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田向宏行式 副業FXのススメ!

米ドル/円は149.18円を割り込み、日足で下げる可能性が
高まった! ただ、147.14円からの急騰は売り手優勢と言
えない状況を示唆。147~152円のレンジになる可能性も

2023年11月28日(火)14:11公開 (2023年11月28日(火)14:11更新)
田向宏行

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【オンライン交流会開催のお知らせ】

 田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』内で開催されている、オンライン交流会の第4回目の開催が決定しました!

 開催日時は、12月1日(金)20時30分からで、参加できるのは11月21日(火)までにメルマガ購読者となった方です。2023年のFX相場も残り1カ月、全国のみなさんと交流しながら乗り切っていきましょう。

 「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

【※関連コンテンツはこちら!】
FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた!参加者同士の交流も。次回は11月3日20時30分から開催!

田向さんがZoomで初開催したオンライン交流会の様子
田向さんがZoomで初開催したオンライン交流会の様子

米ドル/円は149.18円の日足レンジ下限を割り、下げる可能性が高まったが、147円にサポートされた

 米ドル/円は本稿執筆時点(11月27日午前)で147円がサポートされていて、ここを割らないと下げません。おおまかに147円から152円で5円幅のレンジになる可能性があります。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

 米ドル/円は11月20日(月)に149.18円の日足レンジ下限(11月3日、11月17日安値)を割り込んだため、値動きの原則どおり下落しました。この値動きで日足は下げる可能性が高まりました。

 しかし、下方向への動きは翌11月21日(火)に147.14円で止まり、その後一気に149円台まで戻されました。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

11月13日に10月31日高値151.71円を上抜けた時点で、日足レンジ下限が149.18円に切り上がっていた

 米ドル/円の動きを振り返ると、11月前半は昨年10月の介入高値151.93円が意識され、ここを上抜けできるのか、上抜けたら介入が入るのかなどが市場の話題となっていました。

 値動きは、11月13日(月)にそれまでの高値だった10月31日(火)高値151.71円を上抜けます。

 これにより日足週足のレンジも切り替わり、この日のメルマガでは、介入が入らなかったとしても、切り上がってきたレンジの下限を割れば、下げに転じる可能性をご案内しています。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2023年11月13日(月)16:29の配信メールより抜粋

ただ、先ほどの高値更新で日足レンジが更新されたため、チャートポイントに記載の通り日足レンジ下限は11/3安値=149.18に切り上げました。
また週足もレンジの下限が10/30安値=148.79に切りあがります。
これにより、もし介入でも、そうでなかったとしてレンジの下限が上がってきているので、これらを下抜けるとダウ理論では転換することになります。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

介入のことを考えると、152円手前では売り手が優勢で、買い手は萎縮しやすかった

152円手前では介入期待の売りポジションが増えたでしょうし、こうした売り手が増えれば、値は上がりにくくなります。

 買い手側から考えると、152円を上抜けたとしても、その先はいつ来るかわからない介入に備えなくてはならず、下手をすると一気に押し下げられて大きな損失になることも考えることになります。

 となれば、買い手は萎縮して縮小しやすく、この点でも値は上がりにくくなります。

 買い手からすれば、高値を買うより介入などで下げたところで買おうと考えやすくなります。

151円付近を割れば、調整狙いの売り仕掛けができた

 翌11月14日(火)の配信では、151円付近を割れば売り仕掛けできることをご案内しています。

 前日に配信した152円の壁に加え、11月10日(金)安値が151.21円、11月13日(月)安値が151.19円なので、151円付近を割り込むと、151円台前半の壁を割って日足が調整入りする可能性があるからです。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2023年11月14日(月)9:16の配信メールより抜粋

このため、上は引き続き152円付近を上抜けるかどうか、下は金曜と昨日の安値のある151円付近を下抜けるかどうかが注目されます。
となると、152円の上に買い逆指値を置き損切りは151円割れとする上方向の戦略と、151円割れに売り逆指値を置いて損切りは152円の上という、どちらも1円幅のリスクですむ戦略を立てることが出来きます。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

調整狙いの売り仕掛けは、レンジ内で下落した後に再び上がることもあり、実際にそうなった

 ただ、ここでの売り仕掛けは、あくまで調整狙いである点もご説明しています。レンジ内では少し調整で下落した後に再び上がることもあるので、深追いできる状況ではありません。

 このため、11月14日(火)安値や11月15日(水)安値が150円を割らなかった時点で、151円付近の売りポジションについては、決済または損切りを建値の下へ移動させることをおすすめする配信を、11月15日(水)にしています。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2023年11月15日(水)8:27の配信メールより抜粋

介入に備えて151円下に置いた注文が執行されて売りポジションができている方も多いと思います。
現在値の150円台には、日足21SMAがあると共に、ここは日足レンジの61.8%付近にもなっています。またUSDJPYはこれまでも下げると買いが出てくる傾向があります。
このように150円の壁、日足レンジの61.8%、買いが入りやすい傾向などから、このまま下げるかもしれませんが、売りポジションのある人は損切りを建値の下に移動させて損失が起こらないようにする方がよさそうです。

 150円は誰もが意識する相場の大きな壁と考えられるからで、実際、11月15日(水)に150.04円の安値をつけたあとは151.41円まで上昇しました。拙著『相場の壁とレンジで稼ぐFX』などでもご案内した通り、レンジ内なのでこうしたことは当然起こりうることです。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

安心して仕掛けることができるのはレンジを割るタイミング。それが起こったのが11月20日だったが、147円の壁に止められた

 こうなるとレンジ内の動きなので、安心して仕掛けることが出来るのは、レンジを割るタイミングになってきます。

 11月16日(木)の配信でも149円付近に注目していますが、それはここで売り手と買い手の力関係が変わるからです。

それが起こったのが11月20日(月)で、149.18円の日足レンジ下限(11月3日、11月17日安値)を割って、本格的に下げる可能性が示されました。

 ただ、この下落も149円割れから約2円下げて、翌11月21日(火)安値147.14円で下げ止まります。

 こうして現在に戻り、本コラム冒頭の147.14円が当面の底となります。ここでも147円の壁で止められているので、翌日には149円台後半まで戻しています。

米ドル/円 日足(冒頭部を再掲)
米ドル/円 日足チャート(冒頭部を再掲)

(出所:TradingView

米ドル/円は下げる可能性があるが、147円付近の動き次第では当面、約5円弱幅のレンジ内の動きが続く可能性も

 日足のダウ理論やテクニカル指標は下向きになったものの、147円手前で下げ止まったということは、ここで売り手が利確したか、強い買い手が現れたかということが考えられます。

 少なくとも、これまでの売り手優勢とは言えない状況が起こっていることを値動きは示しています。

 それでもダウ理論に従うと、日足週足のレンジを下抜けたので下げる可能性があります。ただ、147.14円からの急騰でも示されるように、相場は売り手と買い手が交錯しており、上がれば売り手が強まり、下げると買い手が強まりそうです。

当面は約5円弱幅のレンジ内の動きが続く可能性があり、もし下げるなら、まずは147円付近の動きが注目されます。


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田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!画像

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