
日足のダウ理論に忠実な人は、一昨日の転換で買いポジションを持っているでしょう。そのポジションの損切は1.048の下にあるはずです。
より積極的な人は、日足レンジの転換で買いポジションを作るとともに、昨日の下落で日足の下の壁に近づいたタイミングで買いポジションを作ったかもしれません。

 そして、11月3日(金)の米雇用統計後に1.07ドル台に乗せて上昇して、先週は1.0750ドルの壁の手前で、いったん止まりました。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 10月初旬の同じ時期に、英ポンド/米ドルについても配信していますが、こちらは値動きの分析から、早々に方向感がなくなったため、撤退して手を出すのをやめています。

大きく相場が転換するレンジは、誰にでも難しい相場になる。毎日値動きの事実を確認し検証するのは、地味だが重要な仕事

 このユーロ/米ドルと英ポンド/米ドルの10月は、これまで続いてきた米ドル買いの動きが変わりつつある、大きな変化の中にありました。

こうした転換期はとても重要です。

 トレンド相場であれば、誰でも比較的簡単に利益を得ることができます。値動きの方向に従い、損切設定を間違わなければ、利益になる相場だからです。

 しかし、大きく相場が転換するレンジは、方向性が弱いかハッキリしていないため、誰にでも難しい相場になります。

 この難しい相場を、毎日チャートチェックして、値動きを分析する作業は、単純で誰にもできるけれど、案外誰もやらない地味な分析仕事です。

 ですが、この作業を通じて、相場の変化がどのようなものなのかを、毎日値動きの事実から確認し、市場参加者の思惑を考え、検証していくことができたはずです。

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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!

相場が転換しようとする場面で、売り手と買い手のさまざまな思惑が交錯するのが、一般にはレンジと言われる値動き

 移動平均線などのテクニカル指標は、誰にでも簡単に見ることができ、パッと見で相場が見えるような気がします。

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 しかし、実際は、毎日の値動きの中に、多くの参加者の葛藤や思惑、欲望、不安があります。

 それは、相場で取引している私たち自身が一番感じているし、知っていることです。

 そうしたトレーダーの思考の結果、取引の結果がローソク足になります。

長い時間軸では、何か大きな材料で、相場の参加者のポジションが一気にひっくり返ることは稀で、実際は、この米ドルの動きのように、緩やかに時間をかけて変化していきます。

 そこには、売り手と買い手それぞれの立場や、ポジションの位置などから、さまざまな思惑や考えがあって、全部が単純に一気にひっくり返りにくいという値動きのしくみがあります。

 こうした値動きのしくみを知り、自分とは反対の立場にいる、市場参加者の思惑をはかり知ろうとするのが、もっとも基本的な相場分析ではないでしょうか。

 相場が転換しようとする場面で、売り手と買い手のさまざまな思惑が交錯するのが、一般には「レンジ」と言われる値動きです。

相場を動かすのが多数派であることは、動かすことのできない絶対の事実

相場を動かすのは多数派です。

これは動かすことのできない絶対の事実です。

 だからこそ、単に景色としてのローソク足やテクニカル指標ではなく、相場の中の息遣いを見つけて、そこから戦略を考えることが大事ではないでしょうか。

 私はそうした取引を大事にしています。


【ザイFX!編集部からのお知らせ】

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 FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。

 さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。

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